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ヌーディストビーチは日本にある?全裸になれるビーチの実態とは

ヌーディストビーチは日本にある?全裸になれるビーチの実態とは

全裸で楽しむ人がたくさんいる「ヌーディストビーチ」を知っていますか?海外には意外と多くあるものの、果たして日本には存在するのでしょうか。この記事ではヌーディストビーチの実態について、詳しくご紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!


ヌーディストビーチとは?日本にある?

太陽が輝く空の下、開放的な美しい景色の中で全裸の美女たちが波と戯れるビーチがあるのをご存じですか?なんだかマンガのようなシチュエーションですが、そんな夢のような場所は実在します。性別を問わず誰もが全裸で過ごすことを許される楽園、それがヌーディストビーチです。

ヌーディストビーチと呼ばれるビーチは海外には意外と多く存在します。男性ならきっと誰もが興味をそそられ憧れる場所ですが、日本にヌーディストビーチはあるのでしょうか。

今回は、魅惑のヌーディストビーチについて、実態や魅力を詳しく解説していきます。ヌーディストビーチに行ってみたいと考えている方におすすめのスポットもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ヌーディストビーチとは


衣服を着て生活する文化の社会にいながら、全裸で自然に過ごすことを楽しむ目的を持った人々をヌーディスト、またはナチュリストと呼びます。ヌーディストビーチは、ナチュリストの人が衣服から開放され、リラックスしながら日光浴や海水浴を楽しむ場として支持されました。

1950年代にはフランスの海岸で人気となり、ヌーディストビーチは世界中に広まっていきました。通常は男女を問わず誰でも自由に利用ができる場所ですが、一般的な海水浴場と区別するために、ヌーディストビーチであることを示した看板などが掲げられていることが多いようです。

日本にヌーディストビーチはない


ヨーロッパを中心に世界中へと広まっていったヌーディストビーチですが、アジア圏は少ない傾向があり、日本では残念ながらヌーディストビーチと呼ばれる場所はありません。

利用者がある程度限られるプライベートビーチと呼ばれる場所では、多少開放的に過ごすことはできるかもしれませんが、そもそも日本の海岸は国の所有物であり私人の所有権は認められていないため、全裸で過ごしていることが公になってしまうと、公然わいせつ罪に該当して処罰の対象となってしまう可能性が考えられます。

日本には混浴がある!


日本には海外のようなヌーディストビーチはありませんが、合法的に裸で過ごすことができる公共の施設と言えば温泉がありますよね。日本には数多くの温泉があり、その中には混浴ができる温泉も存在します。

かつて日本では銭湯も男女の混浴が一般的だった時代もありました。風情のある伝統文化として、混浴を楽しんでみるのも良いかもしれませんね。

ヌーディスト温泉?日本の混浴について解説!

世界でも風呂好きな民族として知られる日本人。現代の日本では温泉や銭湯は男女別で入浴するのが一般的ですが、一部の温泉では混浴の文化も残っています。

男女を問わず服を脱いで開放的に楽しむ事ができる日本の混浴文化について、歴史を紐解きながら詳しく解説していきましょう。

実は奈良時代からある混浴


日本において入浴をするという概念は、6世紀に中国から伝わった仏教の教えがきっかけだと言われています。心と体を清める行為であり、健康にも良いとして、奈良時代には寺院の共同風呂に入る「施浴(せよく)」と呼ばれる文化が庶民の間でも広まっていきました。

奈良時代に書かれた「出雲国風土記」では、温泉が湧いている場所に老若男女が入り乱れて楽しんでいる様子が書かれているため、当時は混浴だったことが伺えます。

江戸時代に誕生した銭湯の文化でも「入込(いりこみ)湯」という男女が混浴で入浴を楽しむ方法が一般的でしたが、風紀を乱す者もいたため幕府から混浴禁止の命令が度々出されたようです。

その後、黒船来航で西洋人からの批判を受けたこともあり、西洋文化が多く取り入れられた明治時代に入ってから銭湯の混浴禁止が全国的に広まっていったと言われています。ただし、混浴禁止の規制は「銭湯」においてのみだったため、温泉では現代でも一部で混浴の文化が残っているのです。

基本は湯浴み着で入る


現代でも日本中に混浴温泉は残っていますが、家族風呂や貸し切り温泉ではない大浴場では、基本的には「湯浴み着」という入浴時に使用する専用の衣類を着て入浴するのが一般的です。

老若男女が服を脱いで自由に楽しめる空間ではあるものの、全裸ではないと考えるとヌーディストビーチのような開放感を求めている人にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれませんね。

全裸で入る混浴はある?


結局のところ、日本には全裸で入ることができる混浴の温泉は無いのかと言うと、そういうわけでもありません。

岡山県には、隣のホテルからも見えるほどにオープンな無料の混浴露天風呂があることで有名です。タオルなどで前を隠すようにという注意書きはあるものの、基本的に水着は禁止で男性は湯浴み着の着用も義務付けられていないため、開放的に大自然を満喫しながら源泉かけ流しの温泉を楽しむことができるでしょう。

海外のヌーディストビーチほど大胆ではないものの、屋外でタオル1枚になって知らない男女同士が混浴できるスポットというのは珍しいので、貴重な体験となるはずです。

初心者向け!ヌーディストビーチの基礎知識

日本の混浴温泉も良いけれど、やはりヌーディストビーチに憧れる人は多いはず。もしも旅行で訪れた場合はどんなことに気を付けたら良いのでしょうか。

それでは、初心者のためのヌーディストビーチの基礎知識をご紹介していきましょう。

全裸にならなくてもOK


一口にヌーディストビーチと言ってもビーチによって若干ルールが異なるため、どんなタイプのビーチなのかを事前に確認しておくのがおすすめです。

ヌーディストビーチをざっくり分類すると、全裸が推奨されているけれど義務ではないタイプ、全裸が許可されているけれど服装は自由のタイプ、全裸は厳密に言えば違法ではあるものの黙認されているタイプのビーチがあります。

いずれのビーチも「全裸になってもいいですよ」という場所なので、抵抗がある場合は必ずしも全裸になる必要は無いと言えるでしょう。ただし、全裸が推奨されているヌーディストビーチで全裸になっている側の人からすると、ずっと服を着たままその場にいる人は、冷やかしに来たようであまり良い気がしないかもしれません。

また、ほとんどの人が全裸でいる場所では服を着たままの方が目立つので、逆に恥ずかしい思いをするということも考えられます。ヌーディストビーチに行くならば、「郷に入っては郷に従え」という心構えで行くのが良いでしょう。

基本的に誰でも入れる


ヌーディストビーチは場所によってはIDを提示させられる場合もあるようですが、基本的には会員制度のようなものは無く、老若男女誰でも自由に入る事ができる場所です。

誰でも入る事ができるということは、小さな子供がいることも考えられます。大人同士の社交の場としてや、ナンパ目的で来ている人もいるかもしれませんが、家族団らんを目的としている人も多いということを意識しておく必要があるでしょう。

じろじろ見るのはマナー違反


目の前を全裸の人が歩いていれば、その姿が目に入ってしまうのは当然のことではありますが、他人の身体をじろじろと見るのはマナー違反です。水着で海水浴場に行った時のように、他人を意識しすぎない自然な振る舞いを心掛けましょう。

ヌーディストビーチにいる人々は、他人に見られたいために全裸になっているわけではないという人がほとんどです。衣服を着るという規則から解放されて全身で自然を感じたい、他の動物のように人間も生まれたままの姿で過ごしたいというような思想を持っている人もいるので、むやみにカメラを向けることはもちろんNG。

ありのままの姿で共にゆったりと過ごす、和やかな時間を楽しみましょう。

性行為はNG


前述してきたように、ヌーディストビーチはあくまでも純粋に全裸で自然を楽しむ事を目的としている人が多いため、人前で性行為をするのはNGです。開放的にセックスをするための場所では無いということは、肝に銘じておきましょう。

セックス目的でビーチに来る人が増えてしまうと、ビーチから追放されるばかりではなく、ヌーディストビーチとしての存続も厳しくなってしまうことが考えられます。下心を持って行ったとしても、節度を持ってその場を楽しむ心のゆとりがあると良いですね。

海外のおすすめヌーディストビーチ6選!

ヌーディストビーチの実態が見えてきたら、実際に行ってみたくなりますよね。ヌーディストビーチがある場所は自然が豊かで、全裸を楽しむことが目的では無くても観光地として魅力的なところばかりです。

ぜひとも旅行で訪れてみたい、海外のおすすめヌーディストビーチをご紹介していきましょう。

レディーベイビーチ/オーストラリア


オーストラリアのレディーベイビーチは、首都のシドニーから10㎞ほど東に離れたワトソンズベイにある、歴史の古い公認のヌーディストビーチ。バスやフェリーでのアクセスが良く、観光客も多く訪れるスポットです。

砂浜は崖下にあり木々に囲まれています。海水の透明度が高く砂浜も美しいので、思わず開放的な気分になってしまうかもしれません。オーストラリアは一年中温暖な気候なので、季節を気にせずに行きやすいというのもポイントです。

リトルビーチ/ハワイ


ヌーディストビーチとして知られるハワイのリトルビーチは、マウイ島南部のマケナ州立公園の先端にあります。ちょっとした崖を登った先にあり、比較的こじんまりとして人も少ないビーチなので、秘境のような雰囲気が楽しめそうです。崖の反対側はビッグビーチと呼ばれ、大きくてキレイな景色が広がります。

ハワイ州では本来、公共のビーチで全裸になるのは違法なのですが、このリトルビーチとハナのカイハルル・レッド・サンド・ビーチでは、全裸になっても黙認してくれているような状態のようです。あまり人目に付かない場所だからこそ「開放的になっても見逃してあげるよ」ということなのでしょう。

ロクルム島/クロアチア


クロアチアにある無人島のロクルム島の南部には、FKKと呼ばれる有名なヌーディストビーチのエリアがあります。ビーチと言っても砂浜ではなく岩場なのですが、アドリア海を一望できる絶景が魅力的なスポット。ここでは写真撮影と水着着用が禁止となっているので、全裸になることが必須です。

クロアチアは、国が30ヶ所以上のスポットをヌーディストエリアとして紹介しているほどのヌーディストビーチのメッカ。ちなみに世界初の公式なヌーディストビーチは、クロアチアのラブ島のビーチだと言われています。

キャプ・ダグド/フランス


キャプ・ダグドは、フランス南部に位置するエロー県アグドにある地中海に面したリゾート地です。キャプ・ダグドの北東にあるバグナス地区のナチュリスト・ヴィレッジと呼ばれるエリアは、ビーチはもちろん、レストランやカフェの客も全員全裸で過ごしているという非日常的な体験ができるスポットになります。

ヨーロッパ最大級と言われるほど世界的にも有名なヌードエリアで夏には世界中から多くのヌーディストが集うといいますが、夕方や寒い時期には服を着ている人が多いようなので、ヌーディストビーチを満喫するなら暑い時期に行くのがベストでしょう。

レックビーチ/カナダ


レックビーチは、カナダのバンクーバーにあるUBC(ブリティッシュコロンビア大学)という大学の敷地内にあるビーチです。このビーチでは服を着ても脱いでも自由というルールがあるため、ヌーディストビーチとして知られています。

ビーチまで400段以上の階段を下らなければならないのが難点ですが、ビーチはとても広く開放的で、サンセットが美しいことでも人気です。

レックビーチでは、年に一度マラソン大会が開催されるというのも特徴のひとつ。それもただのマラソンではなく、全員が裸になって5km走るというユニークなものなので、タイミングが合えば参加してみるのも面白いかもしれません。

パンガン島/タイ


ヌーディストビーチは欧米諸国に多く存在しますが、アジアでヌーディストビーチとして有名なスポットのひとつが、タイのパンガン島のビーチです。

公式なヌーディストビーチは無いものの、開放的な西洋人が集まりトップレスの美女を見かけたり、全裸で楽しむ男女の姿がしばしば見られると言います。

パンガン島は、満月の夜に行われる「フルムーンパーティ」というクラブイベントがあることで有名で、会場となるハードリン・ビーチは数万人の観客で毎回大盛況。夜になるとノリの良いパリピな若者が集まるため、賑やかな雰囲気を楽しんだり、セクシーな男女の出会いを求めるにはぴったりの場所でしょう。

昼は一転して、島はまったりとした雰囲気となるので、穏やかな開放感を楽しむなら明るい時間がベスト。パンガン島にはハードリン・ビーチ以外にもたくさんビーチがあり、プライベート感のあるビーチでは特に、全裸で楽しんでいる人が多いようです。

ヌーディストビーチは裸の楽園!

今回はヌーディストビーチについてご紹介してきましたが、行ってみたいビーチはあったでしょうか。残念ながら日本にはヌーディストビーチと呼ばれる場所はありませんでしたが、海外には全裸で楽しめる楽園のような魅力的なビーチがたくさん存在します。

規則に縛られてストレスの多い日常生活に疲れた時、心と体を解放させるリゾート地として、ヌーディストビーチに行くことを検討してみるのも良いかもしれませんね。

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Photo:All images by iStock

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