沖縄弁の特徴とは?
語尾がのびる話し方
沖縄弁は、語尾が伸びる話し方がとても特徴的です。例えば沖縄の特産品でもあるゴーヤも、沖縄では「ゴーヤー」と語尾を伸ばして発音します。色の名前なども「あか」は「あかー」と発音しますし、「赤花」のときには「あかばなー」となるのが特徴。
語尾が伸びるだけで、とても柔らかい雰囲気になりますね。人の名前を呼ぶ時も、語尾が伸びるので、かわいらしい印象を感じられます。
単語の意味が伝わらないことも
沖縄の方言は独特な単語が多数存在しており、沖縄県外では意味が伝わらないことも多いもの。例えば「かめー」は「食べなさい」という意味であったり、「アキサミヨー」は「びっくりした!」というような意味です。
沖縄の人の中には、これらを標準語だと思っている人もおり、沖縄県外に住むようになって初めて通じないことに気づいた!なんて人もたくさんいるようです。
語尾に「〜さあ」とつくことが多い
沖縄の方言で特徴的な語尾は「〜さあ」と発音し、語尾が上がるのも特徴のひとつ。「〜さーやー」という語尾もあり、「〜さあ」と同じような意味で使います。例えば、「遅刻したさーやー」は「遅刻しちゃった」となるのです。
沖縄を代表する方言のひとつ「なんくるないさあ」も、語尾が「〜さあ」ですよね。また、「なんくるないさあ」の意味は「何とかなる」という意味だと捉えている人が多いのではないでしょうか。
それでも間違いではありませんが、実は「挫けずに正しい道を歩むべく努力すればいつか良い日が来る」と、深い意味があるのです。
母音が「あ、い、う」の3つ
沖縄方言(琉球方言)には、母音を「あ、い、う」の3つのみしか使わない、という特徴があります。
12世紀から15世紀にかけて、「え」が「い」に変化し、「お」が「う」となり、5母音が3母音になったと言われています。沖縄では「星(hosi)」を「husi」と発音したり、米(kome)を「kume」と発音したりします。
また、3母音になったことによって子音にも変化があり、「き」が「ち」になったのも特徴です。例えば、「秋(aki)」が「achi」となったりします。
男性と女性で語尾が変わることがある
語尾に「〜さい」とつく言葉を女性が使うと「〜たい」に変化するのも、沖縄方言の特徴のひとつ。例えば「はいさい」と男性が使う言葉は、女性が発音すると「はいたい」になります。
ちなみに「はいさい」「はいたい」は「こんにちは」の意味。ですが最近では、女性でも「はいさい」と発音することも多いと言われています。方言も、時代によって少しずつ変化していくものなのですね。
沖縄県の中でもエリアによって方言は変わる
同じ沖縄県でも、石垣島や宮古島などの方言は少し違っていたり、同じ沖縄本島でも、南部や中部、北部など、エリアによって違いがあることも多いです。なので、場合によっては通じないこともあるでしょう。
観光に来た人でもわかるような方言もたくさんありますが、沖縄の高齢者の方と話してみたら、ほとんど意味がわからなかった!なんてことも。ちなみに沖縄方言のことを、沖縄の方は「うちなーぐち」と言います。
意味がわからない時には「『うちなーぐち』はわからないんです…」と言えば、きちんとわかるように話してくれるでしょう。
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