「後ろから抱きつく」に関する専門家の意見やアドバイス
なぜ「バックハグ」はドキドキするの?
普通に向き合ってハグされるより、バックハグの方が断然ドキドキする、という女性の声が多いようです。なぜ、顔が見えないバックハグの方がドキドキするのでしょうか。『現代の「繊細」な男子たちに送る 5分でわかる女性目線のLOVE理論【恋愛心理学】【草食系男子】【美女と野獣】』(高梨ようこ)には、以下のような記述があります。
「女性がドキッとするポイントとしてよく聞くのは、車をバックさせる際に助手席のシートに手をかけて後ろを向くという仕草です。男性からすると、無意識にごく当たり前にやっていることでも、ふいに接近されると自分が包み込まれるような感覚に陥るため、ドキッとすることが多いんです。似たようなシチュエーションだと、女性の背後から彼女の頭上にある荷物を取るというものもあります。ドラマや漫画だと、図書館などで女性が見ている棚の上の段にある本を男性がスッと背後から取る…というようなイメージですね。
なぜ、このシチュエーションで女性がドキッとするするのかというと、どちらの場合も自分を包み込まれるような感覚になり、ドキッとしてしまうのです。女性は頭の中でイメージを膨らませるので、『もしかしたら、このまま後ろから抱きしめられるかも!?』という一種のスリルのようなものを想像します。そう、月9のラブストーリーのようなシチュエーションが自分にも起こってしまうのでは?というほんの少しの期待があるので、自然とドキドキしてしまうのです。」
ドラマで見たシーンが自分の身にも起こりそうなシチュエーションになった時、女性はドキドキしてしまうようです。また、背後から自分の頭上にあるものを取られる、などという不意打ちにも、ドキッとしてしまう人が多いもの。バックハグは女性にとってドラマのヒロイン気分を味わえる体勢なのかもしれません。
バックハグだけじゃない!「トキメキ」を日常にプラス
バックハグは、視野の外から突然ハグされることでドキドキ感がアップするものですが、それ以外にも日常のシーンで恋愛の「トキメキ」を味わうことは可能です。『男と女「好かれる」心理「嫌われる」心理』(伊東明)には、以下のような記述があります。
「日常の場の出会いのデメリットは、『退屈しやすい関係』に陥りがちだということ。相手のことをよく知るチャンスが多い分、相手のことがわかりすぎてしまい、ハラハラ、ドキドキすることが少なくなってしまいます。
ですから、日常の場で出会った人とつきあうときは、(先ほどとは逆に)なるべく『刺激的なデート』をするように心がけましょう。普段経験できないようなこと、たとえば、旅行に行く、おしゃれをして高級レストランに食事に行く、芝居やミュージカルを見に行く、話題のスポットを訪れる、面白そうなイベントに参加する、などです。
また、デートのときの服装を、普段と思いっきり変えてみるというのもいいようです。『普段はスーツ姿しか見ていなかったので、ジーンズ姿を見たときはすごく新鮮な感じがした』という女性の声を何度も耳にしたことがあります。こうしたことが、自分や相手の隠れた魅力を引き出し、退屈になりがちな関係をリフレッシュしてくれるのです。
どことなく恋人のつきあいに退屈している人は多いようですが、退屈しているのは、デートの仕方にちょっとした工夫が足りないせいです。
万人向きのマニュアル通りのデートをするのではなく、自分たちの出会い方に応じてデートの仕方を変えていける人こそが、恋愛を成功させることができるのです。」
このように、デートの行き先や内容を工夫するだけでなく、ファッションをガラリと変えてみると、ドキドキ感を楽しむことができるようです。すぐにできることから試してみましょう。
<参考文献>
『現代の「繊細」な男子たちに送る 5分でわかる女性目線のLOVE理論【恋愛心理学】【草食系男子】【美女と野獣】』(高梨ようこ)
『男と女「好かれる」心理「嫌われる」心理』(伊東明)
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