策士な人が注意すべきこと
人への態度を平等にする
策士は、成し遂げたいことがあるからこそ、目標に向かってひたむきに努力します。中には、成功のためであれば手段を選ばないほどの覚悟を持っている人も。それ故に、相手が自分にとって有益な人か無益な人かを見極め、あからさまに態度を変えてしまうこともあります。しかし、他者への態度が不平等な人は、見ていて気持ちのいいものではありません。
その時は有益と判断された人も、「自分も無益と判断されたら、手のひらを返したような態度を取られるんだろうな…」と感じると、どうしても相手を信用できませんよね。有益か無益かにとらわれず、どんな相手に対しても誠実な態度をとっている人の方が、結果的に協力者も多くなり、より成功に近づきやすくなりますよ。
人から恨みを買うような言動はしない
成功のために手段を選ばないタイプの策士に多いのが、人から恨みを買うような行動をとってしまうことです。わかりやすい例としては、男にはモテるけど女には嫌われるタイプの女性が挙げられます。
たとえ男性にモテる女性でも、たとえば他の女の子が好きな男性にアプローチをしたり、友達との先約をドタキャンして男の子とデートをしていたら、周囲の反感を買ってしまいますよね。結果的に嫌な思いをした女性が男性に告げ口をし、グループ全員から嫌われてしまう事例も少なくありません。
成功や自分のなりたい姿に向かってひたむきに努力するのは素晴らしいですが、そこに他人を巻き込んでしまわないよう注意しましょう。
オンオフを切り替える
仕事を円滑に回すために部下を叱ったり、残業しないと終わらない仕事量を指示しなければいけない状況も少なからずあります。いくら策を練ったところで避けられないからこそ、申し訳ないと思いつつも表面には出さず、強気な厳しい姿勢を貫くタイプの策士もいますよね。
このように、仕事や人間関係を円滑に進めるために、策士モードになる術を身につけた人もいるはずです。そんな策士モードタイプの方は、オンオフの切り替えを意識するのがおすすめ。プライベートな場面でも策士モードを続けていると、一緒にいる人も気疲れしてしまいます。
たとえば、仕事中は策士モードで厳しく接するものの、一歩職場を出ればスイッチをオフにして、部下と会話を楽しんだり、相手の話を親身になって聞くようにしましょう。メリハリをつけることで、周囲も仕事中の策士モードをうけいれやすくなりますよ。
策に溺れないように注意する
「策士、策に溺れる」とのことわざがあります。これは策略を組むのが上手だからこそ、複雑に策をめぐらせすぎて失敗してしまったり、策士が成功体験を積み重ねることで自信を持ちすぎてしまい、自己過信に陥ってしまうことです。
いくら頭の回転がはやい策士といえど、あまり策をめぐらせすぎるのも考えもの。時にはシンプルに物事を考えてみたり、感じるままに信頼する人との会話を楽しむなど、息抜きの時間をうまく活用して策に溺れる事態を防ぎましょう。