男性だけが味わえる「射精の瞬間」
女性の「イク」とは違う感覚
射精は女性の「イク」という感覚とは、異なる部分が多い感覚です。性的な快感がピークに達するという点では同じですが、快感の質が大きく異なるので女性と同じ感覚で「イク」をとらえるのは正しくありません。
男性の「イク」である射精は、女性の「イク」よりも瞬間的で快感の波の上下も激しいものになります。女性は快感の波が緩やかで、時にはセックスをしている最中に何度も襲ってくるものですが、男性は射精の瞬間に向けて快感が一方向に向かっていく傾向があります。
多くの男性にとって一番気持ちいい瞬間
前述のように、多くの男性にとって射精の瞬間はセックスにおいて一番気持ちが良い瞬間です。快感の波が一気に押し寄せて、その後一気に引いていくというダイナミックな感覚になります。
多くの男性は射精をしてセックスをフィニッシュしますし、射精をしないセックスなどセックスではないと思っている人も多いでしょう。次の章では男性の射精の感覚や射精の仕組みなどを詳しく見ていきます。
射精の瞬間ってどんな感覚なの?
強い快感が全身に走る
「射精はセックスのピークです。射精というクライマックスに向けてセックスをしているようなもの。射精した瞬間は強い快感が全身に走って、なんとも言えない気持ち良さを感じます。」(20代男性)など、射精をすると全身に強い快感が走るという男性も。
射精は男性にとってセックスでのクライマックス。それほどまでに射精での快感は男性にとって強烈なものなのでしょう。射精をするためにセックスをするという男性がほとんどなのもうなずける気がします。
解き放たれたような解放感
「射精をするとすべてのことから解き放たれたような解放感を感じるんです。悩んでいることとかモヤモヤとかも少しはスッキリするし…。ストレス解消の手段でもありますね。」(20代男性)など、射精をするとスッキリして解放感を得られるという男性もいました。
射精をすると精神的に落ち着いたり、リラックスしたりできる効果が期待できます。射精することによって、日ごろのストレスを解消するのにも役立つとのこと。何かにフラストレーションを感じているときにも、射精は役立ちそうですね。
射精した後の静かな時間が好き
「射精をすると凪のときみたいにスーッと静かな気持ちになれるじゃないですか。あれ、僕実はけっこう好きで、セックスした相手に対しても愛情が強くなります。」(20代男性)など、セックスした後の静かな気持ちになる瞬間が好きだという男性も。
男性は射精した後に一気に快感が下がり、そして気持ちが穏やかになります。性欲も一気に減退するため、まるで仙人のような境地に達するのだとか。またパートナーに対しての愛情も感じるようになる瞬間なのだそうです。
一気に尿道をせりあがる快感
「射精をするときの精液が一気に尿道を駆け上がるあの快感は、かなりイイですよ。たまにチョロチョロって勢いがないやつ出ますけど、一気に出るときはそれはもう気持ちがいいです!」(20代男性)など、精液が尿道を一気にせりあがる瞬間が気持ち良い!という男性も。
女性の場合尿道と膣は分かれているので、尿道に快感が駆け上がることはそうそうありません。尿道の精液が勢いよく流れるのが気持ち良いという快感もあるようですね。男性の射精というのは、女性の感覚とは色々と違うことも多いようです。
我慢してやっと出した排泄のような感じ
「射精までの時間って男にとって快感でもあると同時に我慢の時間でもあるんですよ。だから出そうな精液がなかなか出ない状態から射精して、一気に精液が出ていくと「ああ~!」ってなります。」(30代男性)など、我慢した後の排泄のような気持ち良さがあるとのこと。
男性にとって射精とは、排泄の一種です。しかも射精されるまでは我慢が強いられるため、出そうで出ない感覚を勃起から射精までの間ずっと持続させています。
射精の瞬間は、その我慢に我慢を重ねた後にやっと精液を排出できる瞬間なのです。排泄が一気に、しかも勢いよく出るほど気持ち良いと感じるのは、そういった理由もあります。
好みの女性だと興奮度が増す
「反応が良い女性とか喘ぎ声が好みとか、とにかく性的に相性が良い女性とセックスすると、射精の瞬間の気持ち良さが倍増するような気がします。」(30代男性)など、セックスをする相手によっても射精の瞬間の気持ち良さは左右されるという男性も。
射精が行われるメカニズムや過程は同様なので、セックスの相手によって会館の度合いが変化するのは気持ちの問題が大きいということなのでしょう。この部分では女性の「イク」と同じことが言えるのかもしれません。
男性が満足のいくセックスをしたい場合は、女性との性的な相性も大切。女性が何の反応も示さないようないわゆる「マグロ」と呼ばれる態度でセックスに挑めば、男性の射精の快感も浅くなってしまいます。
「男性の射精」と「女性のイク」の違いとは?
快感を感じる時間
男性の射精の感覚は、女性の「イク」という感覚に比べて短時間かつ鋭いものです。女性の「イク」という快感は緩やかな波のように訪れて、ゆるやかに下っていきますが、男性の射精は一気に上り詰めて、一気に下っていきます。
快感の波をグラフで表すと、まるで打ち上げロケットのようです。波の訪れが鋭くて高い分、射精の瞬間の快感は強いものがあるのでしょう。女性とはセックスでの快感の感じ方が異なるのも無理はありません。
また女性の「イク」という感覚が長時間続くのに対して、男性の射精の快感は射精後すぐに消えてなくなります。女性が長くセックスを楽しみたい場合、男性があっという間に射精してしまうと女性の方に不満が残るといったことも。
男性には賢者タイムがある
男性の射精の快感は、一気に訪れてそして一気に下降していきます。一気に性欲が減退していく原因は、射精の後に分泌されるホルモンにありますが、このホルモンの働きにより性欲とともにやる気も失われます。
射精をした後は何も考えられない、このような状態をいわゆる「賢者タイム」と呼ぶ人も。賢者タイムに入ってしまった男性は、一気にセックスへの興味をなくして修行僧のようになってしまうのです。
このような「賢者タイム」に入ってしまうと、女性がまだまだやる気でも男性がやる気を出すのは不可能です。セックスの時間を長く楽しみたいのであれば、賢者タイムはセックスの最後まで取っておくと良いのかもしれません。
尿道を通る快感を得られる
男性の精液は尿道を通って射精される仕組みです。女性の精液は膣から分泌されますが、男性の精液は尿道を経由します。尿道を一気に精液がのぼっていくとき、男性にしかわからない気持ち良さを感じるのだそうです。
また射精は筋肉の働きで起きる現象です。筋肉の働きがしっかりしているほど強い射精が起き、快感が高まります。興奮しているほど尿道に強い勢いで精液が流れるので、より強い快感を得ることができるのだとか。
また尿道に精液が蓄えられるとき、前立腺も刺激され快感につながります。尿道に精液が流れるといいうのが、男性の「イク」ということである射精独自の感覚なのでしょう。
セックスが激しいほど賢者タイムが強い
強い快感を伴うセックスをすると、男性の中に放出される数々のホルモンの分泌量も増加します。ホルモンの分泌量が増加することで、セックスの快感を強く感じることができる一方、射精後の賢者タイムの度合も強くなるのです。
賢者タイムの度合が強いほど、男性はぼんやりとして何もできなくなります。セックスの後に男性に理性的にふるまってほしい場合は、快感の強すぎるセックスはしない方が良いかもしれません。
とは言え、強い賢者タイムが訪れるほど、パートナーとの絆を感じやすい傾向があるとも言われています。それは絆を強める効果が期待できる「オキシトシン」といいうホルモンが大量に分泌されることが原因とされているのですが、こればっかりは女性がどうこうしようがないので難しいところですね。
オーガズムの回数
男性は射精をすると精液が噴出しますが、この精液は短時間に何度も出せるものではありません。一日に何度も射精をする男性はもちろんいますが、少なくとも数時間程度の間隔をあけるのが通常です。
一方で女性は短時間の間に何度も絶頂に達することができる人がいます。体質にもよりますが、何度もイク人や一度イッたらイキっぱなしというタイプもいるのです。これが男女の「イク」の大きな違いと言えるでしょう。
一日に複数回セックスをした際「一回戦」などという表現をしますが、ほとんどの場合は男性の射精一回に対して一回戦ずつカウントするのが通常です。そして数時間空けてまたもう一回戦…となる訳です。女性の絶頂一回につき一回戦と表現しないのは、男性は短期間で繰り返し射精ができないため、挿入に至るセックスはどうしても男性基準になるからと言えるでしょう。
射精からの賢者タイム…男性心理の変化とは?
射精の瞬間は支配欲がわく
射精の直前から射精の瞬間に向けて、男性の中ではやる気のホルモンが大量に分泌されます。そのため、射精の瞬間に向けてセックスのパートナーに対する支配欲が高まっていく傾向があるのです。
射精の瞬間には相手を逃さないようにするため、多少強引なピストン運動をしてしまうこともあります。射精の瞬間は男性のオスの本能が一番むき出しになる瞬間です。
興奮するほど射精後一気に冷める
射精をした後は、男性の中に今度は鎮静を促すホルモンが一気に放出されます。そのため、セックスの快感や興奮が高いほど大量のホルモンが分泌され落差が激しくなるのです。
快感が強いセックスをするほど、男性は射精した後に何もできなくなります。快感が強すぎて女性と会話もままならないことも。セックスの後も男性にしっかりしてほしい場合はあまり強い快感を与えてはいけないかもしれません。
射精する瞬間は快感と興奮がピークに
男性が射精する瞬間は、セックスで一番快感を感じる瞬間です。オーケストラの演奏で例えるなら、一番のクライマックスと言っても良いでしょう。
またロケットの発射で言うと、ロケット台から切り離された瞬間です。徐々に高まった興奮が、一気に堰を切るように流れ出る、それが男性の射精の快感の感じ方です。
射精後はパートナーとの絆が強まる
射精後はプロラクチンやオキシトシンといった、愛情を高める効果があると言われるホルモンが分泌されます。男性は射精をしたときにこれらのホルモンが多く分泌されるため、セックスをした相手に対して愛情を強く感じると言われています。
セックスは男性にとって絆を強めるための手段でもあるのです。セックスをした後に女性を愛おしいと思うのは、こういったホルモンの働きにもよるものかもしれません。
男性の射精の仕組みとは?射精のメカニズムを解説
勃起すると精子は前立腺に運ばれる
勃起は性的興奮などにより血液がペニスに集中することによって起こります。さらにペニスなどに刺激が加わると睾丸に蓄えられている精子が精管膨大部という場所に運ばれます。
精管膨大部へ運ばれた精子は、やがて前立腺部の尿道周辺の筋肉によってせき止められ、射精の瞬間まで溜まり続けるのです。このとき尿道周辺の筋肉が前立腺を刺激するため、イク快感をより強く感じます。
精嚢から出る分泌液と混ざり合う
さらにペニスなどに刺激が加えられると、精嚢と呼ばれる尿道の上あたりにある組織から精液が分泌されます。ここで精液と精子が混ざり合い、射精後のあのトロっとした状態になります。
なお射精されたばかりの精液は完全に混ざり合っているわけではありません。精液は白濁しているわけではなく、半透明から透明の液体。白濁した精液は精液が射出されて時間が経過したタイミングの精液です。
射精の瞬間まで精液が溜まる
射精の瞬間がいよいよ近くなると、ペニスが波打つように動きます。ペニスの中の尿道周辺の筋肉が硬く閉まるので、尿と精液が一緒に出てくることはありません。
膀胱の出口付近に近い筋肉と、出口からやや遠いところにある筋肉の間に蓄えられた精子は射精の瞬間まで待機しています。ペニスへの刺激と快感がピークに達すると、出口から遠い方の筋肉が徐々にゆるみ始めます。
射精する瞬間に筋肉の働きで尿道に
性的快感がピークに達して射精する!という瞬間、尿道の下の方の筋肉が緩んで中に蓄えられていた精子が一気に射出されます。筋肉の動きで射出されるので、勢いよく精液が尿道からせりあがるのです。
精液が尿道を駆け上がる快感というのは、このときの筋肉の動きによって作り出されたもの。精液を一気に放出した後は、快感の波が急激に衰えて賢者タイムに至る、という流れになります。
射精の快感を高めてあげたい…女性ができる事とは?
男性が射精する瞬間にキス
男性が射精をする瞬間、キスをすることでより射精の快感を高めることができます。体位によっては難しいこともありますが、座位や正常位などではキスしやすいのではないでしょうか。
射精するときに愛情たっぷりのキスをすることで、彼氏の愛情をより強くする効果も期待できるかもしれません。キスをする機会があったら、愛情多めのキスを彼氏にしてあげてみてください。
キツく抱きしめる
射精の瞬間に彼氏のことをギューッと抱きしめてあげても、彼氏の射精の満足度がアップするかもしれません。射精の瞬間は快感のピークであり、セックスの相手に対して一番征服欲が高まっている瞬間。
その瞬間に女性が男性を抱きしめることで、男性の支配欲を満足させてあげられる可能性があります。射精の瞬間抱きしめることができるかは、体位にもよりますがお互い向かい合っている体位なら抱きしめやすいでしょう。
膣を締め付ける
射精の瞬間はペニスが一番刺激を求めているときでもあります。射精の瞬間に膣が締まることで、男性はより強い快感を得ることが可能です。射精の瞬間だけでなく、射精のプロセスに入るころに締め付けを強くすると、より効果的。
「あ、射精が来る」と思ったら膣を締めて彼氏の快感をアップしてあげましょう。彼氏も彼女とのセックスに対する満足度がアップし、彼女に対する愛情も増すのではないでしょうか。
喘ぎ声を出し惜しみしない
大抵の男性は、セックスの最中に出す女性の喘ぎ声が好きです。あまり大げさな喘ぎ声は演技がかっていて引いてしまう男性もいるでしょうが、喘ぎ声を我慢するよりは思い切って出してしまった方がより男性が興奮できます。
さらに射精のクライマックスに向けて適度に喘ぎ声を出してあげることで、より射精の興奮が高まって強い快感を得ることができるでしょう。喘ぎ声が恥ずかしいなら、ひそやかな喘ぎ声でも効果的です。
「いっぱい出して」と伝える
射精の瞬間、男性の興奮は最高潮に達します。その興奮を一層と煽るような言葉がけもおすすめです。「いっぱい出して」「全部ちょうだい」「奥に欲しい」など、相手をすべて受け入れてあげる気持ちと、それを自ら欲しているような内容が良いでしょう。
いわゆる、クライマックスに向けた言葉責めのようなものです。こうした積極性を見せると男性は「彼女も盛り上がっているんだな」と感じ、身も心も気持ち良くなれます。そうすると射精の快感が一段と増すでしょう。
【番外編】「次も射精したい!」と思わせる女性の行動
男性にとって射精は必要不可欠なもの。大好きな彼氏なのであれば、もっともっと気持ち良くなってもらいたいと思いますよね。彼氏に「次もこの子で射精したい!」と思ってもらえる方法をご紹介しましょう。
お掃除フェラをしてあげる
射精したあとの男性器は精子でベトベトしています。それを拭い取るようにフェラをする「お掃除フェラ」をしてあげると、男性が喜んでくれるでしょう。射精した後の余韻に浸ることもできる上、精子を汚く思わず受け入れてくれている彼女を愛しく思うはずです。
また、実際にペニスの清掃が楽になります。メリットしかないため、抵抗がない場合は積極的に取り入れてみましょう。ただ、射精した後のペニスはとても敏感なため嫌がられる可能性もあります。「してもいい?」と聞いてみてから行動にうつしましょう。
「気持ちよかった」と気持ちを伝える
セックスの感想を言い合うのはとてもおすすめです。お互いの良い場所を伝え合うと今後のセックスの役に立ちます。お互いで開発し合うとセックスがもっと気持ち良く楽しくなるはずです。
また、気持ち良かった場所だけではなく微妙だった部分も柔らかく伝えましょう。嫌な事などを伝えておくと最中に気持ちが萎えることもなく、ずっと気持ち良いままでいられるからです。そうするとセックスに対して前向きになれ、男性もたくさん愛してくれるはずですよ。
「たくさん出た?」とチェックする
射精したあとの精子をチェックするのもいいでしょう。コンドームに溜まった精子の量を確認し、「たくさん出た?」「すごいいっぱいだね」と声かけをすると、男性は褒められたような気分になり心地よくなるかもしれません。
多少の嘘はあっても「こんなに出る人はじめて見た」などもおすすめです。射精は男性と切っても切り離せない野性的で自然な現象のため、プラスの言葉がけをすればするほど気分を良くしてあげられるでしょう。
ドMの彼には「いっぱい出せてえらいね♡」と褒めてあげる
もし彼がMなのであれば、終わった後にも言葉責めするのがいいでしょう。「こんなに出していいって言った?」など、少々冷たく接するのも喜ばれるかもしれません。しかしやはり一番喜ばれるのは、最中は責め立てていても射精の後は優しく接することです。
そのため、「いっぱい出せてえらいね」など、相手を受け入れてあげる言葉がポイントとなります。射精はセックスの終わりを意味するといっても過言ではありません。2回戦になるとしても一区切りつくため、まずは射精した相手に労いを向けて褒めてあげるのが一番でしょう。
射精はセックスの快感がピークになる瞬間
また射精をした後は一気に性欲が減退し抜け殻のようになり、仙人のような境地に達することから、「賢者モード」と呼ばれています。男性が射精をした後にやる気がなくなるのはホルモンなどの働きによるもので、セックスが気持ちよくなかったからといった理由ではありません。
女性の「イク」とはかなり違う流れになるので、男性の射精の流れを理解することでより良いセックスライフにつなげることができるようになるでしょう!
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