「ダブル不倫は辛い」に関する専門家の意見やアドバイス
すぐやめるべき「ダブル不倫」の関係性
ダブル不倫は、大きな秘密を共有する関係だけあって、当人同士は盛り上がるのかもしれませんが、バレればお互いの家庭を壊してしまいます。『「絶対ダメ」は勘違い ダブル不倫 楽しみます』(YUKI)には、以下のような記述があります。
「ダブル不倫をして多くの人々は彼らの家族に何かの不満を持っています。
多くの人が不満を解消するために浮気を始めます。
浮気は家でのプレッシャーを軽減し、家で気分が良い人もいます。
しかし、多くの女性は情事と愛に夢中になっています。
関係を楽しむ準備ができていて、関係に夢中になっていて、家族と家事が彼のそばにいるとき、それはバイセクシャルの関係を持つ時です。
彼から少し距離を置いてください。
問題は、毎日彼のことを考え、自分の家を無視する日がますます増えていることです。
離婚する予定がない場合は、中毒になるようなダブル不倫はお勧めしません。
子供がいる人にも同じことが言えます。
浮気相手との付き合いはとても悪いと言えます。
浮気に夢中になって自分が見えない場合や、距離を保つなどの対処法を考えないと大変です。
すべてを失わないように落ち着いてみましょう。」
家族に不満があるから、家族以外のところで満たされない思いを埋めるのは決して良いとは言えません。本来の問題を解決できないまま、さらに良くない道へと足を踏み入れています。関係を断ち切ることは、なかなか難しいことですが、浮気相手はともかく、家族まで失わないように、大切にすべきは何かをよく考えましょう。
「自分で稼ぐ女」にはダブル不倫する余裕がある
ダブル不倫を楽しむ女性には、「自分で稼ぐ力がある」という共通項があるといいます。『不倫女子のリアル』(沢木文)には、以下のような記述があります。
「結婚し、30歳前後で子供を産んだアラフォー女性のなかに、最近、妙に艶っぽくなったなと感じる人が増えた。筆者は仕事柄、女性の変化には敏感だ。その変化について、本人に感想を告げると、彼女たちは”実は……”と夫以外の男性との恋愛について語り出す。
印象的だったのは、子供を育てながら働いている女性の不倫が少なくないことだ。彼女たちは家庭と仕事と育児の両立だけでも大変なのに、ちょっとした隙間の時間を見つけては、恋愛という名の美容液を心にたっぷりすりこんでいる。営業の合間にラブホテルで、出張先のビジネスホテルで、誰にも知られないように、束の間の逢瀬を楽しむのである。
『私は離婚する気はない。いつまでセックスできるかわからないんだから、できるときにしようと思う。結婚とセックスは別物なのに、一緒に考えすぎ』というのは、ある会社経営の女性だ。彼女は、子供3人を育てながら、2人の年下男性と恋愛を同時進行している。もちろん、夫のことも大切にしている。
夫婦ではセックスレスになっていても、新たな恋人から愛の言葉をささやかれ、愛撫される、すると、心が潤うからか、子供に声を荒げたり、手を上げたりすることも少なくなったといい、余裕で育児をしているように感じられた。
家庭も大切にしつつ、不倫も楽しむ。不倫相手に対し、極度に深入りしないのは、自分の”基盤(仕事と家庭)”にどっかりと腰を下ろし、びくともしないからだ。つまり、波風を立てず、ひそやかな娯楽としての不倫を楽しんでいる。
そういう女性の共通点を探ったところ、”稼いでいる”というキーワードが浮かび上がってきた。本章での”稼ぐ女”とは、母と子供2人の親子3人で豊かな生活ができるとされる年収500万以上とした。浮気がもしも夫にバレて離婚を切り出されても、子供の手を引いて家を出ていく自由がある女性のことだ。
そこまで稼げる女は、余裕と自信がある。『管子』の”衣食足りて礼節を知る”ではないが、他人への配慮もあり、人として魅力的だ。取材した女性の1人は、『よく不倫したら子供も夫も悲しむというけれど、うちの家族はそんなんで悲しむほど薄い人間関係じゃない。みんな重く考えすぎなのよ(笑)』と話してくれたが、その笑顔は菩薩のようだった。」
このように、自分で稼ぐ力があり、夫に浮気がバレて離婚を切り出されても自立して生きていくことのできる女性の場合、「結婚とセックスは別」と割り切って不倫関係を楽しむケースが少なくないようです。ダブル不倫には大きなリスクが伴いますが、それを引き受ける覚悟があるからこそ、余裕が生まれるのでしょう。
リスクが2倍!それ以上?ダブル不倫がバレたらどうなる?
ただの不倫ではなくダブル不倫ともなると、リスクは2倍、いやそれ以上になる可能性があります。『不倫の教科書 既婚男女の危機管理術』(長谷川裕雅)には、以下のような記述があります。
「W不倫は一般的には、相手が既婚であると当事者双方が認識しているのであれば、割り切った関係を維持できるため、リスクが少ないようにも感じられます。仮に不倫関係を終わらせることになっても、互いに不倫の事実をなかったことにして元の家庭に戻ることができます。一方が既婚者で他方が未婚者である場合は、立場が異なるために未婚者側が既婚者側に離婚を迫るようになってトラブルに発展する可能性がありますが、既婚者同士の場合は『家庭を守りつつ恋愛を楽しむ』というセーフティな関係でいられます。こうした『利点』もあり、容易にW不倫に走るカップルがいるのでしょう。
しかし、下手をすれば、既婚者同士のW不倫はリスクが2倍になりえます。つまり、双方に配偶者がいる以上、発覚した場合は、不倫相手の配偶者と自身の配偶者という二人から責められることになるのです。不倫相手の配偶者から不法行為に基づく損害賠償を請求される可能性があるのはもちろん、自身の配偶者からも離婚を突きつけられ、あげくの果てには慰謝料や養育費を支払わされる羽目になるかもしれません。また、自身が離婚に至らず、不倫相手が離婚に至った場合、不倫相手から『あなたも離婚して、一緒になってほしい』と追い詰められる可能性もあります。双方が既婚者であるという元々の『安心感』が、翻って大きな足かせに転じてしまうかもしれないのです。
とりわけW不倫の場合、既に双方の夫婦関係が破綻状態にあるケースも少なくありません。このように『不倫に至る前に既に夫婦関係が破綻していた』場合は、配偶者の不倫相手に不法行為の慰謝料を請求することができないこともあります。」
ダブル不倫の場合、片方が独身である場合に比べて愛憎のもつれが起きにくいかもしれませんが、バレたときにはお互いの家庭に被害が及ぶため、修羅場も二倍になる可能性があります。双方の配偶者から責められたり、慰謝料を求められたりすることも考えられるため、相応の覚悟が求められるでしょう。
<参考文献>
『不倫女子のリアル』(沢木文)
『不倫の教科書 既婚男女の危機管理術』(長谷川裕雅)
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