共依存親子になってしまう原因とは?
原因がわかれば、そこから改善点を導き出し、共依存親子から卒業することも可能です。また、これから解説していく原因を見て、「もしかして自分たちも当てはまるかも…」と自覚できる可能性もあります。
なぜ共依存親子は生まれてしまうのでしょうか。よくある原因を紹介していきます。
親が過干渉する
共依存親子の親の特徴でも挙げたように、共依存親子になる原因には親の過干渉があります。はじめはよくある親子関係だったのに、子供が大人になっても親が過干渉を続けてしまい、結果的に共依存親子になってしまうというケースですね。
たとえば、子供の人間関係や学校活動を無視して、厳しい門限を決めたとします。そうされると、子供は年相応の人間関係が築けなかったり、思うように学校活動を楽しめなかったりしてしまいます。結果的に自宅以外で自由に活動できなくなるため、自分の居場所は家、つまり親の近くになってしまうのですね。
子供が何をするにも親が口を出してしまえば、子供が一人で考え、行動する機会が失われます。そうなれば、次第に子供は自分で考えて行動することを諦めるようになり、親の言いなりになってしまうのです。
親を信じすぎている
子供が親を信じすぎている場合も、共依存親子になりやすいと考えられています。
まだ幼い子供であれば、親を第一に信じるのは当然のことでしょう。しかし、いくつになっても親の言うことを絶対に信じていたら、その子供はどうなるでしょうか?自分の力で考えたり行動したりすることはなくなり、小さな子供のように親の言うことを盲目的に信じてしまうようになります。
どこかで親が「自分で考えなさい」と子供を突き放したり、子供が自らの行動を改めない限り、親への依存心が抜けることはないでしょう。
子供を親の言いなりにしている
親が幼少期に愛情をたっぷり受けなかったり、自分の育った環境に不満があったりすると、親は「自分の子供には絶対そんな思いをさせない」という強い意思を持つようになります。もちろんこの考え自体は、決して悪いことではありません。
しかし、「○○するのが子供の幸せだ」と子供の考えや意思を無視してコントロールしようすると、共依存親子になる原因を作ってしまいます。ある程度のコントロールは必要ですが、親の決めたレールの上を歩ませたいと思うのは、あくまで親のエゴでしかありませんよね。
それに気づかずにいると、良かれと思ってしていた助言や提案が、子供を縛る鎖となってしまうことがあるのです。結果的に子供は親の言いなりになることしかできず、親も子供が言うことを聞くことで気持ちが満たされるため、いびつな親子関係が誕生してしまうのですね。
甘やかしすぎた
共依存親子の親の特徴でも触れたように、親が子供を甘やかしすぎてしまうと、将来的に共依存親子になりやすい傾向にあります。甘やかされて育った子供は、「親ならば何でも願いを叶えてくれる」と思い込んで大人になるため、大人になってもなかなか親離れができません。
また親にとっても、甘やかすことが子供への最大の愛情表現になってしまっているため、甘やかすことをやめたくないと思ってしまうのが本音でしょう。甘やかし、甘やかされることで親と子がつながっているため、大人になってからそれ以外で親子の絆を深める方法がわからないのです。
結果的に親は子供の言いなりになってしまい、子供もいつまでも親に頼るという、共依存親子の関係ができあがってしまうのですね。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!