我慢できない！男性が彼女にムラッとなる瞬間とは？

男性の性欲は女性が思うより複雑？

女性の中には、スタイル抜群な女性がセクシーな衣装を着れば、男性はみんな興奮すると考えている方もいるでしょう。しかし、男性はそんなに単純なものではないようです。『大好きな彼をかならず手に入れる　恋愛の極意』（志摩純一）では、男性がどんな時に女性をセクシーだと感じるのか、その心理について解説しています。

「女性が男性から愛されるコツは、洋服を完璧に着こなすのではなく、ほんの少しスキを見せる着方をすることにあります。例えば、完璧な大人の女性は、ブラウスに映る下着の色にまで心を配り、透けて見えない配慮をします。ところが男性は、多少汗ばんできた背中に浮かぶ、彼女のブラジャーのラインを、実にセクシーだと感じるものなのです。

もちろん、外国人女性のように胸が見えんばかりの大きく開いたドレスを着ている女性も、確かにセクシーではありますが、男性にとってはショーガールを見ているようなもので、自分にとっては別の次元の女性に感じられ、それほど魅力的には映りません。なぜかというと、男性は、みんなの見世物になっているような女性を脱がすのなんて、ツマラナイからです。自分だけにしかセクシーな部分を見せない女性を脱がすことに、価値と喜びを感じるのです。」

彼氏に興奮してもらいたいからと露骨にセクシーな衣装でデートに向かうのは、逆効果になる場合もありそうですね。

性欲には大脳皮質の前頭前野が関係

そもそも男性はどういったメカニズムで性欲を感じているのでしょう？『Tarzan特別編集 新版 性学』（マガジンハウス）では、次のように書かれています。

「動物と異なり、ヒトのセックスは単なる生殖活動に留まらない。非常にメンタルな精神活動としての営みと言ってもいい。どうしてそうなるかといえば、五感から受け取った情報が前頭前野で集約されて処理され、 このとき大いなるイマジネーションが働くからだ。 『パートナーの肌に触れる』→『その柔らかいカラダに包まれたいと思う』、『女性のいい匂いを嗅ぐ』→ 『いい香りのする女性の裸を想像する』という具合だ。

その一方、セックスに関する外的刺激が溢れている現代社会で、人々がのべつまくなしに性欲に駆られずに済むのも前頭前野が理性を働かせているおかげ。場所やタイミングを不適切と捉えればストップがかかる。男性の中には風俗にまったく興味を示さないというタイプもいる。彼の脳の中の前頭前野が、愛情のないセックスに価値を見いだしていないという可能性は高いのだ。」

イマジネーションつまり想像が膨らむことで、性欲が掻き立てられるということですね。また、所構わず性欲に駆られるわけではない、という点にも注目。彼氏に「もう我慢できない！」と言わせるには、場所も選ぶ必要がありそうです。

彼氏をその気にさせるための具体的な方法は？

では、具体的には、どのようにすれば彼氏をその気にさせることができるのでしょうか？『オトナ女子のためのモテしぐさ図鑑 (美人開花シリーズ)』（中井 信之）では、隙を作り、男性をドキッとさせる仕草についてアドバイスしています。

「隠れていたものが現れる......男性はそこに 『隙』を感じるわけですが、『ワキ』もまた普段は隠れている『隙パーツ』。だからこそ、挑発的とされるポーズはみな、 手を頭のうしろに上げているのでしょう。ピカソの有名な絵画『アヴィニョンの娘たち』 （1907年）にも、ワキを見せて挑発する、 売春婦たちの様子が描かれています。このカラクリを利用したのが『ワキ見せオー プンハート』です。

両ワキをヒネり上げ、胸を開く『ワキ見せオープンハート』はかなり挑発的なポーズです。何もないときにやるのはちょっと変かもしれませんね。チャンスはラーメン屋さんや社内の大掃除などで髪をまとめるとき。キリッとしようとする 行為なのに、反対に『隙』を見せてしまっているところが意外で、相手をドキッとさせます。 」

この仕草はラーメン屋さんや社内の大掃除に限らず、彼氏と自宅で過ごしているときにも活用できそうですね。ただし、普段からワキを見せてしまっていると効果は少なくなってしまうでしょう。同書には他にもさまざまな仕草が掲載されています。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。


＜参考文献＞
『大好きな彼をかならず手に入れる　恋愛の極意』（志摩純一）
『Tarzan特別編集 新版 性学』（マガジンハウス）
『オトナ女子のためのモテしぐさ図鑑 (美人開花シリーズ)』（中井 信之）