自分を卑下する人の心理状態
予防線を張りたい
自分を卑下する人の心理状態として、「失敗したり否定されたりすることへの予防線を張っておきたい」という意図があります。
たとえば、試験の前には「どうせ私は落ちるよ」、愛の告白をする前には「どうせ振られるだろう」といった発言をすることで、良くない結果となった時に周りから批判や否定を浴びたり、深く傷ついたりすることから逃げられるように準備をしておくのです。
認められたい
自分を卑下する人には、相手から認められたいという心理が存在します。
たとえば、髪を切りすぎてしまった時に「全然かわいくない」と発言することで、周りは「そんなことない、かわいいよ」「似合ってるよ」などと言って髪型を認めてくれますよね。また、デートに着ていく服を選びながら「どうせ俺が何を着てもカッコよくない」と言えば、周りは「そんなことない、お前はカッコいい」と認めてくれます。
このように、自分を卑下する人には相手からの「承認の言葉」を期待する心理があります。
楽をしたい
楽をしたいと考えている人も、頻繁に自分を卑下してしまいます。
たとえば、ダイエットをしていた人が「どうせ綺麗になれないから、モテないから」と言ってダイエットをやめてしまったり、婚活パーティへの参加を考えていた人が「誰も俺のことなんか好きにならない」と参加をやめてしまったりすることがあります。
ダイエットを継続することや恋愛関係を築くことには、それなりの努力が必要です。しかし、「どうせ…」と自分を卑下することによって、無意識に自分が楽だと感じるほうへと進んでいってしまうのです。
自分の印象をコントロールしたい
自分の印象をコントロールするために、自分を卑下する人も存在します。
たとえば、「あなたの隣に並んだら、私なんてゴミみたいに見えてしまう」「○○さんの話を聞いたら、自分の話なんかする必要がない」などといった発言をすることによって、人からの評価をあらかじめ低く設定しておくことができます。さらに、そのような発言をされた人は自分を卑下する人に対して優越感を持ったり、好感を抱いたりすることもあります。
このように、「相手から良い印象を持たれたい」「印象をコントロールしたい」という心理があるために自分を卑下する人は多く存在しています。
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