フェラに関する専門家の意見やアドバイス
フェラをしている方も気持ちが良い!
「わたしの場合、男性に手コキをする際には、『触っているほうも気持ちいいよ』と相手に伝えます。これは嘘でもなんでもありません。
男性に気持ち良くなってほしくて、その反応に敏感になっている状態でペニスを触ると、わたしの指も本当に気持ち良くなってくるのです。(
中略)互いの気持ち、快感を、性器だけではなく全身を使って通わせる――。それが本当に気持ちいいセックスなのです。」
これは、『ヒアリングセックス』(長谷川瞳)に書かれていたものです。どれだけのテクニックでフェラをしても、最終的に大切なのは「相手を想う気持ち」だという事が解るのではないでしょうか。
フェラをするときにも、自分が気持ち良さを感じると相手も気持ち良さを感じる、という感覚を味わうことが、より“感じるセックス”をするためのポイントだと言えるでしょう。
フェラ=口だけではない
フェラは口で行う性行為の事ですが、だからといって口のみを使用しなければならない訳ではありません。フェラが上手な女性は手もうまく使用するのです。
この件について『ずっとずっと愛し合いたい セックスしつづける男と女のルール』(宋美玄)では、以下のように書かれていました。
「そこでオススメなのが、ローション。エロティックな用途や、年配の女性が使うものといったイメージを抱いている人が多いかもしれませんが、よりセックスを楽しむために優れたラブグッズです。
ドラッグストアなどでも販売されていますし、ここ数年の間に香りやテクスチャーが進化して、選択肢も増えました。以前よりもカジュアルなアイテムとして、気軽に試せるようになったと思います。(中略)
ペニスの根本までたっぷりローションを塗って、手で愛撫しましょう。男性にとって、ローション+手の愛撫はいつも以上快感です。
ローションを使っていることが刺激になって、普段ならば口にしづらい言葉も互いにすんなり言えるのではないでしょうか。」
口だけではなく手を使う上、滑りを良くするためにローションを使用する事をおすすめしているのです。少し抵抗があるかもしれませんが、ローションはアダルトグッズの中でもとてもライトに使えますよ。
お値段も手頃なので、ぜひチャレンジしてみましょう。
男性が声を出している=快感ではない
女性は愛撫を受けると声を出してしまう人が多いですよね。では、男性はどうでしょうか。あまり声を上げないイメージの方が強いかもしれませんが、気持ち良いとつい声を出してしまう人もいます。
しかし、声を出しているからと言って絶対に気持ち良い訳ではないのです。
『しみけん式「超」SEXメソッド』(しみけん))では、以下のような事例が紹介されています。
「尿道口に舌を入れてくる女性がいます。男性は『あっ、あっ』と声を上げますが、実は刺激が強く、『やめて!』という意味の『あっ』かもしれません。
リアクションが大きい=気持ちいいとは限らず、むしろ痛い場合もあるのですが、相手が『気持ちよくしてあげよう』という善意があるため、申し訳なさが先行し言えないでいるのです。」
これは男性に愛撫されている時の女性にも身が覚えがあるのではないでしょうか。男性が一生懸命気持ち良くしてくれているけれど、実は痛い…でも言い出せない。そうした事と同じなのです。
確かに尿道は気持ち良くなれる部分ではありますが、それと同時にかなり敏感な部分のため、愛撫する際は気をつけましょう。また、しみけん氏は手でペニスを愛撫する際の女性の勘違いについても述べています。
「手でペニスを愛撫する(手コキ)とき、良くある勘違いが『強く・速くしごけば気持ちいい』と『皮をむいた方が気持ちいい』。力任せにしごく人がいますが、これでは痛いだけです。」
これも男性に愛撫されている時の自分を思い出してみましょう。男性がAVをセックスの教材としていると、ガシガシ責め立てるような前戯をしてくる事がありますよね。もしかすると、女性も同じような事をしてしまっているかもしれません。
性器はとても敏感な部分です。優しくゆっくりていねいに、を心がけましょう。
<参考文献>
『ヒアリングセックス』(長谷川瞳)
『ずっとずっと愛し合いたい セックスしつづける男と女のルール』(宋美玄)
『しみけん式「超」SEXメソッド』(しみけん)