誘い受け以外にも!BLの「受け」の種類
誘い受け以外には、どんな「受け」の種類が存在するのか、紹介していきます。
襲い受け
「襲う+受ける」をベースにした受けです。襲うといっても乱暴なものではなく、積極的に仕掛けることを意味します。誘い受けと違う点は、自分からは誘わないで相手をその気にさせようとするのではなく、ストレートに自分から親密な関係に持ち込むところでしょう。
自分の欲求を我慢することがない襲い受けは、BL作品の中でも大きな展開を見せることがあり、人気のある種類です。現実世界においても、消極的な恋人を相手にするのであれば、襲い受けで一歩上をいくといいかもしれませんね。
健気受け
攻めの全てを健気に受け入れる受けを、健気受けと呼びます。攻めがどれだけ理不尽でわがままであっても、全てを受け入れ全身全霊で愛を注ぎます。周囲から「見ていて痛々しい」と思われても、健気受け本人は満足しているでしょう。
健気受けと成立しやすい攻めは、S気質な攻めです。健気受けは、自覚の有無を問わず、M気質が多い傾向にあります。優しく気遣いの出来る攻めよりは、傍若無人な攻めの方がバランスがとれて満足度も高いと言えます。
クール受け
どんな時でも表情を崩さないクールな受けを、クール受けと呼びます。やたらに感情を表に出さず、にこりともしなければ愛情表現も乏しいため、攻めの理解力がなければ恋愛には不向きとも言える受けです。そんなクール受けの相手は、何でも包み込んでしまうおおらかな攻めか、少しM気質を抱えた攻めでしょう。
もともとクールな性格の人ばかりではなく、実は極度の恥ずかしがりで、それを人に知られたくないためクールを装っていることもあります。その場合、二人きりになったり、胸の内を知った時にギャップを感じて、攻めの方が余計に愛情を募らせる展開にもなります。
わんこ受け
受けの中で最も感情表現が豊かで、まるで犬のような受けを、わんこ受けと呼びます。自然に愛嬌を振りまき、素直になつく姿を、攻めは「可愛い」と感じるでしょう。まっすぐで恋人を一途に愛するわんこ受けもいれば、計算をして恋人を喜ばせようとするわんこ受けもいます。
わんこ受けは、感情表現が豊かな分、恋愛の中でも一番感情に振り回されるタイプと言えます。嬉しい時には喜びを爆発させ、悲しい時には沈み込む、そんな姿を見ている恋人は、心が和み愛しい気持ちを募らせていくんですね。
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