「スポーツのようなセックス」に関する専門家の意見やアドバイス
セックスはスポーツじゃない!!体力勝負の彼氏には異議を唱えよう
アダルトビデオの影響で、「早くイクのはNG」だと思い込んでいる男性は少なくありません。しかし、セックスには、ある程度の体力が必要です。長時間にわたり激しい動きを求められるセックスは、まるでスポーツのようで快楽とは程遠いものになってしまうでしょう。『ヒアリングセックス』(長谷川瞳)には、以下のような記述があります。
「AVが男性たちにもたらした思い込みには、『早くイクのはNG』というものもあります。AVでは、挿入してから、男優さんが汗だくになりながら20分も30分も腰を振り続けます。そうでなければ、ユーザーによって好みがちがういろいろな体位を見せられませんし、収録時間が短くなってお得感が減ってしまいますからね。
でもそのために、多くの男性にとって20分、30分という時間をクリアしなければいけないものになってしまいました。そうでなければ、『女性は満足してくれない』と信じ込んでいるのでしょう。
では、実際に女性の声を確かめたことがあるでしょうか? 女性からすれば、挿入時間に限れば、10分もあれば十分です。いや、5分でもいいでしょう。
10分でイカない男性は、ソープランドでは”遅漏”の部類に入ります。本当に申し訳ないのですが、遅漏のお客さまは、どんなに素敵な男性でもちょっと敬遠したくなるタイプです。プロのソープ嬢といえども、やっぱり疲れてしまいますからね。
その感覚は一般の女性にも共通するものでしょう。どんなに無理をしないように努めたとしても、セックスはかなり体力が必要な行為。挿入時間が20分、30分となると、男性より体力に劣る女性にとっては、気持ちいいとか気持ち良くないとか、そういう問題ではなくなってしまうのです。」
もしも彼氏が「挿入時間の長さ」にこだわるタイプなら、体力が持たないことを訴えましょう。
スポーツみたいなセックスよりも、スローセックスがオススメ
激しく体力を消耗するスポーツのようなセックスを、苦痛に思う女性もいるでしょう。そういう人には、時間をかけて快感を高めていくスローセックスの方が合っているかもしれません。『最高の快感に達する「スローセックス」の教科書:すべての女性が「感激する」理由85』(アダム徳永)には、以下のような記述があります。
「スローセックスは、『気持ちいい』の総量を限界まで高めるセックスです。
カラダの中に”コップ”があるとしたら、そこに少しずつ快感を注いでいく。その過程を愉しむのです。もちろんなみなみと快感を溜めて、限界ギリギリのところで女性をイカせることもできます。しかし、あくまで”イク”のは『目的』ではなく、感じ合うことを愉しんだ二人への『ご褒美』。しゃかりきになる必要はありません。
『二時間も続ける体力はないから無理だ』という方もいますが、それは誤解です。二〇分で終わるジャンクセックスのほうが疲れます。力強い愛撫、激しいピストン運動。その努力に対する女性の本音は『スポーツみたいで疲れる』のひと言。
これに対しスローセックスは、体力勝負のセックスではありません。
アダムタッチによる愛撫に特別な体力は不要。
また、長時間交接といっても、いつも腰を振っているわけではないのです。たゆたうような快感に身をゆだねながら、会話を愉しんだり、キスを愉しんだり、膣内の新たなスポットを突いて反応を愉しんでいるうちに、気がついたら一時間以上、交接をしていた―となり、結果的に長時間になるというだけです。」
挿入してイクことではなく、そこに至るまでの過程を重視している女性にとっては、スポーツのように疲れるセックスよりも、スローセックスの方が魅力的に感じられるかもしれません。
<参考文献>
『ヒアリングセックス』(長谷川瞳)
『最高の快感に達する「スローセックス」の教科書:すべての女性が「感激する」理由85』(アダム徳永)
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