耳舐めに関する専門家の意見やアドバイス
耳は感じやすい場所である
『SHIMIKEN's BEST SEX 最高のセックス集中講義』(しみけん)には、性感帯はどういったものなのかという事がわかりやすく書かれていました。
中でも、耳や首筋が性感帯になり得るのかという点については、以下のように書かれています。
「性感帯には、物理的に『性感帯になる場所』と『性感帯にならない場所』があります。なぜ『物理的に』と言ったかというと、一般的には『快感神経がない場所は性感帯になりにくい』と考えられているからです。
(中略)たしかに物理的に快感神経のないところは性感帯になりにくいですが、そこに“暗示” がかかると、性感帯になる可能性は秘めています。
(中略)特に『隠れた性感帯』と言える部位が、耳や首です。僕は耳が感じやすい人の耳を『ミミ(耳)トリス』、首が感じやすい人の首を 『クビトリス』という愛称をつけて呼んでいます。
耳への愛撫のしかたは、『指で撫でる』『そっと語りかける』『吐息を吹く』『舐める』など。音がダイレクトに入ってくる分、効果的です。」
つまり、性器などの性感帯ではないものの、ある一定の暗示がかかると気持ち良くなるというのです。
この暗示というのは例えば「露出」や「スパンキング」など、それだけでは絶対に気持ち良くなるはずがない行為を気持ち良いと感じる「興奮」のようなものだと紹介してありました。
確かに、なんでもない時に耳や首筋をさわられても不快感しかありませんが、行為に及んでいるときに優しく愛撫されるとゾクゾクする時がありますよね。
また同書では、耳舐めに関する注意点も語られています。
「ただし、いきなり唾液 まみれになるのもイヤでしょうから、徐々に、で。(中略)耳は優しく舐めるだけでも音がダイレクトに伝わるので、優しく ねっとりいきましょう。首は、首筋に舌を縦に這わせて。
なおミミトリスとクビトリスを愛撫した後に、気になりがちなの が『唾液のニオイ』。
乾いた唾液のニオイで相手に不快な思いをさ せないためにも、さりげなく指で唾液を拭きとってあげましょう。」
この「唾液のニオイ」をネックだと感じて耳舐めを拒否してしまう人もいるはずです。こうした細やかな心遣いをすれば、耳舐めを受け入れて貰えるようになるかもしれませんよ。
最初はくすぐったく感じる
しみけんさんに同じく超有名AV男優である加藤鷹さんも、『エリートセックス』(加藤 鷹)において、耳舐めは効果のある愛撫だと語っていました。
「特に人間の体の構造上、普段は隠れている場所というのは、男も女も感じやすくできている。耳の裏、脇の下、指と指の間、膝の裏、足の裏、ももの内側などがそうだ。
最初はくすぐったいけれど、敏感で感じやすい場所ゆえに、『くすぐったい』は、だんだんと『気持ちいい』に変わってくる。『くすぐったいからやめて』と言われて、すぐやめたりしないように。」
確かに耳や首は、はじめはくすぐったく感じる部分ですよね。もし女性側が拒否をしてきたら素直に止めてあげる事も大切ですが、心の底から嫌なのではなく、反射的になんとなく拒否している場合もあります。
そういった場合は「気持ち良くなれるよ」などと優しく声をかけながら愛撫を続けてみましょう。
感じる場所は人それぞれ
ここまで、耳舐めに関するポジティブな情報をお届けしましたが、次は注意しなければならない点をご紹介します。
「ここで質問です。あなたは、自分の愛撫の方法は正しいと、自信を持って言えますか?
セックスでより強い快感を得るためのテクニックを指南する、いわゆる、ハウ・トゥ・セックスの本がちまたにはあふれています。けれど、その多くは男性の目線で書かれたもので、女性の身体の構造や快感の仕組みについて、事実とは違う表現が多々見られるのは、とても悲しいことです。
こうした本を読んでテクニックを学んだ男性が、 恋人とのセックスでそれを実践すると、おそらく彼女は痛い思いをしたり、不快な感覚に耐えたりすることになるでしょう。
しかも、張り切っている彼を前にすると不快感を口にすることもできず、それど ころか感じている演技をすることもあるかもしれません。
一度だけならまだしも、こうした行為を繰り返すことで彼女がセックスそのものを嫌いになってしまうことも十分に考えられるのです。」
これは『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋 美玄)に書いてあるものです。
ここまでお伝えした耳舐めに関するポジティブな内容は、全て男性著者が書かれている物でした。「女性自身が気付いていない性感帯」という意味では男性著者が紹介するのも納得できますが、中には本当にくすぐったいままで感じない女性や、耳舐めに嫌悪感しか感じない女性も存在します。
「ここが感じる!と本に書いてあったから間違いない!」というスタンスでいるよりも、セックスをする相手である女性を「個性のある一人の人」としっかり認識をし、その女性はどういった愛撫が好みなのか探る方が良いと言えます。
<参考文献>
『SHIMIKEN's BEST SEX 最高のセックス集中講義』(しみけん)
『エリートセックス』(加藤 鷹)
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋 美玄)
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