パーソナルスペースの測り方とは?
パーソナルスペースは、視認できるものではありません。しかし、人との距離の取り方などによって、ある程度その人のパーソナルスペースを測ることは可能です。ここからは、パーソナルスペースの測り方について詳しく見ていきます。
相手の友達との距離感を観察する
パーソナルスペースの測り方の1つに、その人が友達とどの程度の距離感を保っているかを見てみるという方法があります。何気ない話をしているときなどの友達との距離感を観察してみましょう。
ただし、友達の中にも特に親しい人とそうでない人がいます。特に親しい人に対しては、そうでない人よりもパーソナルスペースが狭くなる傾向があるので、よく観察することが大切です。
自分とその人の関係を考えて、どの程度が適したパーソナルスペースなのかを判断してみましょう。
話が盛り上がった時に少し近づいてみる
話が盛り上がったときに許してくれる距離感が、その人が気を許した相手のパーソナルスペースになります。よって、気になる人と話をしていて盛り上がってきたら、一歩ずつその人に近づいてみましょう。
少しずつ距離を詰めて相手の雰囲気が変わったところが、その人のあなたに対するパーソナルスペースです。相手によっては距離を取ろうとしたり、不機嫌な表情に変わることがあります。
距離を詰めたことで不機嫌になられてしまうと、せっかく盛り上がった雰囲気が台無しになってしまうかもしれません。今以上にその人と仲良くなりたい場合は、適度な距離感に戻りましょう。
床のものを拾ってもらう
床のものを拾ってもらうのも、パーソナルスペースを測る方法の1つです。ここで大切なのは拾ってもらえるかどうかではなく、拾ったものを渡してくれるときの相手の仕草です。
渡すときに一歩後ろに下がるタイプの人は、パーソナルスペースが広いです。対して広ったその場で渡してくれる人は、パーソナルスペースが狭いと判断できます。
相手に手間をかけてしまう方法なので頻繁には使えませんが、現在のその人の自分に対するパーソナルスペースを測るのにとても有効な方法です。プライベートでも職場や学校でも比較的実践しやすい方法なので、意中の人との距離が気になる場合は、ぜひ試してみてください。
名刺交換
名刺交換のときの動きで、その人のパーソナルスペースが広いのか狭いのかが判断できます。交換の際は、こちらはその場から動かないようにしましょう。
名刺を差し出したときに相手が何も警戒せずに近づいてくるようだと、その人のパーソナルスペースは狭いです。逆に、距離を置いて交換しようとする人は、パーソナルスペースが広いと判断できます。
商談の時に意識してみると、相手に合わせたコミュニケーションが取れるようになるでしょう。パーソナルスペースをビジネスの場面で活用したいときにぜひ意識してみてください。