「なんか」が口癖の人の心理【パート②】
沈黙や話が途切れるのが嫌で繋ぎとして言う
沈黙恐怖症というのを聞いたことはありませんか?これは、対人などとの会話で無言になる瞬間を必要以上に怖く思うというものです。沈黙恐怖症ではなくとも会話が途切れたときの数秒の無言の間は、訳も無いけれども居心地を悪く感じる人が多いのではないでしょうか。
そうした人が話のはじめに「なんか」と言うのは、間をつないでいる証拠と言えます。一言でも言葉を多くし何を喋ろうか考えている時間なのです。
はっきりと自分の意見を言えないので濁している
「なんか」は、なにかを伝えなければならないけれども上手く言葉が見つからない時や、さほどの自信はないけれども情報提供をしないといけない時などにも使える言葉です。この場合のニュアンスとしては「もしかすると」「自分的には」といったものに似ているでしょう。
この言葉でワンクッション置くだけで、ストレートに思いを伝えるよりも柔らかさが出てくるような気がしませんか?明確ではない考えが一気に伝えやすくなるのです。
否定されても傷つかないように保険をかけている
意見を出し合っている時や自分の考えを伝えている時に、正面から否定してくる人っていますよね。そうした人との会話は疲れますが、仕事などで言葉を交わさなければならないという場合も多いでしょう。
そうなるといかに自分の言葉を否定されないようにするか考えてしまうでしょう。「なんか」は、このような状態において、「なんとなくだけど…」「たぶんですが…」といったニュアンスに変化します。つまり、自分の考えに保険をかけているということなのです。
ネガティブ思考で自分を下げている
自分に自信のない人も「なんか」を多用している可能性があります。これまで紹介してきたとおり、「なんか」には明確ではない意思表示や不確かな内容に対する保険などの意味合いが含まれているからです。
自信がない人は自分の意見を正直に口にしにくい場合が多いでしょう。だからこそ「なんか」とはじめに言葉にし、柔らかさや不透明さなどを出し心を保っていると言えます。
特に意味はない場合も
コミュニケーションを取ることに苦手意識を持っている人は、会話中の沈黙を恐れる傾向が顕著に見られます。そのため、特に深い意味はなく「なんか」という言葉を使い、口癖になってしまっていることがよくあります。
とはいえ、相手を見下したり、ストレスが溜まっているわけではないので、あまり害はないと言えます。ただし、「なんか」で間を持たせたいという心理から、やたらと使ってしまう傾向にあるため、相手をイライラさせる可能性があるでしょう。
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