「寂しいな」に関する専門家の意見やアドバイス
恋愛で寂しさは埋まらない
「寂しいな……」と感じたとき、心の隙間を恋愛で埋めようとする女性は少なくありません。しかし寂しさを誰かの存在でごまかそうとするような恋愛は、あまり長続きしない傾向にあるようです。『成長した女は、その男を選ばない “クズ男“見極め教本』(美知らぬミシル)には、以下のような記述があります。
「『寂しさを埋めるために恋愛をする』、おそらくこれがクズ男のような男性と恋愛をし続ける女性にとって、最も多い特徴なのではないでしょうか。
というのも、寂しい女性は彼らにとって絶好のカモだからです。
彼女たちの最大の問題は『寂しさを誰かで埋めようとしていること』にあると思います。
でも、寂しさは他人で埋まるものではありません。
埋まるどころか、彼らとの恋愛で、彼女たちの心の穴はどんどん広がっていきます。
最終的には『彼がいなければ、私は生きていけない』という破滅的状況にもなるでしょう。
寂しさを埋める恋愛って、それくらい依存性があるんですよ。」
このように、寂しさを恋愛で埋めようとするのは、あまりいいことではないようです。「彼がいなければ生きていけない」というような状況に陥ってしまうのであれば、むしろ本末転倒でしょう。
「あなたに会えなくて寂しいな……」は禁句!?
付き合い始めのころなら、「あなたに会えなくて寂しい」などという言葉は、彼を喜ばせるかもしれません。しかしそれが度重なると、逆効果になってしまう可能性もあります。『彼があなたに本気になる 恋愛×SNS講座』(高野麗子)には、以下のような記述があります。
「大好きな彼になかなか会えないときや、気になる彼から連絡があまり来ないとき、『さみしい』で心がいっぱいになることって、ありますよね。それをついつい、彼にぶつけたくなってしまう……。
喜怒哀楽のうち『哀』をときどき見せるのはアリですが、『会えなくてさみしい』というパターンは、実は少し注意が必要です。
ラブラブ状態の彼氏であれば『必要とされてるんだ』と感じて喜んでくれるかもしれませんが、このメッセージで『オレ、責められてる……?』と感じてしまう男性も、意外と多いんです。さみしい気持ちにさせた犯人が『オレ』だから、ですね。
あなたが弱みを見せるのはいいのですが、その原因が彼自身だったとしたら、『オレが弱ってる姫を助けて、ヒーローになる!』というストーリーが完成しなくなってしまうんです。
『あなたと会えなくてさみしい』という気持ちを、脳内でこんなふうに翻訳する男性もいます。
『あなたが私を不幸にしてる! どうにかして!』
もはや、呪いの言葉ですよね。会うの怖いな~、でも謝るのも違うしな~と、距離を置かれてしまう危険性もあるわけです。
だったら、さみしい気持ちをどうしたらいいの?
答えは簡単です。彼のせいではないことにしちゃえばいいんです。
『最近、仕事で人間関係がうまくいってなくて、さみしい気持ちなの』
『先週、友達とお茶の約束したんだけど、仕事で行けなくて。仕事以外の人と、楽しい時間を過ごしたいな……』
こんなふうに伝えてみましょう。
『いやいやいや、でも彼が原因だし!』と思うかもしれませんが、これで結果的に会う流れが生まれたら、さみしさは埋まりますよね。
別件のせいで弱っています、助けてくれたら嬉しいな。そんなスタンスで彼に連絡をとれば、『だったら会おうか』と言ってくれる確率は、グンと上がりますよ。」
このように、「あなたに会えなくて寂しい」という表現では、彼氏に曲解されてしまうおそれがあるようです。自分の気持ちを素直にぶつけるのではなく、ある程度は駆け引きが必要でしょう。
<参考文献>
『成長した女は、その男を選ばない “クズ男“見極め教本』(美知らぬミシル)
『彼があなたに本気になる 恋愛×SNS講座』(高野麗子)
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