「性欲が強い彼」に関する専門家の意見やアドバイス
性欲が強い人にとって幸福な状態とは?
性欲の強い彼は、そのエネルギーをあなた一人にぶつけているのでしょうか?もしかしたら、あなたに内緒で複数の女性と関係を持っているのかもしれません。性欲を持て余している人にとって、どのような状態が幸福なのでしょう。これについて、『セックスと恋愛の経済学』(マリナ アドシェイド)には以下のような記述があります。
「より多くのセックス・パートナーを持つ人はそうではない人よりも幸せなのかと考えてみる価値がありそうです。エコノミストのデビッド・ブランチフラワーとアンドリュー・オズワルドは、この点を研究しました。1万6000人の米国人を対象に幸福度を3段階で自己評価してもらい、性行動が活発になっても幸福にはならないことを見出したのです。
誤解しないでください。セックスは人を幸せにしますし、より多くセックスをするほど人は幸福になります。セックスは特に他のどんな活動にも増して女性を幸せにするのです。さらに高学歴の女性は低学歴の女性に比べて、セックスによってより幸せになります。老若による違いはありません。レズやゲイでもセックスがもたらす幸福度に異性愛者との違いはありませんが、わずかに多くのセックス・パートナーを持つ傾向があります。
要するに、より多くのセックスをすることは人々を幸福にはしますが、より多くのセックス・パートナーを持つことは幸福には結び付かないということです。最も幸福な人は一人だけのセックス・パートナーを持つ人であり、過去12カ月間に、より多くのセックス・パートナーを持った人ほど幸福度は低いとこの調査は報告しています。
もちろん、この調査が何を捉えているのか、本当のところはわかりません。例えば不幸な結婚生活を送っている人は不貞を働きやすそうですから、その結果、より多くのセックス・パートナーを持つことになるかもしれません。彼らは必ずしも性的に乱れているから不幸なのではなく、不幸であるからこそ不倫に走っているのかもしれません。
過去1年間に次々と相手を替え続けている人は性的に乱れているように見えますが、不幸であることを責められるでしょうか?より多くのセックス・パートナーを持つことが幸せにつながるかどうかを本当に明らかにするのは、実際に人はしばしばそうしているという事実です。この証拠は顕示選好と呼ばれます。
ある人がより多くのセックス・パートナーを持つことは、他に取り得た選択肢よりもその体験のコストを支払うことを選んだことを意味するからです。そしてそれは、彼らがそんな選択を後悔しないということを意味するわけではありません。失望は彼らが進んで取るリスクの1つに過ぎないというだけのことです。」
このように、複数の相手とやたらセックスする人より、決まった相手と集中して何度もセックスする人のほうが、幸福感を抱いているようです。性欲が強い彼に浮気の兆候が見え始めたら、「セックスの相手は一人に決めたほうが満足できるらしいよ」と教えてあげてもいいかもしれません。
性欲の強い彼には、こちらから意思表示したほうがいい
大好きで別れるつもりがなく、あなたの体力や気力などが続くのであれば、できるだけ彼の性欲に応えてあげたいもの。とはいえ、お断りしたいタイミングもあるでしょう。彼氏に気まずい思いをさせたくなければ、女性側から今日は大丈夫というサインを出してあげると、それ以外の時には誘われにくくなるかもしれません。『女が本当にしてほしいセックス』(田辺まりこ)には以下のような記述があります。
「NGサインに気づかないおめでたくも悲劇的な男性がいる一方で、女性のOKサインを見逃して女性をガッカリさせてしまう男性もいます。そう、実は女性はNGサインのみならずOKサインも発しているのです。
たとえば笑顔。会うたびに笑顔が多くなってきているなと感じたら脈があるといえるでしょう。会うたびに綺麗になっているというのも女性が性を意識している証拠です。女性らしい装いや露出度の高い服もチェックポイント。服装は心の表れといわれます。女心に敏感になりましょう。もっと具体的にいえば、食事を終えたあとで女性が化粧直しのために席を立つ、香水をつけ直すという場合には、誘惑モードに入っている可能性が高いのです。
また、これからキスをするかも、もしかしたらセックスするかもと期待をしている女性は、あまり食べません。ドキドキして食べる気になれないということもありますが、女性は男性が考えている以上に策略的。裸になった時にお腹がパンパンでは恥ずかしいという気持ちが働いているのです。そこで、いつもは食欲旺盛な女性が『今日はちょっと食欲がないの』と言い出したら、これは一つのサインだと受け止めてよいと思います。
それから、これは私ならという話ではありますが、二人の時間を大切にしたいと思ったら携帯電話をオフにします。『今日は携帯は切っちゃう』などと宣言したら、それは『今日、私はあなたのものです』と言っているのと同じことなのです。」
自分なりのOKサインを送り続けるうちに、彼のほうも大丈夫なタイミングを見極められるようになるかもしれないので、気長に試してみましょう。
<参考文献>
『セックスと恋愛の経済学』(マリナ アドシェイド)
『女が本当にしてほしいセックス』(田辺まりこ)
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!