心理にも注目!赤い服を着る時の注意点とは?
これから赤い服を着ようと思っている人は、注意点を知っておきましょう。ここでは、赤い服を着る時の注意点をいくつかご紹介します。
全体に赤を使うと攻撃的なイメージに
赤を全体に取り入れたコーディネートにすると、攻撃的なイメージになってしまいます。
例えば、映画に登場する正義のヒーローの多くは赤い服を着ていますよね。アメリカで最もよく知られている正義のヒーローと言えば、スーパーマン。スーパーマンの赤いマントは、誰もが一度は見たことがあるのでないでしょうか。
また、アイアンマンも同じく赤いマントを着用していますし、スパイダーマンも赤を取り入れたコスチュームです。日本の正義のヒーローではウルトラマンが赤いですよね。
こうした「戦うキャラクター」が身に着ける赤色には、いつしか攻撃的なイメージがつきまとうようになりました。これが、全体に赤を使うのを避けた方がいい理由です。
心理に注意!赤い色は警戒色でもある
先ほど「赤色はJISの安全色のひとつ」と紹介しましたが、赤い色は警戒色とも言われ、注意を促す際にしばしば用いられます。そのため、赤色は人を警戒させる色です。
例えば、信号機の赤は「止まれ」を意味します。また、消防自動車やパトカー、救急車などの緊急自動車に取り付けられている赤く光りながら回転する赤色回転灯(せきしょくかいてんとう)を見ると、ドキッとする人も多いのではないでしょうか。
他にも火災報知器や、最近はスーパーマーケットや学校などに設置されることが増えた心肺蘇生のための医療機器、AED(自動体外式除細動器)も赤い色をしています。これは、心肺蘇生法を知らない人も使える機器です。
このように赤い色は人を警戒させる色だという理解のもと、赤い服を着る必要がありますね。
赤い服はピンポイントに取り入れる
赤い色は攻撃的な印象を与えたり、警戒心を抱かせるなど、人の心理にかなり大きな影響を与えることがわかりました。したがって、赤い服はピンポイントに取り入れることが大事です。
色は暖色と寒色に分類され、赤やオレンジといった明るい色は興奮色とも言われます。一方、心を落ち着かせる心理的効果を持つのが寒色で、こちらは沈静色と呼ばれ、青や青緑が代表的な色です。
見た時に人に心理的興奮を与える赤い服を着る時は、その上に心を落ち着かせる心理的効果をもたらす寒色を重ねるのがおすすめ。例えば、青いジャケットの下に赤いトップスやTシャツを着るといった具合ですね。
これなら、赤と青の両方が目に入り、赤の悪い点が緩和されるでしょう。
赤い服はTPOに注意しよう
赤い服を着た女性は、男性に魅力的な印象を与える心理的効果があることがわかっています。また、男性が赤い服を着ると、自信に満ちた生命力あふれる男というイメージになることから、赤い服がもたらす心理的効果は悪いものばかりではありません。
ただ、赤い服は警戒色であると同時に、見る人を興奮させる興奮色でもあるため、目にしたときのインパクトがあまりにも強すぎると言っていいでしょう。だからこそ、着る時はTPOに注意が必要です。
例えば、男性がいる場所で一人だけ赤い服を着ると、他の女性の目には「性的アピールをしている」と映る可能性があります。となると「あざとい女性」と思われるおそれもあるでしょう。赤い服はTPOを選んで着ることが大事です。
人は赤を嫌がる心理がある!常に赤い服を着ない
すでにご紹介してきたように、赤は人に攻撃的な印象を与えたり、警戒を抱かせます。また、赤い服から性的な印象を受けることも多く、心理的影響にはネガティブなものも多いと言えるでしょう。
ということは、常に赤い服を着ていると周囲の人に無意識のうちに不快感を覚えさせることになります。
行動的になりたい場合や、やる気を出したい時などにスポット的に赤い服を着れば、ポジティブな心理的効果を得られるものの、常に着ているとネガティブな影響が勝ってしまうのが赤い服の特徴です。赤い服は「ここ一番!」という時に着てくださいね。
出典:
河原デザインスクール『精神を安定させる色、高揚させる色』
https://kawahara-ds.co.jp/mental/
AFPBBNews『赤い服を着た女性は「より魅力的に見える」、米大学が実験』
https://www.afpbb.com/articles/-/2533200
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