子供に悪影響を与える夫婦喧嘩とは?
暴力を振るう
暴力を振るう夫婦喧嘩は、子供に与える悪影響が大きいと言われています。大切な親が暴力を振るわれているところを目撃する精神的なショックは、計り知れません。暴力がトラウマになり、子供が心を閉ざしてしまう可能性もあります。
また、「喧嘩では暴力を振るって当たり前」という間違った考え方が植え付けられる原因にもなるでしょう。子供が成長した時に平気で暴力を振るう大人になる可能性は、ゼロとは言えません。
暴力は悪いものであることを両親が態度を持って示さなければ、子供への悪影響は避けられないです。暴力が当たり前だと思わせないように、注意してください。
コミュニケーションを取らない
暴力を振るうなどの派手な夫婦喧嘩をしなかったとしても、普段からコミュニケーションを取らなくなると、子供は両親の異変にすぐ気付きます。両親がお互いに口を聞かず目も合わせない状況に、子供は心を痛めるようになるでしょう。
子供の健全な成長のためには、円滑なコミュニケーションが欠かせません。両親が全く会話を交わさないのを目の当たりにすることで、子供のコミュニケーション能力の発達に影響を及ぼす場合があります。
また、「喧嘩をした時に自分の主張を通すためには、相手を無視し続ければ良い」と間違った教訓を得ることも。夫婦喧嘩をしたとしても、最低限のコミュニケーションを取った方が子供のためになります。
相手の悪口を吹き込む
どちらか一方が相手の悪口を子供に吹き込むのも、避けておきたいことです。親からもう片方の親の悪口を聞くのは、子供にとってつらいこと。今までは両親を信頼していたのに、悪口を吹き込まれた途端に「信用できない人なんだ」と思うきっかけになります。
また悪口を真に受けて、「お父さん(もしくはお母さん)はひどい人だ」と片方の親を憎む可能性も。両親の関係が悪化するだけでなく、子供と親の関係も悪くなります。
夫婦喧嘩をしてどんなに相手に腹を立てていても、子供に悪口を吹き込まないでください。夫婦の問題は夫婦間で解決し、子供に悪い影響を与えないことが重要です。
大きな声で怒鳴る
大きな怒鳴り声は、大人が思っている以上に子供を怖がらせます。家中に大声が響き渡り、子供が震えて暮らすような家庭は、端から見ても幸せではないことがわかりますよね。両親が大声で罵り合い、相手のことを罵倒する言葉を聞くうちに、子供のストレスはどんどん積み重なっていきます。
いつの日か、両親の怒鳴り声が自分に向けられていると感じるようになる可能性も否定できません。本人にそのつもりはなくても、夫婦喧嘩の怒鳴り声は子供を傷つけることにつながります。
どちらか一方が大きな声を出すと、相手も興奮して大きな声を出しやすくなるので、注意が必要です。夫婦喧嘩の時こそ冷静になるように意識して、大きな声は出さないでください。
子供に八つ当たりをする
夫婦喧嘩でイライラしていると、つい身近にいる人に当たってしまうことがあります。目の前に子供がいると、子供に対してつらい言葉をかけてしまう可能性は否定できません。
夫婦喧嘩でお互いに罵り合った後、「そんなところでボーッと立っていないで、勉強しなさい!」といったように子供を叱りつけるのは、完全な八つ当たりです。夫婦喧嘩に呆然として何も手につかない状態なのに、そのうえ勉強を押し付けられたら、精神的なストレスにもなります。
夫婦の問題は夫婦で解決することが大切。子供に八つ当たりしても何も解決しないと思わないと、子供への負担はどんどん大きくなります。
子供を味方につけようとする
「○○ちゃんはお母さん(もしくはお父さん)の味方だよね」と子供に声をかけ、味方につけようとするのも悪影響を与える場合があります。本当は平等に両親のことを愛しているのに、どちらか一方の味方につかなければならないのは、子供にとってつらいことです。
しかし、「味方になると言わなければ嫌われる」と思い、無理にどちらか一方の味方になることがあるでしょう。味方につかなかった方の親と距離を取り、険悪なムードが漂う結果になる可能性が高いです。
このように子供に無理強いすることで、夫婦間だけでなく親子間の関係も悪化していきます。
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