セックスしないカップルに関する専門家の意見やアドバイス
そもそも日本人はセックスの頻度が多くない?
セックスしない仲良しカップルについてご紹介しましたが、そもそも日本人のカップルは、セックスにあまり積極的ではない傾向にあるようです。『こんなに違うよ! 日本人・韓国人・中国人』(造事務所)では、日本・中国・韓国それぞれのセックス頻度について取り上げており、「日本人は男女関係には消極的」として次のように解説しています。
「日本のカップルはセックスレス――実際に数字を見ると、1カ月の性交回数は、日本では男性が3.4回、女性が2.9回、中国で は男性が5.2回、女性が3.9回、韓国では男性が5.6回、女性が5回。たしかに少ない。 医学的な見地からは、セックスレスの原因はいくつか挙げられている。
まずは毎日の仕事などがいそがしいという事情。身体的な理由では、男性のED(勃起不全)や、女性の性交疼痛症(性交に身体的な不快や痛みがともなう)、膣痙、さらに精神的な理由では、性欲低下、性嫌悪症などだ。残念ながら日本の男女は、引っ込み思案であるか、我慢してセックスしたらイヤな思いをして、そのまま気が乗らなくなってしまう人が少なくないようだ。」
中国や韓国と比べて、日本のカップルのセックス頻度はもともと少なめということですね。なかにはセックスをしなくても仲良く関係を続けているカップルがいるというのもうなずけますね。
タイミングが合わない場合の解決方法
普段はセックスをしなくても問題ないけれど、たまにはセックスしたくなることもあるでしょう。しかし、そんな時に二人のタイミングが合わないと寂しい思いをしてしまいます。そんなときは『セックスが本当に気持ちよくなるLOVEもみ』(OliviA)を参考にしてみてはいかがでしょう。
同書では、セックスのタイミングが合わないことについて「残業や出張、飲み会、そして子育てなど、あらゆる理由で、一緒のタイミングでベッドに入 れない、睡眠時間の違いなどのすれ違いが多い」とし、「タイミングは合わせるもの!お出かけやデートの予定を話し合ってみて!」とアドバイス。
さらに、「タイミングがそれでも合わない場合、手をつないで寝る、ハグやキスだけするなど、大切なのはスキンシップをとり続けること」としています。
セックスがまったくないことに少し寂しさを感じている場合は、試してみてはいかがでしょうか。
セックスしないのは悪いこと?
最近は夫婦のセックスレスが問題として取り上げられることがあります。しかし、そもそもセックスしないことは、それほど問題なことなのでしょうか。『誰にも言えない夫婦の悩み相談室』(小野美世)では、「『しない』ことが問題なのではない」として次のように解説しています。
「女性たちからいただくご相談で一番多いテーマは、夫婦間のセックスレスです。『夫がセックスをしたがらない』『夫はまだ求めてくるけれど、私のほうがもうしたくない』というような内容です。しかし、夫婦がセックスをしないこと自体は、それほど深刻な問題ではありません。結婚して長い年月が経てば、セックスの頻度が減るのも自然なことです。
しなくてもお互いに納得できていれば、何の問題もありません。問題なのは、ふたりの『したい・したくない』の度合いが著しく違うことです。そして、そのことについて『会話』や『コミュニケーション』がないことが本当の問題なのです。」
セックスをしないこと自体が問題ではなく、コミュニケーションを取らないことが問題とのこと。こちらは夫婦のセックスレスに対してのアドバイスですが、カップルに当てはめることもできるでしょう。コミュニケーションがしっかりと取れており、お互いに納得しているのなら、セックスをしないカップルもありなのではないでしょうか。
<参考文献>
『こんなに違うよ! 日本人・韓国人・中国人』(造事務所)
『セックスが本当に気持ちよくなるLOVEもみ』(OliviA)
『誰にも言えない夫婦の悩み相談室』(小野美世)
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