物に当たる人の心理とは?【基本編】
怒りやイライラをアピールしている
「黙っていては納得していると思われてしまう」「自分が不満に思っていると分かってほしい」場合、物に当たることで、イライラを周囲に気づかせようとする心理が働きます。
はっきりものを言いにくい相手、例えば上司や先輩、義父母などである場合は特にそうです。言いたいことが言えない分、不機嫌な態度で「文句は言えないが不満に思っている」ということをアピールしてしまうのです。
この場合、不機嫌をアピールする相手は上司や義父母など目上の人間ではなく、感情をぶつけやすい同僚や後輩、友人、夫であることも特徴の1つだと言えるでしょう。自分と同等か下の立場の人の前だけアピールするため、周囲はとても不快に感じてしまいます。
感情をうまく言葉で表現できない
怒りの対象である人物に不満をぶつけられるなら、悩む必要もイライラする必要もありません。物に当たる人は、自分の今の感情を上手く言葉で表現できないことが多いため、思っていることを言えない自分がもどかしく、つい物に当たってしまうのです。
気の弱い人に多い心理でもあり、怒りが冷めた時には反省して後悔してしまうこともしばしばです。自分の思いを言語化できない不器用な人は、物に当たることで、もどかしさを表現してしまいがち。しかし、周囲からするといきなり怒り出して意味が分からず困惑してしまいます。
他人を威嚇している
「弱い犬ほどよく吠える」と昔からよく言われます。気が小さく怖がりの性格だと、自分の弱さを隠したい一心で物に当たってしまうことも。自分を否定されたり、拒絶された場合、恥ずかしさや悔しさを隠したい心理が働き、つい威嚇してしまうのです。怖さを怒りで必死にカバーしていると言えます。
物に当たることで「自分は弱くない」「自分はそのようなことで傷つかない」と周囲にアピールしているのかもしれませんが、急に取り乱して物に当たる行為は、精神が強い人のすることではありません。逆に心理的に弱い人だと露呈してしまう行為ともいえ、恥ずべきことなのです。
周囲に自分の欲求を理解してほしい
怒りを共有できる相手や同情してくれる相手がいれば少しは我慢もできるものですが、誰も同情してくれない、または誰も困っていることに気づいてくれない場合、1人で孤独感を味わうことになり、心理的に耐えられなくなってしまうのです。
物に当たることで「今、私は怒っています」「今、私は不満に思っています」とアピールし、共感してくれる人を求めているのかもしれませんが、逆に周囲を不快にさせてしまうことも。自分の不満に共感してくれるどころか、周囲が困惑し迷惑に感じてしまうことがほとんどですので、良い方法だとは言えません。
プライドが高く妥協できない
プライドが高いタイプは、自分の考えや行為を否定されると、そのまま受け入れて反省することができません。自分こそが優秀だと思っているため、相手の意見を取り入れ、自分の意見を取り下げるということができないのです。
また、自分で何でも解決できるという自信があるため、上手くいかない場合などでも周囲に相談することができず行き詰ってしまうことが多いです。さらに完璧を求めることからストレスが溜まりやすいことも。プライドが高いと周囲だけでなく本人も疲れてしまうのですね。
物に当たることでストレス発散したい
自分のストレス解消法を確立させていない人ほど、物に当たる行為に走ってしまうもの。周囲の迷惑はよそに、ただ単にストレスを発散したいという心理状況で物に当たってしまうのですが、自分はストレス発散になっても、周囲は逆に迷惑でしかありません。
自分勝手な心理で周囲を振り回すタイプの人は、決して好かれることはないでしょう。
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