空腹はなぜ起こる?お腹を空かせるメカニズム
では、空腹のメカニズムを4つのポイントに絞って、ひとつずつ見ていきましょう。
空腹は脳で感じるもの
私たちの体はエネルギーによって動かされています。エネルギーのもとになるのはブドウ糖で、食後は血中のブドウ糖の濃度が高まります。すると、満腹中枢にブドウ糖が体にたくさんあることが伝わり、脳が「食事はもう十分」と指令を出すのです。
逆に、ブドウ糖が体から減るとエネルギーを補う必要が出てくるので、脳が「食べ物を食べなさい」と指令を出します。つまり、空腹は血中の糖の量を脳が感じ取り、「食べる」「食べない」を決めているのです。
お腹を空かせるには「血糖値」が鍵!
血中の糖が減ると、「お腹が空いた」という指令が脳から出ることを説明しました。つまり、お腹を空かせるには血糖値のコントロールが重要なポイントになるのです。
たとえば、小腹が空いたら適度におやつをつまんでいると、血糖値が下がりにくくなり、空腹感を感じにくくなります。しっかりお腹を空かせるためには、こまめなおやつはNG。血糖値を下げることが、お腹を空かせる方法だからです。
「別腹」は本当にある?
お腹いっぱいになったのに、デザートは楽にお腹に入るということがあります。これを「別腹」といいますが、胃袋が別にもうひとつあるという訳ではありません。
お腹がいっぱいでも、好きな食べ物を見ると脳から「オレキシン」という物質が分泌されます。オレキシンは、胃の内容物を小腸に送る働きを促す効果や、胃を広げる効果があるんです。
すると、いっぱいだった胃にスペースができます。これが、別腹の正体。本当に別腹は存在するのです。
「食べすぎ」がお腹を空かせる?
食事から少し時間が経つと、口寂しくなってお腹になにか入れたくなることがありませんか?たくさん食べたあとになぜ食べ物をつまみたくなるのか、不思議に思いますよね。それは血糖値の急降下が原因。
たくさん食べると血糖値が急激に上がるので、インスリンという物質が分泌されます。インスリンは、血中の糖をエネルギーにしたり、脂肪として蓄える役割がある物質。
しかし、急激に増えた血糖がインスリンによって処理され減ると、ガクッとジェットコースターのように大きな落差が生じます。血糖値が急に下がることで、脳は「エネルギーが必要」という指令を出し、空腹を感じると言われています。
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