タトゥーを入れる人の心理②

タトゥーを入れる人の心理には、ポジティブなものが多いという特徴がある反面、複雑な心理が隠れていることもあるといいます。
引き続き、タトゥーを入れる人の心理について、見ていきましょう。
自己を表現したい
ミュージシャンやダンサーなどの職業や趣味を持っている人が、自己を表現する手段という理由でタトゥーを入れる場合もあります。自己表現として入れる人の中には、タトゥーは自分をアピールできるアートだと考える人が多いのが特徴です。
目を引くデザインのタトゥーを入れることで独自の世界観を表現したり、信条などの言葉を体に刻むことで、自分のポリシーを表明したいというような心理が働いていると考えられるでしょう。
愛情を表現したい
タトゥーを入れる人の中には、タトゥーによって愛情を表現したいという心理の人も多いという特徴があります。多くの場合は子供や恋人の名前ですが、ペットや憧れている有名人の名前をタトゥーとして入れる人もいるようです。
愛する者の名前をタトゥーにすることによって、「これほどまでに愛しているのだ」というアピールをしたり、「たとえ離れていても、いつも想っている」という気持ちを表しているのだと考えられます。
自傷行為の一種
タトゥーは、肌に針を刺して入れるものです。自らの意思で体に傷を付ける行為のため、考えようによっては自傷行為の一種だとも言えるでしょう。
痛みを伴うタトゥーを入れることによって心理的な満足感を味わいたいという感覚は、リストカットに近いことなのかもしれません。タトゥーを入れる理由がこのパターンの人は、タトゥーを入れることが自分を慰める快楽のツールとなっていて、1度では満足できずに何度もタトゥーを入れたくなってしまう場合も多いのが特徴です。
傷跡を隠すため
日本では稀なパターンではありますが、海外では手術やリストカットなどによってできてしまった傷跡の上から、自分が気に入った柄のタトゥーを入れることで、傷跡を隠そうとする事例もあるといいます。
傷跡を見るたびに落ち込みがちだった人が、タトゥーを入れることで少し前向きな気持ちになれるというならば、素敵な理由なのではないでしょうか。