感じない女性に対する専門家の意見やアドバイス
テクニックと経験fが大切なのではない
女性がなかなか感じないと、男性は「自分がテクニックや経験不足だからだ」と思う場合が多いようです。しかし実際はそれが原因なのではありません。
女性は、セックスに自信のある男性と行為に及びたいわけではないのです。「自分が心と体を許しても構わない」と思える唯一の人に「愛される」ためにセックスをします。だからこそテクニックや経験数が大切なのではありません。どれだけ自分を大切にしてくれるか、どれだけの愛をくれるかという部分に重点を置いています。
『女が本当にしてほしいセックス』(田辺まりこ)には、以下のような文章がありました。
「セックスの目的は女性をイカせることでも射精することでもない。過程を愉しみながら、愛の交換をすることだけ考えていればよいのです。小さなペニスに対するコンプレックスも、スタミナ不足に対する不安も潔く手放しましょう。
女性は『テクニック自慢は愚の骨頂』『AVで覚えた男性本位なセックスしか知らない男性が経験豊富であると誇示したところでなんの意味があるというの?』と思っています。」
感じさせるために必要なのはテクニックや経験数ではありません。必要なのは女性への愛と、こういった知識です。これに気づけたのであれば2人のセックスは今よりももっと良い物に変わっていくでしょう。
挿入してもすぐ動かない
セックスの基本的な挿入体位と言えば正常位ですよね。なんとなく、正常位は挿入して、普通に腰を動かして…と思っている人が多いかもしれませんが、正常位ひとつにしてもポイントがあります。
「正常位は、少しずつ気持ちよさが高まってくる体 位なので、無理に挑発したりはせずに、まずは男性 にじっくりと挿入感を堪能してもらって、その後、 快感に身をゆだねる動きに持っていくのがオススメです。」
これは『「もっと愛される」30歳からのモテSEX』(川上 ゆう)に書いてありました。大切なのは「じっくりと挿入感を堪能してもらう」という点でしょう。
挿入したらすぐに動きたくなってしまうかもしれませんが、男性は我慢です。挿入後すぐ動かないだけで女性の膣内は敏感になり、とても感じやすくなりますよ。
性欲のスイッチを入れよう
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋 美玄)には、女性の性欲スイッチに関しての内容が書かれていました。
「性欲のスイッチがオンになっていない女性の身体にむやみに触れても、いやがられるだけ!
女性は全身への愛撫によって興奮しやすいため、下着姿でハグしあったり、抱きしめて髪や背中をやさしく撫でたりといった、男性にとってはちょっと物足りな いぐらいソフトなスキンシップから始めたほうが、実は近道なんです。」
乳首を触ったりクリトリスを触れば女性は気持ち良くなる、というのは間違いです。確かにそういった性器を刺激すれば気持ち良くはなれまずが、そこだけを刺激すれば良いだけではないのです。
素肌で触れあいながら背中をくすぐってみたり、内ももを撫でで首筋に舌を這わせてみたりなど、性器以外の部分にもアプローチしてみましょう。これをするだけで女性の身体の性欲スイッチがオンになりますよ。
大切なのはリラックス
『ベッドの上の心理学 感じるオトナのための保健体育』(メンタリスト DaiGo)には、セックスにおいて大切なのはリラックスだという一節がありました。
「それは、セックスにおけるリラックスの重要性がほとんど理解されていない、ということ(中略)ホルモンでいえば、愛情ホルモンといわれるオキシトシン、リラックスを導くセロトニンが重要です。
女性が言う『ラブラブ感』というのは、オキシトシンやセロトニンが分泌されて副交感神経が優位になって、ゆったりとリラックスした状態のことなのです。 女性を興奮させて、セックスの快感を高め、オルガスムに導くためには、まずは十分にリラックスさせることを考えましょう。」
女性が気持ち良くなるために必要なのはテクニックでも経験でもない事が、ここまで読んだことによってお解り頂けたかと思います。2人で理想のセックスを話し合い、もっと気持ち良くなってくださいね。
<参考文献>
『女が本当にしてほしいセックス』(田辺まりこ)
『「もっと愛される」30歳からのモテSEX』(川上 ゆう)
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋 美玄)
『ベッドの上の心理学 感じるオトナのための保健体育』(メンタリスト DaiGo)
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