「ちやほやされたい」に関する専門家の意見やアドバイス
ちやほやされる男性の行動とは?
女性の前でどういう風に振る舞うと、ちやほやされるようになるのでしょうか?『メンタリズムで相手の心を97%見抜く、操る!ズルい恋愛心理術』(ロミオ・ロドリゲスJr.)には以下のような記述があります。
「『エンディングインパクト』という心理効果があります。直訳すると『最後の衝撃』という意味です。この心理効果とは、人の印象は最後に見たものほど覚えていて、衝撃を受けるという効果のことをいいます。たとえば映画や小説も、最後の謎やどんでん返しに衝撃を受けて、ラストシーンをよく覚えているのではないでしょうか?さて、仕事では納期やアポに遅れるのはNGですが、こと出会いの場では、『遅れる』ことはそう悪いことではありません。なぜなら、遅れることでその場の支配権を握ることができるからです。コンパの場では、みんなが席に座り、料理を注文した直後ぐらいのタイミングで現れるのがインパクト大です。ただし、あまり遅れてしまうとマナー違反ですし、すでに男女ともにお気に入りの相手を探し始めているので、乗り遅れてしまう可能性があります。」
このように、出会いの場では他の人より少し目立つ行動を取ると、注目を集めるようです。
どんな男性が好意をもたれる?
では、どんな男性が好意をもたれるのでしょうか?『恋愛資本主義社会のためのモテ強戦略論』(勝倉千尋)には以下のような記述があります。
「女性と接する上で『会話』のできる男性が、少なすぎます。意思疎通はできても、『女性の好む』『普通の』会話ができない男性が多すぎるのです。デートまでこぎつけても、次につながらない男性は、『会話』に問題があるケースが多いです。そもそも女性と男性の好む会話は、まるきり違うことをご存じでしょうか?会話には、『男型』と『女型』が存在します。姉や妹がいたり、幼い頃から女子と絡んでいた男性は、この『女型の会話』に慣れていることが比較的多いです。しかし、ひとりっ子、男兄弟に生まれ、中高は男子校、さらに大学は理系で『男型』の会話しか知らない男性などは特に……『女型』の会話を知らず、『女性が喜ぶ〝普通の〟会話ができない』人が多い印象です。ここまで極端でなくとも、『女型の会話』が流暢にできる男性は、おそらく全体の半分もいないでしょう。現代の恋愛では、お金がある、顔がいい、だけではダメです。『一緒にいて楽しい』という感覚こそ、最大の価値を持つのが現代です。それゆえに、今の恋愛で女性に『楽しい!』と思ってもらうには、女性の喜ぶ会話ができることがマストであり、それができなければ、恋愛市場から半分脱落したも同じなのです。しかし、安心してください。翻って言えば、『女型の会話』をマスターすれば、一気にモテ強になることが可能です。会話力は、努力によって改善しやすいポイントです。」
ちやほやされる男性は、女性との会話もスマートなようです。
ちやほやされたい性格を直す
ちやほやされたいという性格を直そうと思ったとき、ちやほやされたい心理とどう向き合えばよいのでしょう。『アドラー心理学入門(ベスト新書)』(岸見一郎)に以下のような記述があります。
「アドラー心理学では、縦の人間関係は精神的な健康を損なうもっとも大きな要因であると考える、と先にいいましたが、育児の目標、また普通であることが重視されることと関連して精神的に健康であるということがどういうことなのか見てみましょう。まず、自分を受け入れることが一つの条件です。アドラーはいいます。『大切なことは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかである』と。自分という道具は、他の道具とは違って取り替えることができません。この自分という道具はたしかに癖があるけれども、大切なことはこれをどうやって使いこなすかということです。そのためにはこの自分という道具を好きになる、あるいは英語の表現でいうと自分を受け入れる(accept)ことができなければなりません。そのためには今の自分のままで自分を受け入れたいのです。クリステンセンは、自分が他の人とは違っていることを印象づけなくてもいいとドライカースにいわれたという話に続けて、次のように語りました。『今のあるがままの自分を受け入れなさい。今日私の話を聞いた人は、今この瞬間から幸福になることができます。しかし、そうでない人は、いつまでも幸福になることはできません』(中略)話を戻すと、ドライカースがクリステンセンにいった、今のままで十分いいというのは、今の自分をそのままで受け入れるという意味なのです。しかしこのことは自分の現実に目をつぶるということではありません。」
今の自分を受け入れ向き合うことにより、自然体になれるのではないでしょうか。
<参考文献>
『メンタリズムで相手の心を97%見抜く、操る!ズルい恋愛心理術』(ロミオ・ロドリゲスJr.)
『恋愛資本主義社会のためのモテ強戦略論』(勝倉千尋)
『アドラー心理学入門(ベスト新書)』(岸見一郎)
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