「男性のオナニー事情」に関する専門家の意見やアドバイス
男性がオナニーにはまってしまう事情とは?
オナニーの刺激にはまってしまい、生身の相手とのセックスから遠ざかる男性は少なくないようです。『快楽の奥義 アルティメット・エクスタシー』(代々木忠)には、以下のような記述があります。
「即物的な材料の見せかけの『過激さ』に対して、『思考』はすぐに慣れてマヒする。マヒするとさらに強い刺激を求めるようになる。特別に強い変態的性癖を持っていない人でも、オナニーに使うオカズだけは、やたらに異常なもの、変態的なものを求めるようにもなる。そうしたものに慣れて、自分で性器を刺激するようになるのだ。射精するだけなら、もっとも感じやすい場所や気持ちいい摩擦の強さを知っているのは本人に決まっているだから、簡単にできる。
(中略)
けれども、オナニーにいくら慣れても、オナニーはオナニーでしかない。
妄想と本能的快感への強い刺激ばかりに慣れていくと、生身の人間とのセックスが『なんだかもの足りない』『刺激が弱すぎる』ものになってしまう。
肉体を持つ相手が目の前にいなくても『それで十分満足』という状態になり、生身の異性とのセックスは『めんどう』で『わずらわしい』ものになってしまうのだ。これは恋愛やセックス以前に、日常的な人間関係にも影響を与える。」
このように、オナニーの強い刺激に慣れてしまった男性は、生身の肉体を持つ相手とのセックスをわずらわしく思うようになるのかもしれません。
オナニーのしすぎが原因で女性の膣でイケない男性が増加中!?
オナニーのしすぎが原因で、女性の膣でイケない男性が増えているようです。『女医が教える本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』(宋美玄)には、以下のような記述があります。
「いままでしてきたマスターベーションの回数、わかりますか? 10代前半から始めたとなると、数えきれませんよね。多くの男性は、これまで体験したセックスの数より、マスターベーションの数のほうが多いと思います。それはつまり、自分でするほうが確実に快感を得られ、射精まで至りやすいということです。自分だけが気持ちよくなればいいわけですから、当然です。
性的イマジネーションを広げて興奮するのも、自分の手で性的快感をうながすのも、結果として精液を解放させるのも、すべて健全な行いです。
回数は多くても弊害がないですし、少なくても構いません。射精回数が少なく、夢精もしない場合は、精液は尿と一緒に排出されます。精子が作られないわけではないので、心配無用です。
(中略)
このように、マスターベーションとセックスは本来、相互に補完し合うものですが、間違った方法でしているがために、彼女の膣ではイケなくなる男性が増えています。
(中略)
女性の膣でイケないことを『膣内射精障害』といいます。泌尿器科の医師によると、いま若い男性にこの症状が増えているということです。
遅漏というと”イクまでに長い時間がかかる”ことだと思われがちですが、性科学的には、”結局、最後までイケない人”を指します。
(中略)
この障害を起こす原因のひとつが、過激なマスターベーションだと考えられています。イクときに手で力強く握る人、いわゆる”オナホール”といわれるグッズなどを頻繁に使用する人、床にペニスを擦りつける人は要注意! 完全な予備軍です。」
このように、過激なオナニーを繰り返したことが原因で、女性の膣内で射精できなくなってしまう男性は少なくないようです。
<参考文献>
『快楽の奥義 アルティメット・エクスタシー』(代々木忠)
『女医が教える本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』(宋美玄)