大切な人に掛ける励ましの言葉21選！温かい寄り添い方＆注意点も紹介

「信じているよ」と言う言葉には弱さを強さに変える力がある

自信を失っているときは、他人の言葉に敏感になってしまうもの。目の前に困っている人がいたら、どのように励ましてあげるといいのでしょうか。『1秒で「気がきく人」がうまくいく』（松澤萬紀）には、以下のような記述があります。

「あるとき、私の父が、こんなことをつぶやいたことがあります。
『子どもはいいな。どんなときでも親の味方でいてくれるから』
私にとって、パイロットで努力家の父は、とても強い存在です。スーパーマンにも見えた父も、じつは、弱さを持つ人間なのだと思いました。『どんなことがあっても、私はお父さんの味方だし、お父さんは私の味方。そのことがわかっているだけでも、生きていくエネルギーが湧いてくる』ことに気がついたのです。

私はCAの試験に7回も落ち、ようやく8回目で合格しましたが、当時の私は、何度落ちても、不思議と『絶対にCAになれる！』という自信を持っていました。
どうして自信を持てたと思いますか？
それは、『家族や友人が、決して、私の夢を否定しなかった』からです。私がいつかCAになることを疑わなかったからです。『家族が味方になってくれた』からです。
何度、試験に落ちても、誰ひとり『もうCAになるのは、あきらめなさい』とは言わなかったから、私は落ちても、落ちても、頑張れました。

誰かひとりでもいいから、自分を信じてくれる人がいれば、自信を持って生きていけるのだと思いました。そして私は、当時、数十倍の倍率の中から選ばれてCAになれたのです。
どんなに強そうに見えても、人間は弱さを持っています。目の前に困っている人がいたら、自身をなくして佇んでいる人がいたら、涙にくれている人がいたら、
『あなたなら大丈夫』『信じているよ』
と、ひと言でいいから、声をかけてあげてください。

あなたが『この人を信じてあげよう』と思ったとき、必ず、その思いが、相手の人生を好転させる力になります。『信じているよ』は弱さを強さに変える力があるのです。」

このように、「信じている」や「大丈夫」といった言葉は、とても強い力を持っているようです。自信を失くして佇んでいる人がいたら、問題点を細かく掘り下げてアドバイスするよりも、ただ信じているという気持ちを示すことが、何よりの励ましになるに違いありません。

彼氏が求めているのは「励ましの言葉」ではないことも!?

自分の彼女に励まされたり、アドバイスされたりすると、ムッとしてしまう男性は少なくありません。『続・恋愛で２度と失敗しないために知っておきたい男の本音32 男の本音シリーズ』（田端裕司）には、以下のような記述があります。

「Q　会社の後輩と付き合っています。この間、彼とケンカになりました。彼が仕事の話、半分、グチだったのですが、話をしてきたので、それに対して、『○○したほうがいいんじゃない』とか、『こういうやり方もあるよ』って、アドバイスしたんです。
そうしたら、急に不機嫌になってしまって……。どうしたの？　といろいろ聞いてみたら、怒ってしまいました。理由がよくわかりません。私の何がいけなかったのでしょうか？

A　尋ねられたら、答えるくらいのイメージで大丈夫です。
先日、仕事の話をしているときに、『ビジネスパートナーは、こんな人だから、こんな風につきあったらいいよ』とアドバイスされて、非常に不快に思ったのをよく覚えています。
相手からすれば、悪気があったわけではありません。たぶん、親切なつもりで、先輩として教えてくれたのでしょう。けれど、不快に思ったことは事実です。なぜなら、自分だって、相手の人となりをよく知っている、バカにしているのかなあとカチンときたんですね。

けれど、実際にどっちがよく知っているかなんて分からないし、仕事がうまく進めばどうでもいいことです。けれど、湧いてくる感情はコントロールできるものではないのでしょうがありません。

あなたが知らなくてはならないことは、アドバイスは有益なときもあれば、おせっかいとしか受け取れない、むしろ、不快にさせることもあるということです。特に男性は、実際はともかく、自分で何でもできると思っています。

だから、彼には求められるまで、もしくは、切羽詰まらない限り、アドバイスしなくて大丈夫です。黙って、優しく見守ってあげて、できたら、褒めてあげる。できるあなたからすれば、遠回りかもしれませんが、彼を気持ちよくさせる方法です。
参考にしてみてください。」

このように、彼女のアドバイスを素直に聞くことができず、むしろバカにしているのかと腹を立ててしまう男性は少なくないようです。この手の彼氏には、励ましの言葉を掛けるよりも、黙って優しく見守ってあげたほうがいいのかもしれません。

＜参考文献＞
『1秒で「気がきく人」がうまくいく』（松澤萬紀）
『続・恋愛で２度と失敗しないために知っておきたい男の本音32 男の本音シリーズ』（田端裕司）