アネロスの使い方«注意点»
アネロスは医療器具なので安全性は高いのですが、使い方に関してそれなりに注意すべきところもあります。一見非常にシンプルな構造をしているので警戒心も低くなりがちですが、使う場所がデリケートな部分なので、あなどってはいけません。
直腸内は、みなさんが考えているよりも繊細な粘膜帯です。ちょっとした使い方のミスや手抜きが、トラブルを起こす原因にもなるということは認識しておきましょう。多くの男性が失敗しやすい、注意点をいくつか解説しておきます。
無理やり挿入しない
アナル開発は自慰行為の一つです。なので性的に興奮した状態で行うことが多いはず。こういった場合、早く気持ちよくなりたいという意識から、肛門周辺がリラックスしていない状態で無理やり挿入してしまうケースがあります。
これは、アネロスの使い方の中で最もしてはいけない行為です。場合によっては肛門の皮膚が切れてしまったり、直腸内壁が傷ついてしまう危険性があります。肛門の皮膚が切れたくらいなら自然に治癒しますが、直腸内壁に大きな損傷を負ってしまうと病院へ行かなくてはなりません。
行為の性質上こういった事態はぜひとも避けたいところ。とくに初心者の方は注意し、正しい使い方で挿入しましょう。
適した態勢で行う
人の体はそれぞれに個性とクセがあり、筋肉が緊張してしまうと肛門が固まってしまいます。アネロスの挿入にうまくいかない場合は、「体勢」を工夫しましょう。アナル初心者の方におすすめなのが「シムス体位」です。
シムス体位とは、医療現場で浣腸や直腸検査の際に患者がとる横向きの姿勢のこと。まず、自分の利き腕が上になる横向きの姿勢(右利きならば左向き)で横になります。この体勢で脚を縮めたり伸ばしたりしながら、肛門筋が緩む場所を見つけて利き腕でアネロスを操作してみましょう。
アネロスの使い方を理解して慣れてくればどんな体勢でも挿入できますが、初心者の間はシムス体位を基本にするのを推奨します。
出典:シムス体位(Sims'position) (理学療法ジャーナル 40巻2号) | 医書.jp
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1551100254
使用後のお手入れも忘れずに
アネロスを使い終わったら、使用後のお手入れも忘れずにすることが大切です。
直腸内には大腸菌をはじめとした雑菌がたくさん繁殖しています。大腸菌などは体内にあるときには無害ですが、外に出ると異常繁殖を起こして食中毒など多くのトラブルの原因にもなることは周知の事実です。
使用後は必ず石鹸やボディーソープなどを使って洗浄し、軽く水気をとってからアルコール消毒をしましょう。濡れたままでは雑菌の温床となるので、よく乾かしてから保管してください。また、使用前にも一度アルコール消毒をしておくと安心です。
衛生面のケアについてはやり過ぎということはないので、念には念を入れてお手入れをしましょう。
出典:大腸菌( Escherichia coli )感染症 - 16. 感染症 - MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/16-%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87/%E7%B4%B0%E8%8F%8C%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%EF%BC%9A%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E9%99%B0%E6%80%A7%E7%B4%B0%E8%8F%8C/%E5%A4%A7%E8%85%B8%E8%8F%8C-%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87
使い方を間違い出血してしまったら・・・
繰り返しになりますが、アネロスを挿入する直腸内は非常にデリケートで脆い性質です。使用中、あるいは使用後に出血しているのを発見したら、すぐに行為を中断しましょう。そのときには、必ず1週間は使用を止めて様子を見ます。
出血が見つかったら、日常的にティッシュを肛門に当てて血が付いていないか確かめ、とくに排便時に血便が出ていないか慎重にチェックします。
もし強い腹痛などを頻繁に感じるようでしたら、悪化するまえに病院に駆け込みましょう。少し恥ずかしいですが、正しく状況と経緯を話して治療してもらいましょう。放置するのが最も危険な判断です。
適切な使い方を再チェックして、完治してからまた再開しましょう。
使いすぎには注意が必要
アネロスでアナル開発に成功したら、これまでのオナニーとは比べものにならないほどの快感を獲得することができます。また”射精”という区切りがないために延々と行為を続けることができるのです。
しかし、そうなると肛門と直腸へのダメージが心配になります。肛門がゆるくなったり、直腸内壁に傷がつくといったトラブルも軽視できません。
先ほどは「ドライオーガズムは何度でもイクことができる」と書きましたが、そのメリットもやり過ぎてしまうとデメリットになります。3日に1度とか、1日3時間までとかいった自分の中にルールを決めることをおすすめします。
とくに1人暮らしで自分の時間がたくさんある男性は、自分自身でコントロールするしかありません。使い方に加えて「使い過ぎ」にも注意が必要です。
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