愛が重い人の心理
まずは、愛が重い人の心理をひも解いていきます。愛が重い人は一体どんな思いを抱えているのか、そこを理解すればあなたも捉え方が変わるかもしれません。
相手を独占したい
「好きな人には自分だけを見ていてもらいたい」と思うのは、男女ともに共通する思いでしょう。
ただ、相手よりも自分の気持ちのほうが大きいと感じていると、その独占欲は強くなるはず。自分に関心を持ってもらいたくて、あるいは相手が他の人を見ないようにと束縛も激しくなるはずです。
相手を独占したい気持ちが強い人は、相手からの愛情をしっかりと受け取っていなかったり、想われている実感が持てていなかったりします。つまり、「相手の愛が足りない」と思っていることが多いです。
また、相手がモテる人である場合も独占欲が強くなるでしょう。「誰かに言い寄られてるかもしれない」「すぐ乗り換えられるかもしれない」といった不安から、相手を独占したくなるはずです。
恋愛にトラウマがある
愛が重い人には、過去の恋愛にトラウマがある人もいます。
例えば、過去の恋愛で相手に浮気されたことがある人は、「また浮気されるかもしれない」と思って相手への束縛が強くなるでしょう。あるいは「自分が愛をしっかり伝えなかったからだ」という反省から、過剰なまでの愛を伝えてしまうはずです。
このように、過去の恋愛が今の恋愛に影響をもたらしているパターンもあります。そうした人は「男はこういう生き物」「女はこういう生き物」といったように、人を一括りにしていることがほとんどです。過去の相手と今の相手がまったくの別人であることを認識していないと考えられます。
最悪の展開を想像している
愛が重い人は、物事をネガティブに考える傾向があります。そのため「浮気されたらどうしよう」「別れることになったらどうしよう」と、最悪の展開を考えがちです。その不安を解消しようと、相手を求めすぎたり気持ちを伝えすぎたりするため、愛が重いと感じられるのでしょう。
最悪の展開を考えることは悪いことではありません。しかし、起きてもいないことに不安を感じ「浮気してるんでしょ?」などと責めたら、相手はどう感じるでしょうか。きっと「信用してもらえてない」と思いながら、不快感を抱かれるはずです。
そうなったら相手と信頼関係を築くことも、相手にもっと好きになってもらうことも叶わなくなるでしょう。
相手からも重いくらいの愛を受け取りたいと思っている
愛が重い人の中には、「相手からも重いくらいの愛がほしい」と思っている人もいます。つまり「自分が愛する分だけあなたも愛してね」と、見返りを求めているタイプです。
「毎日愛情表現をすれば相手も愛情表現をしてくれる」などと思っているため、相手が応えてくれない場合は不満を感じることもあります。
このような心理状態でいる人を放っておくと、最終的には「こんなにも愛してるのにどうして何もしてくれないの?」と責められる恐れも。そのため、愛が重い人には慎重かつ上手な対処が求められるでしょう。