「セフレを好きになる」に関する専門家の意見やアドバイス
男性にとって、セフレとはどんな存在?
とにかく彼のことが好きで、セフレでも構わないと体を許し続けている女性は少なくありません。男性側はどういう気持ちでセフレという関係を続けているのでしょうか。『メンタリズムで相手の心を97%見抜く、操る!ズルい恋愛心理術』(ロミオ・ロドリゲスJr.)には、以下のような記述があります。
「世の中には体の関係と割り切ってセフレ(セックスフレンド)の関係になる男女がいます。
セフレに対する男女の認識は違います。
女性は多少なりとも好みの男性でないと、そういう関係になれません。これに反論する女性はいないでしょう。なぜなら、まったく好みではない相手など、誰とでもセックスできるわけではないと実感しているからです。
そして、相手に対する『好み』が入るということは、その関係性に必ず『情』も湧くということです。
さて、ここまでは女性側の話です。
一方の男性といえば、情なしでもセックスはできます。その証拠にお酒が入って、酔っ払ってしまえば、自分のタイプではない女性でも、そのときだけはかわいく見えたり、きれいに見えたりするものです。
(中略)
男性には非常にずるいところがあり、あなた以外の女性とセックスして『なんで浮気するのよ!』などと非難されても、『えっ、だってオレたち、つき合ってないじゃん!』と言い逃れできるように、あえて『つき合おう』と宣言しない人もいるのです。ほかでも遊べるように、また言質を取られないようにしているのです。
セフレに対する男性の対応は、実にわかりやすいのです。
まずは用のあるとき以外、女性に連絡はしません。用があるときとは、セックスをしたいときと決まっています。
次に、平気で女性にお金を出させます。食事代やホテル代なども割り勘です。中には全額出させるというホストみたいなツワモノも存在します。
もし、男性が出張で遠く離れたところにいても、平気で電話してきて『〇〇ちゃん、今から来てよ。待ってるから』などと自分の都合を押し通します。もちろん女性がそこに行くまでの交通費を出してなんかくれません。
このように、男性の場合、セフレと決め込んだ女性には、残念ながら一切の情はないのです。」
セフレに対して、男性は体だけの関係と割り切っているケースが多いようです。しかし女性のほうは、男性に少なからず情を抱いていることが大半で、セフレを好きになってしまう場合もあるため、気持ちがすれ違ってしまうのかもしれません。
セフレから本命彼女に昇格できる?
「セフレ」という男性にとって圧倒的に都合の良い関係を、内心では理不尽に感じている女性も多いでしょう。しかしそれでもやめられないのは、「いつか本命の彼女に昇格できるかもしれない」という期待があるからかもしれません。『大好きな人が振り向いてくれる本:ムリめの彼・気のない彼・愛が冷めた彼』(ANNA)には、以下のような記述があります。
「あなたは彼の本命の彼女になりたいけれど、彼とセフレ関係になっているとします。
だけどどんなときでも、あなたには『この関係はいやだ』と終わらせる権利があります。
『つきあうまでは関係をもたない。つきあったら関係をもつ』。これだけでいいのです。
あなたと彼は対等です。彼が選ぶ立場で、あなたが選んでもらう立場なんて決まりは、あなたの中にしかないのです。
彼は、今のところあなたとつきあいたくはないけれど、セックスできるならしたい、と思っています。でもあなたがいやなら、それは実現しないのです。
あなたがモヤモヤしながらも行動しているときに、『被害者意識』が発生します。
だけど実際、被害者でもなんでもないのです。拉致されたわけでもナイフでおどされたわけでもありません。彼が去っていくのが怖くて、そうしているのはあなたの意志です。
(中略)
世の中には、セフレから本命になった例など、いくらでもあります。
都合のよいキープから結婚した例も、いくらでもあります。
『セフレ』と固定されて変わらないものではなく、関係なんて、あなたが変わる、または彼の状況や気持ちが変わればいくらでもうつろい変化する、もろいものなのです。
『セフレでつらい』という女性のお話を聞くと、たいてい『好きだからつきあいたい』ということをきちんといっていないのですね。そしていったとしても、彼にはぐらかされると、結局彼とはなれたくなくて関係をつづけ、彼の思いどおりになってしまいます。
問題はそのときです。『被害者意識』をもちながら関係をつづけないでください。被害者意識はあなた自身から『どうせずっとセフレ』というセフレオーラを出してしまうのです。
もしつづけるなら、『私がしたいからする!』と堂々としましょう。そう想えなければ関係をもつのをやめましょう。そのリンとした姿からは、本命オーラが出ているのです。」
セフレという状態を続けてしまっている女性は、今の関係を続けることでしか彼と一緒にいる方法がないと思っているのかもしれません。しかし、自分を大切にするためにも、勇気を持って「本命彼女に昇格したい」という気持ちを伝えるか、きっぱり関係を断ち切ったほうが、幸せな未来へ近づくのではないでしょうか。
<参考文献>
『メンタリズムで相手の心を97%見抜く、操る!ズルい恋愛心理術』(ロミオ・ロドリゲスJr.)
『大好きな人が振り向いてくれる本:ムリめの彼・気のない彼・愛が冷めた彼』(ANNA)