騎乗位を練習するなら筋トレも大切!

騎乗位をしていると、気づくことがあります。
それは、「騎乗位で動くことが思ったよりも大変」「膝や太ももが疲れて、あまり長い時間動いていられない」ということです。
そう、騎乗位では、テクニックやコツだけでなく、「たくさん動きたい!」と思うなら、ある程度は女性側の体力も必要になります。
筋トレをすると騎乗位しやすくなる
騎乗位の動き方を考えると、確かに上下運動では下半身全体を使いますし、楽な動き方と言われている前後の動きも太ももや腹筋をたくさん使います。
筋肉があまりない場合には、そうした動きを長く続けることができません。
また、筋力の問題だけではなく、騎乗位は下から男性に見上げられる体位なので、スタイルに自信のない女性は男性からどう見えているのかつい気になってしまいますよね。
そこでおすすめなのが筋トレです。
筋トレをすることで、筋力がついて騎乗位の動きがスムーズになるだけでなく、スタイルアップして自信をもって騎乗位に挑戦することができます。
腰から下の筋肉を鍛えよう
騎乗位には筋トレが大切とは言っても、どの部位を鍛えれば良いのでしょうか?
騎乗位をする時には、上下のピストン運動では脚の筋力が、前後左右にスライドさせたり、密着して腰だけを動かす時には、腰からヒップにかけての筋力を使います。
そのため、筋トレをする時には、脚全体を鍛える筋トレと、腰やヒップ周りの筋肉を効果的にトレーニングするのがよいでしょう。
自宅でもできるトレーニングを活用しよう
「筋トレをするのが苦手」「ハードなトレーニングはしたくない」という人は、最初からハードなトレーニングをするより、自宅で手軽にできるトレーニングを活用しましょう。
腰回りやヒップ、脚全体の筋肉を鍛えるには、鍛えたい箇所にきちんと負荷がかかることが大切です。
これから紹介するトレーニングは、自宅で簡単に試すことができます。テレビを見ている間や、寝る前にベッドの上でできるものばかりなので、ぜひ挑戦してみてください。
下半身を鍛えるワイドスクワット
ワイドスクワットのやり方は簡単です。
まず、足を体の横に大きく開いて立ちます。そしてお尻を後ろに突き出すようにして膝を曲げて、そのまま体をまっすぐに下ろすだけです。手は胸の前に組んでおきましょう。
注意する点は、背筋をまっすぐに伸ばすことです。
太ももが床と平行になるまで股関節を下げたら、ゆっくりと元も姿勢に戻ります。深呼吸も忘れないようにしましょう。
この動きを、最初のうちは10〜15回を一日3セット繰り返します。慣れてきたら、1セット数を30回ほどにあげていきましょう。
ヒップリフトで腰回りと腹筋を美しく鍛える
ヒップリフトのやり方は、仰向けに寝た状態で行います。
まず、肩をついたままお腹を突き出すようにし、足を90度に曲げます。手は体のわきに置いて、安定した姿勢を取りましょう。
それからお尻をグッとあげて、お腹と足の膝が直線になったら、一度止めます。深呼吸をしながら、その体勢を30秒ほどキープしてください。それからゆっくりとお尻を下ろします。
簡単にできる人は、片足を上げた状態でのヒップリフトがさらに効果的です。
姿勢を正したり、ストレッチをすることも重要
筋トレをすることで、騎乗位に必要な筋力を身につけることができるので、騎乗位の練習をしやすくなります。練習と筋トレを平行して行うと、さらに良いでしょう。
また、騎乗位をさらに上達させたい場合には、姿勢を正すことも大切です。
日本人は前傾姿勢になることが多く、猫背の状態だと太ももの裏の筋肉がうまく使われません。そうすると筋トレをしても適切な効果を得られないので、日頃から姿勢に注意することが大事です。
また、股関節の可動域が狭いと、騎乗位をする時に痛みが出たり、スムーズに動けないことがあります。なので、股関節を緩めるようなストレッチも効果的だと言えます。