円満離婚のメリット・離婚のデメリット《続き》
デメリット:金銭面的での負担
円満離婚には、裁判所の手続きや弁護士への依頼など、本来かかるはずの費用を抑えることができるメリットがあります。しかし、離婚後の金銭面的での負担がかかってくることはデメリットと言えますね。
男性であれば慰謝料や養育費、女性であれば経済的に一人立ちするための稼ぎが必要になります。養育費は子供が成人するまで継続して支払う必要がありますし、女性は結婚によって仕事を辞めたり中断したりしていた場合、再スタートすることになるでしょう。
そのため、一人立ちするまでに時間がかかってしまい、金銭面的での負担は避けられません。円満離婚を成功させても、結婚していた頃よりも生活が不安定になってしまうことは覚悟しておく必要があります。
デメリット:子供への負担
円満離婚を成功させたとしても、親子が離ればなれになることで子供は寂しさを抱えます。親の離婚が子供に与える影響をしっかり認識しなければなりません。自分たちのことよりも、子供のことを最優先に考えて、今一度話し合ってみてください。
デメリット:精神面的での負担
短期間で離婚が成立しやすいと言われる円満離婚ですが、半年や一年、話し合いが続くこともありますし、それ以上に時間がかかることもあります。
そのため、毎日のように話し合いが続くことで、精神的に負担がかかってしまうことは避けられないでしょう。話し合いだけに時間を使うことができれば別ですが、仕事や育児もあるはずなので簡単にはいきません。
それでも、円満離婚を成功させるには、焦らずじっくり話しあうことが大事です。精神的な負担は覚悟しておきましょう。
デメリット:子供と会う時間が減る
親権者にならなかった親は、今までのように子供に会えなくなってしまいます。円満離婚を成功させれば、面会交流の約束ができていることがほとんどですが、それでも自由に会うことは難しいですし、結婚していた時よりも確実に会う時間は減ります。
子供と会えなくなれば、寂しい思いや心配な気持ちになるでしょう。そして、親以上に子供は寂しさや不安を抱えてしまいます。
デメリット:周囲から偏見を持たれることも
離婚に対してマイナスイメージを持っている人はゼロではありません。本人に直接ネガティブなことを言う人は少ないでしょうが、離婚をした人を見て「何か問題のある人」「失敗した人」「異性の見る目がない人」など、偏見を持たれる可能性があります。
もちろん、周囲の目なんて気にしないという人もいるでしょう。しかし、人の目が気になる人にとっては、周囲との関係性にも影響が出てしまうので大きなデメリットと言えます。