「誘い受け」に関する専門家の意見やアドバイス
恋の駆け引きにおける「誘い受け」とは?
「誘い受け」はもともとBL用語ですが、異性間の恋愛では、視線で揺さぶりを掛けたり、わざと焦らして気を引いたりして、好きと言わずに相手からのアプローチを促す姿勢を指します。恋の駆け引きにおいては、どんな「誘い受け」が有効なのでしょうか。『続・恋愛で2度と失敗しないために知っておきたい男の本音32 男の本音シリーズ』(田端裕司)には、以下のような記述があります。
「Q 私は、26で、彼氏いない歴3年です。そろそろいい出会いがほしいと思っていたときに、友達から彼を紹介されました。彼は優しくて、話もとても面白くて、素敵な人です。
けれど、何度かグループで会っているうちに、単なる仲良しになってしまった気がします。恋愛モードの出会いにならなかったんですね。彼と付き合いたいのですが、どうしたらいいでしょうか?
A いわゆるモテしぐさを活用してみましょう。
恋愛になるかどうかは、出会ったシチュエーションで決まることが多いのは事実です。なぜなら、人は相手に対してレッテルを貼るからです。この人は、職場の人、この人は、友人、この人は先輩という感じなんですね。
だから、一度貼られたレッテルをはがして別のものに変えるのは難しいということは理解しておいてください。ただ、男性は、自分のことを好きになってくれた女性を好きになる確率が高いのも事実です。
こういったときに大事になってくるのが、ノンバーバルコミュニケーションです。簡単に言えば、言葉以外のコミュニケーションです。ちょっと、わかりづらいかもしれないので、例を出します。
・視線を合わせて、自分からそらす
・彼の横を通る
・彼に微笑む
・彼の前で、唇を舐める
・彼の前で髪の毛をいじる
・彼に何気なく手がふれる
こういった行動をとると、男性は、意識的にも、無意識的にも、感じるものがあります。男性の本能的な部分に訴えかけて、相手の女性と恋愛モードになりやすくなるのです。
もちろん100%を保証するものではありません。シチュエーションによっては、使うとおかしいこともあるでしょう。だから、使ってみるときは、自分流にアレンジする、ケースを考えることが大事です。」
このように、意中の相手を恋愛モードに引き込むには、視線を合わせてからわざと逸らしたり、何気なく手に触れたりするなどして、男性の本能的な部分に訴えかけるといいようです。シチュエーションによって適切な「誘い受け」を使い分けるといいでしょう。
デートを実現するための「誘い受け」のコツ
気になる相手とデートしたいときに、「誘い受け」を試す人もいます。『「溺愛理論」27のルール どうしようもなく愛される女になる』(瀬里沢マリ)には、以下のような記述があります。
「『デートは自分から誘ってはいけない』と固く信じて、ただじっと男性に誘われるのを待つ女性がいますが、女性から誘ってもいいんですよ。 好きなら男性から誘うはず、とは言いますが、必ずしも自分からぐいぐい行ける男性ばかりではありません。特に美人な女性、クールな雰囲気の女性はハードルが高いです。
内心いいなと思いつつ、自分なんかじゃ相手にされないのでは、と考えて誘えない男性も多いのです。女性からも歩み寄って、誘ってください。
私から誘ったりしたら迷惑なんじゃないか、と心配する必要はありません。男性は押しに弱いということは少なく、どんな女性が頑張って押しても、行きたくなければ絶対に行きません。来るかどうかは彼にお任せして、誘うだけは誘ってみましょう。
それでも心配な方は、『お食事に行きませんか?』と直接こちらからデートに誘うのではなく、デートに誘わせるために、デートの種まきをしましょう。
デートの種まきとは、彼が『これはデートに誘ったら来てくれそうだな』と思えることを会話の中にちりばめておくことです。彼の趣味や共通する話題にのって、行ってみたい、やってみたい、と言うのです。
『ボルダリングやってるんですか?ちょうど始めてみたいと思ってたので、教えてほしいです』 『私もゴルフの練習中なんですよ。打ちっぱなしとかよく行きますよ。一緒に行きたいですね!』 『つけめん私も好きです。新しいお店開拓したいので、おすすめのお店連れて行ってください』 こうした話題をふったら、彼が『いいですね、一緒にいきましょう。来週の土曜日とかどうですか?』と具体的にデートに誘ってくれるかもしれません。そうしたら、その場でデートのお約束ができます。
もしその場で日程まで決まらなくても,『いいね!一緒に行こう!』と少なくともイクことには同意してくれたなら、帰り際に『本当にボルダリング連れて行ってくださいね!』と念押ししたり、メールで『今日は楽しかったです。次回はボルダリングですね』と念押しすれば、もう行くことは確定している感じになるので、後日予定を合わせていくことができます。
こうした種まきをせずに、ただメールで『今度また飲みましょう』と送るだけだと、男性も『社交辞令かな?』と次に誘う勇気が出ずに、そのまま流れてしまったりするのです。
デートに誘われない、とお悩みの女性は、もしかしたらその礼儀正しい雰囲気や気を遣った態度から、『優しいから社交辞令でまた飲みましょうと言ってくれただけかな』なんて思われているかもしれないのです。それはもったいないので、わかりやすくデートに誘わせる行動、つまりデートの種まきをしっかりやってくださいね。」
このように、相手の趣味などに興味を示し、「行ってみたい」「やってみたい」とほのめかすと、「じゃあ一緒に行きましょう」という言葉を引き出すことができるようです。「今度一緒に飲みましょう」といった漠然とした言い方では、社交辞令だと思われてしまうので、誘い受けを成功させるには、もう一歩踏み込む必要があるでしょう。
<参考文献>
『続・恋愛で2度と失敗しないために知っておきたい男の本音32 男の本音シリーズ』(田端裕司)
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