「自信がない女」に関する専門家の意見やアドバイス
不安を感じやすく、自信が持てない女性は多い
男性に比べ、女性は不安を感じやすい傾向にあるといいます。『読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書』(山名裕子)には、以下のような記述があります。
「女子は不安を感じやすい生き物です。言い換えると、あらゆる悩みが浮かんできやすく、情緒不安定になりやすい性質があります。
これには歴史的背景が関係しています。昔から子育てを担ってきた女性は、人の表情変化を察する能力に長けており、人の表情が原因で感情の引き出しが開きやすく、心が動きやすいのです。
現在うまくいっている恋愛や仕事に対しても、いつかうまくいかなくなるのではないか、と考える女子には不安を感じやすい性質があるから。
いまを楽しむことよりも、過去や未来に囚われてしまうのも、女子がセンシティブであることが理由です。
女子が怒っているとき。
女子がイライラしているとき。
女子が悲しい気持ちになっているとき。
女子が攻撃的になっているとき。
これらは、多くの場合で『不安』が原因になっています。ですから、女子に対するトラブルは、不安を取り除くのが一番。心の安定が得られれば、怒りや悲しみも軽減することがほとんどです。
相手が不安を感じていることを知った上で言葉をかければ、それだけで女子に振り回されなくなります。」
このように、女性が抱く怒りや悲しみ、苛立ちなどの感情は、不安に起因することが多いようです。心が乱れやすい人は、不安材料を片っ端からつぶしていくと、精神的に安定するかもしれません。
「自分らしさ」の呪いが女性を自信喪失させる
自分と異なるタイプの女性に出会うと、不安に陥る女性は少なくないようです。特に充実した人生を歩んでいる人を見ると、自信を失ってしまうこともあるのではないでしょうか。『女子の心は、なぜ、しんどい?』(清水あやこ)には、以下のような記述があります。
「よくメディアで素敵な女性の写真と一緒に目にする『自分らしく生きる』『自然体』ですが、この言葉に引っ張られてしまうと、このまま普通の日常を送っていてはいけないんじゃないか、というような気分になってしまうことがあります。
結果、『変わらないといけないんじゃないか』と焦り、新しい趣味を始めようとしたり、急にイメチェンをしようとしたりする人もいます。
しかし、そうやって無理矢理自分らしさを見いだそうと試行錯誤している中で、ふと気づいてしまうことがあります。『あれ!?これって本当に私らしいのかな?』
(中略)
わざわざ『自分らしく生きよう!』と言われると、『もしかしていまの私は自分らしく生きていないのではないか』とプレッシャーを感じてしまう人も多いのではないかと思います。
しかし、そもそも『自分』というのは2人といない唯一無二の特別な存在であり、どんな人であっても『自分らしさ』というのは十分ににじみ出ているはずです。
女性の生き方が多様化しているいま、個人が進むべき方向性の基準というのはありません。
やろうと思えばなんでもできるからこそ、自分はいったい何をすべきなのかがどんどんとわかりにくくなっています。
(中略)
周囲からの『~すべき』『~であるべき』という考えを素直に受け止めて育ってきた場合、『自分は何が好きなのか』ということを追求する機会があまりないことがあります。
(中略)
多くの人がこの『自分らしく』に感化されてこのままではダメなんじゃないかと思ってしまうことがあります。
『本当は自分らしくもっとキラキラしているべきなのに』
『本当は自分らしくイキイキと働いているはずなのに』
『本当は自分らしくもっと楽しいべきなのに』
『今のままじゃ全然自分らしくない!』なんて思ってイライラしたり、悲しくなったり、不安を感じたりなんてしていないでしょうか。
もし新しい自分づくりをしているのであれば、すぐにうまくいかなくても、今までやったことのないことだし仕方ないよね、と余裕を持って取り組んでください。」
このように、「自分らしさ」を追求することで、よけいに自信をなくす女性は少なくないようです。ありのままの自分を受け入れる余裕が必要なのかもしれません。
<参考文献>
『読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書』(山名裕子)
『女子の心は、なぜ、しんどい?』(清水あやこ)
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