情に厚い人の特徴①
情に厚い人は、他人の心に自分の心を動かされるわけですが、それには性格や心理が大きく影響してくるもの。そして、もとの感情が豊かなこともあり、過剰なまでに反応してしまうようになるのです。
まずはじめに、情に厚い人の心理面から見られる特徴から、ご紹介していきます。
約束は必ず守る
情に厚い人にとって、約束とはとても大切なもの。どんなに小さな約束でも、決して忘れることはありません。それが、人として当然のことだと思っているのかも知れませんね。自分から言い出した約束であれば、尚更でしょう。
何がなんでも約束は守るべきだと信じているので、他人が簡単に約束を忘れると、傷つくこともあります。約束を破る=適当な関係性、と解釈しがちなのです。
約束を破られる悲しみを知っているからこそ、自分は他人にそんな思いをさせまいと、約束は必ず守ることを心がけています。
義理堅い
とても義理堅いことも、情に厚い人の特徴の一つ。特に、人から受けた恩には、きちんと礼を返すべきだと考えています。自分が受けた感銘次第では、礼をしたとしても、その恩を一生忘れることはありません。
恩を受けたのに、自分が何も返せないでいると、心苦しい思いを抱えることもあるようです。そうした人は、全身全霊でその人に尽くすことも、厭わないでしょう。
それだけ義理堅い人間であり、真摯に向き合おうとする心理を抱えているのです。
傷ついた過去がある
元から情に厚い人もいれば、人生において辛い経験をしたことがきっかけで、情に厚い人になった人もいます。
人に裏切られ傷ついたことで信頼の重要さを再認識した結果、「自分は裏切るような人になりたくない」という考えに至るのです。そして、人に対して慈悲深い気持ちを持つようになったのでしょう。
自分の傷ついた過去を、目の前の相手に投影させたりして、絶対に悲しませないと誓います。ある意味では、反面教師とも言えますよね。
傷ついた過去を塞いでしまわず、そうやって思いやりに変換できるのは、情に厚い人の根がまっすぐだからなのかもしれませんね。
感情移入しやすい
情に厚い人は、相手の感情を察するだけでなく、感情移入してしまうこともあります。つまり、自分のことのように感じてしまうのです。「人が泣いていれば我が事のように胸が痛くなり泣けてくる」などは、まさに感情移入した結果でしょう。
喜びはもちろんのことですが、怒りや悲しみなど、人の心に大きなダメージを残す感情に対してほど移入しやすくなります。そして、痛みを感じる人を労ると同時に、そんな思いをさせた人間を、自分の敵のように許せなくなってしまうのです。