そもそも緊縛とは
「緊縛」という言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?緊縛のそもそもの意味は、縄などの紐でしっかり縛ることを指します。しかし一般的には、アダルトな要素が強いイメージがありますよね。
こちらでは、アダルトな意味の「緊縛」について解説します。すぐにできる緊縛プレイから、高度な技術が必要なもの、緊縛師による見て楽しむものまで、さまざまな角度から紹介していきましょう。
SMの一種?
SMプレイといえば、ムチや蝋燭と並んで緊縛のイメージが強いのではないでしょうか。緊縛という言葉よりも、亀甲縛りの方がピンと来る方が多いかもしれません。
SMの種類としての緊縛は、縄や紐で身体を拘束するプレイを指します。手首だけを拘束するソフトSMから、全身を拘束して吊るすプレイまで、緊縛はSM初心者から上級者まで幅広く愛されています。
緊縛はSMプレイの種類ではありますが、縛ること自体が目的ではありません。緊縛した状態で羞恥プレイや苦痛プレイを行うというように、他のプレイと併用することがほとんどです。体を拘束することにより、他のプレイが盛り上がります。
高度な技術が必要
緊縛は、元々江戸時代の捕縄術から来ています。罪人を暴れさせず逃げられず、なおかつ死なせてしまわないように縄でいかに縛るかと考えられ、技術が発達しました。
要領よく美しく縛り上げるのはもちろんのこと、締めすぎず緩すぎずという加減が必要です。縛り方の種類によっては、怪我をする可能性が高いですし、最悪命にかかわる危険が伴います。
緊縛を手際よく行うためには、訓練と経験を積んで、高度な技術を習得する必要があるのです。緊縛師や縄師と呼ばれる、緊縛のプロも存在します。
セルフでも可能?
緊縛の種類の中には、自分でできるものもあります。緊縛をしてみたいと思ったら、まずは簡単なものを自分自身で試してみると良いでしょう。
慣れないうちは足で練習することがおすすめです。自分で縛られる側を体験しておけば、相手に緊縛をする際に縛りの強弱や、縛る時の格好に無理がないかなどを身をもって確認できます。
しかし、緊縛プレイには危険が伴うことを忘れてはいけません。きつく縛りすぎた、緊縛が解けなくなった、動けなくなってしまったなどのトラブルには充分注意しましょう。
組み合わせで緊縛の種類は無限大
緊縛の種類は、驚くほどたくさんあります。基本の型はだいたい決まっていますが、ポーズや縛り方の組み合わせで種類は無限です。
手首を縛るだけでも、立派な緊縛プレイになります。縛ると動きを封じることができる場所、関節が曲がる方向、内臓をしめつけすぎない位置を確認しながら、まずは基本を覚えましょう。
慣れて手際よく縛りができるようになったら、プレイスタイルに合わせたオリジナルの縛りに挑戦してみるのもいいですね。繰り返しますが、くれぐれも「緊縛には危険が伴う」ということを忘れないようにしてください。
緊縛の縛り方の種類
緊縛の縛り方の種類は、非常に多くあります。こちらでは、ポピュラーな緊縛プレイの一部を見ていきましょう。初心者でも挑戦しやすいものには、縛り方の解説もしています。安全に注意しながらぜひ挑戦してみてください。
【緊縛の種類1】手錠縛り
緊縛には色々な種類がありますが、最も簡単で基本になる縛り方は「手錠縛り」です。この手錠縛りから発展させる方法が多いので、最初に理解しておきましょう。
・7Mほどの縄を用意しましょう。半分ほどの場所で二つ折りにし、輪の部分になった頂点を縄頭とします。
・縛られる側の両手首を揃えてもらいましょう。二つ折りにした縄の真ん中あたりを揃えたところに乗せます。
・縄頭を手先に向かってぐるりと二周巻き付けましょう。縄頭と残った長い縄を交差させ、手の間から縄を巻き込む形で前に持って行きます。
・巻き付けた縄を巻き込む形で縄頭を二周させ、縄尻側とまとめて結んで、手錠縛り完成です。
【緊縛の種類2】後手縛り
緊縛の種類の中で、基本的なスタイル「後手縛り」について見ていきましょう。「ごてしばり」とも「うしろでしばり」とも読まれます。両手を後ろで縛る技です。
・縛られるM側の両手を背中側に回して組ませ、手錠縛りをします。
・手錠縛りを起点として、背中から胸元、上腕に縄をかけていき、固定しましょう。
強く締めすぎると、手首にあざができてしまったり指先が痺れてきたりしてしまいます。慣れないうちは、痛くないか相手に確認しながら行いましょう。
M側は腕を背中で拘束されているため、体を隠すことができなくなります。拘束の種類としては初心者向けですが、SMらしいプレイを十分楽しむことができることが特徴です。
【緊縛の種類3】片手後手縛り
先ほどの「後手縛り」の片手バージョンが「片手後手縛り」です。片腕だけを背中に固定するやりかたですが、こちらはセルフ緊縛プレイとして親しまれています。
拘束する側の手首に縄を巻き付けますが、片手後手縛りは上半身に腕を固定しなければいけません。そのため、中級者以上向けになります。緊縛に慣れてから挑戦しましょう。
2人でSMプレイをする時も使えます。M側の片手を使えるようにしておいて、奉仕させるか別の縛りをするかという楽しみ方ができるのです。
【緊縛の種類4】高手小手縛り
高手小手縛りの「小手」は手首を指しています。背中で組んだ両腕の手首を、両肘よりも高い位置で拘束する緊縛方法です。
見た目は「後手縛り」に似ているものの、縛られるM側は体の柔軟性を求められ、苦痛を感じます。縛る側も手際の良さとしっかり固定する技術を求められるため、上級者向けの緊縛の種類です。
縛り方は人それぞれで、SMの現場ではポピュラーではありません。しかし、高手小手縛り専門の指南書が出ているほど人気の緊縛方法です。
【緊縛の種類5】下手小手縛り
後ろに手をまっすぐ伸ばした状態で、手首を緊縛される種類を「下手小手縛り」といいます。別名「背面腕一本縛り」です。後ろに手を回し、手錠縛りをするだけで、緊縛としては完成します。
先述の「高手小手縛り」との違いは、縛られた手首が肘より下にあることです。高手小手縛りよりは苦痛ども難易度も低いため、挑戦しやすい緊縛方法でしょう。
両手首を縄で束ねてあるだけなので、拘束の効果はあっても見た目的には物足りません。緊縛プレイを見た目でも楽しみたい場合は、手首から腕にかけて縄筋を工夫し、縛り上げていく必要があります。
【緊縛の種類6】背面観音縛り
「背面観音縛り」は、背中で合掌した状態で拘束する方法です。そのため、縛られる側に関節の柔軟性を求められる緊縛の種類になります。
先述した「高手小手縛り」と同じく、上級者向けの高度な緊縛方法です。縛られる側に無理をさせてしまうと、捻挫などの怪我につながってしまう可能性が大いにあります。見栄えが良い縛り方ですが、挑戦する場合は緊縛に慣れて技術が安定してからにしましょう。
【緊縛の種類7】諸手上げ縛り
責め縄で人気の高い緊縛の種類「諸手上げ縛り」について解説します。別名「後ろ頭後手縛り」ともいい、責められるM側の胸や脇が隠せなくなる拘束方法です。別名からもわかるように「後手縛り」の応用のため、難易度はそれほど高くありません。
・まずは体の前面で、手錠縛りをします。拘束した両手を上げさせ、頭の後ろに。結び目下の余った縄で固定して完成です。
・固定する方法としては、縄を腰に回し、縛られる側自身の体を使う方法があります。あるいは、体ではなく柱や家具の足に結んでも良いでしょう。
【緊縛の種類8】前手縛り
「前手縛り」は、縛られるM側の両手を前面で拘束する方法です。下手小手縛りの前面側バージョンになります。
M側の胸が隠れてしまう上に、プレイ中に乳首や乳房を責める時は腕が邪魔になってしまいますね。しかし、前手縛りはM側自身が縛られているところを見ることができる、視覚的に盛り上がる緊縛方法です。
縛り方は、前に持ってきた両手を手錠縛りすれば完成します。視覚的に楽しむためには縛りの飾り付けが必要になりますが、縛られる方の体勢が楽なので、慣れないうちは練習させてもらいましょう。
【緊縛の種類9】一本縛り
上記までは手を中心とした縛り方の種類の解説でした。「一本縛り」は、足の拘束方法です。足を拘束する方法なので、縛り方の練習をする時や、セルフ緊縛の手始めに向いています。
一本縛りの方法は、足を閉じて足首に手錠縛りをするだけです。そこから、飾り縄を展開しますが、センスと慣れで色々なパターンがあります。両足が一本の棒のようになるため、一本縛りという名称がつけられました。
足を閉じてしまうため、積極的に責めるスタイルのSMプレイとして使われることは少ないでしょう。後で解説する「道具固定縛り」と組み合わせたり、歩けない状態にして放置プレイをする時に使われます。
【緊縛の種類10】胡座縛り
「胡坐縛り」とは、あぐらをかいた状態で緊縛する方法です。緊縛の種類の中でも拘束の効果が高く、動けない状態で股間部を責めるのに適しています。
あぐらをかいた状態で足首を固定され、縄を首に回し、上腕や背中を拘束するため、M側は一切身動きが取れず転がされる状態です。プレイ的にはどちらも興奮しますが、全く動けないM側は関節部分を傷めやすいというデメリットがあります。胡坐縛りで長時間拘束することは避けましょう。
乳首やクリトリスを責めやすく、挿入もしやすい人気の拘束方法です。しかし、足首を拘束した縄を首にひっかけて後手縛りをするのは、初心者には難易度が高いでしょう。慣れるまではボンテージテープを併用することがおすすめです。
【緊縛の種類11】M字開脚縛り
ソフトSMに挑戦したい人や、緊縛まではできなくても拘束してみたいというライト層に人気の緊縛の種類として、「M字開脚縛り」があげられます。上記の胡坐縛りと同じく、拘束効果が高く、羞恥心を煽りやすい上に責めやすいことが特徴です。
・M側を両ひざを立てたまま座らせ、足を開かせます。M字開脚の状態ですね。
・右手首と右足首、左足首と左手首をそれぞれ固定します。縄を使う場合は、手錠縛りを応用しましょう。
決まった縛り方はなく、ボンテージテープで固定しても手軽に楽しめます。ロープに通してある玉をスライドさせることによって、簡単に手錠縛りのような状態にできるお手軽グッズも出ていますよ。
【緊縛の種類12】亀甲縛り
「亀甲縛り」は、緊縛の代表格といってもいいほど有名な緊縛方法ですよね。拘束するというよりも、亀甲縛りをされているMの様子を鑑賞する意味合いが高い「飾り縄」であることが特徴です。拘束したい場合は、後手縛りや諸手上げ縛りなどと併用する必要があります。
有名な亀甲縛りですが、実は後述する「菱縄縛り」の変形なのです。亀甲縛りは、体の前面に亀の甲羅のような六角形が形成されます。この六角形は崩れやすく、プレイ中に動いてしまうと維持することが困難です。
亀甲縛りと似た菱縄縛りのやり方を次項で解説します。菱縄縛りをマスターした後、美しい亀甲縛りを研究すると良いでしょう。
【緊縛の種類13】菱縄縛り
上記の亀甲縛りと混同されるものに「菱縄縛り」があります。違いは、亀の甲羅のような六角形は亀甲縛りに対し、菱縄縛りはひし形が形成されることです。こちらでは、簡単にできる菱縄縛りを解説します。
・縄を二つ折りにし、四つ結び目を作りましょう。輪の部分は首にかけるため大きめに、その他の結び目は、ひし形を作るもののため好きな大きさで構いません。
・輪を首にかけ、股間から背中側に縄尻をくぐらせ、首の後ろの輪にひっかけます。
・背面両側から正面の結び目の間に縄を通し、両側に引っ張るとひし形の完成です。また背中側に縄を回します。
・背面両側から結び目の間に縄を通す、引っ張ってひし形、背中側に回すを繰り返せば完成です。
【緊縛の種類14】股縄
「股縄」は、股間に縄をくぐらせて刺激を与える緊縛の種類です。拘束効果があるわけではなく、見た目が美しいわけでもないため、緊縛の中では地味な種類に入ります。
縛られるM側の股間に縄を食い込ませ、刺激を与えることが股縄の目的です。縄の種類にもよりますが、デリケートな部分に直接縄を当てることになりますので、最初は下着をつけた状態から挑戦しましょう。
・二つ折りにした縄をお腹に巻き、ヘソ下で結びます。縄が股間の割れ目を通るように背中側に回しましょう。
・腰の縄に縄尻をくぐらせて、引っ張って股間に当たる強さを調整します。くぐらせた腰の縄の部分で縄を結べば完成です。
【緊縛の種類15】道具固定縛り
拘束されているMに対し、股間や乳首などに道具をピンポイントに固定する緊縛の種類を「道具固定縛り」といいます。道具は、ローターやディルドやバイブなど色々で、決まりはありません。
他の縛り方でM側を緊縛して拘束した状態で、道具固定縛りを併用する使われ方が多いです。SMプレイではよく使われますが、上手に固定できていない場合M側が動くとズレてしまいます。
どのように固定するか、センスと技術と研究が必要なため、緊縛に慣れた中・上級者向けです。
【緊縛の種類16】着衣縛り
着衣緊縛とも呼ばれるもので、読んで字の如く衣服を着用したまま縛るプレイのことを指します。コスプレをする際などに用いられることが多いと言えるでしょう。
制服などの場合は胸の部分だけボタンを開きあえてはだけさせたまま縛ったり、スカートをまくり下着が丸見えになる状態などで縛るとかなり卑猥になります。
また、縄の痕がつきにくいというメリットもあるため、初心者の人や縄による擦れなどが気になる人にはおすすめです。
緊縛に使う縄の種類
緊縛の縛り方の種類の次は、縄の種類について見ていきましょう。縄の種類には色々なものがあり、使い心地やお手入れの方法などが異なります。後述しますが、緊縛プレイは衛生面で注意する必要があるため、お手入れ方法も把握した上で縄の種類を選びましょう。
様々な種類の縄がありますが、太さは7ミリ前後、長さは7メートル前後の縄を用意すれば応用がききます。また、縄ではありませんが番外編としてボンテージテープも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
麻縄
緊縛プレイの縄の種類の中で、定番といえるのは麻縄です。麻縄にも本麻、マニラ麻、ザイザル麻と色々な種類があります。
緊縛で使われる麻縄の種類は、ジュートやヘンプが主流です。強度があり、伸縮が少ないため縛りやすく、使用感で見れば初心者向けといえます。
しかし、お手入れがかなり手間がかかり、本格的な麻縄は「なめし」という作業が必要になります。アダルトショップでは、前処理済で販売しているものもありますので、購入前に確認しましょう。
使用後のお手入れは、鍋での煮沸です。陰干しで乾かす必要があり、内部まで完全に乾かすのに数日かかります。
綿製のロープ
綿製のロープは、お手入れが簡単で柔らかいため、女性が縛る側の時も扱いやすく人気です。アダルトショップだけでなく、手芸用品でも手に入るため、購入のハードルが下がりますね。
綿製のロープも、衛生面を考えると煮沸消毒が必要です。麻縄と違い、なめし作業が不要で、直射日光に当てて乾かせます。
綿製のロープの注意点は、なめらかでロープ同士や皮膚と摩擦が少ないことです。摩擦が少ないとズレやすくなり、思わぬところで緩みやすい・締まりやすいというデメリットがあります。
シリコン製のロープ
緊縛のロープの種類は、麻縄と綿だけではありません。シリコン製のロープも緊縛用として販売されています。
麻縄や綿ロープとの違いは、肌に密着することと、伸びることです。つるりとして素っ気ない見た目のため、麻縄のような芸術性は望めないでしょう。しかし、麻縄や綿と比べて2倍以上伸びるため、緊縛に不慣れな初心者にふさわしいといえます。
【番外編】ボンテージテープ
緊縛に使う縄の種類番外編として、ボンテージテープを紹介します。両手首をくくるだけなら、ガムテープでも拘束することはできるでしょう。しかし、剥がす時に痛い思いをしなければいけません。髪の毛を巻き込んでしまったら大変なことになってしまいますよね。
その点、ボンテージテープは、テープ同士でしかくっつきません。非粘着性の素材で作られており、静電気でテープ同士がくっつく仕組みです。そのため、剥がず時に痛い思いをすることがなく、髪が巻き込まれる心配もありません。
緊縛プレイのおすすめの楽しみ方
ここで緊縛プレイをもっと楽しむための方法を見てみましょう。縛ることだけではなく合わせ技を意識して、魅力的なセックスを目指してみて下さい。
言葉責めする
縛られている女性は美しく、まるで芸術作品のようだと口にする男性は少なくありません。それを意識した上で、縛られている女性を見つめながら感想を述べてみましょう。
女性の様子はどんな感じですか?愛撫するとどんな反応がありますか?これらを素直に口にすることで、いつの間にか言葉責めのような状況になっているはずです。
柔らかい口調で伝えると嫌らしくねっとりとしたプレイになります。反対に荒々しく口にすればSM度が増しアブノーマルな空間を楽しめることでしょう。
焦らしながら愛撫する
緊縛プレイは縛られている方の身は自由ではありません。そのため、焦らしプレイをすると物足りない快感に身をよじることもできず、ただただ与えられるもどかしさに耐えなければならないのです。こう聞くと気持ちが盛り上がる人もいることでしょう。
普段なら手を使ったり腰を動かしたりといったことが可能になりますが、それさえ出来ないとなるとパートナーからの愛撫を待つほかありません。相手を拘束する上での醍醐味とも言えるので、一度はやってみることをおすすめします。
アダルトグッズを使う
せっかくアブノーマルなセックスをするならアダルトグッズを使う良い機会です。アダルトグッズ単品をセックスに用いたことがある人は多いかもしれませんが、緊縛プレイと合わせて本格的に使用したことのある人は少数でしょう。
道具を固定する縛り方もあるので、それを試してみるチャンスでもあります。緊縛だけでも十分ないやらしさはありますが他のアダルトグッズを組み合わせることで、より未知の世界に足を踏み入れることが可能となります。これは要チェックです。
縛ったまま挿入する
縛ったまま挿入するというのは一部の男性にとって憧れのようなものです。この憧れは緊縛プレイをすることによって叶えられる夢でもあります。
特にM字開脚縛りとの相性はバツグンなので、M字開脚縛りをした際にはそのまま挿入してみましょう。全く手抵抗できないパートナーを一方的に責め立てる構図に思わず興奮すること間違いなしです。
ただ、女性側は抵抗が出来ない状況なので注意深く観察し、少しでも苦しそう、痛そうなそぶりがあるなら挿入を止めるというのは意識してください。
鏡の前でする
緊縛は飾り縄と呼ばれる見た目を意識した縛り方がたくさんあります。ただ拘束する目的で縛るのではなく、女体をいかに綺麗に縛るかという点が重要だという人もいるのです。
そのため、亀甲縛りなどの飾り縄にチャレンジした際は、その美しさを色々な角度から堪能すべく鏡の前で行為に及ぶのがいいでしょう。目の前にいる女性と鏡越しの女性、両方をくまなく楽しめるはずです。
緊縛を行う際の注意点
SMはプレイの種類がいくつかあります。鞭やろうそくなど、わかりやすく相手に苦痛を与えるものと比べてしまうと、緊縛は「ただ縛るだけでしょう?」と思われがちです。
しかし、緊縛こそしっかりとした知識と経験が必要になります。適当に行うと、捻挫や内出血などにつながったり、重度な場合は後遺症が残るような怪我や命にかかわる事態になってしまうことも。
「セルフで練習すれば大丈夫でしょう」と油断してもいけません。練習しているときに縄がほどけなくなったり、思わぬところが締まって怪我につながる可能性もあります。
注意点をしっかり把握し、安全に緊縛プレイを行うことが大切です。それでは早速見ていきましょう。
相手の合意なしに行うのは✕
あなたが緊縛プレイに挑戦したいと考えても、相手の合意なしに行ってはいけません。嫌がる相手を無理矢理縛って責める、というのもSMプレイの種類の一つです。しかし、あくまでもプレイなので、相手の合意が必要になります。
突然本格的な緊縛プレイに挑戦するのではなく、まずはソフトSMから誘ってみると良いでしょう。ネクタイやタオルなど、身近にあるもので相手の手首を拘束することも、立派な緊縛プレイです。緊縛の種類はたくさんあるので、受け入れられやすそうなものから、徐々にステップアップしていきましょう。
長時間行うと危険
初心者でも行える簡単な種類の緊縛は、苦痛を与える目的ではありません。しかし、長時間同じ格好をしていると、縛られているM側はだんだん苦痛を感じます。
相手が痛みやしびれを感じて「やめて欲しい」と訴えてきた場合、すぐにほどいてあげましょう。「やめて」がプレイと区別がつかないことのないように、緊縛を始める前に本気でやめて欲しい時の合図を決めておくことが大切です。
慣れないうちは緩めに
安全に緊縛を楽しむためには、縛り慣れないうちは緩めに拘束するように意識しましょう。縛られるM側が動いてしまうと縄が緩んでしまうことがありますが、逆に締まってしまうこともあるためです。
縛ることに慣れるまでは緩めにしておき、コツを掴んでから徐々に締め付けていくようにしましょう。繰り返しますが、緊縛は一歩間違えれば危険なプレイの種類に当たるため、細心の注意が必要です。
衛生面に注意
緊縛を楽しむためには、縄の締め方だけではなく、衛生面にも注意が必要になります。服の上から縛るだけなら良いですが、素肌に縄を巻き付けることが圧倒的に多いでしょう。
亀甲縛りや股縄など、デリケートな部分に直接縄が触れるような緊縛の種類も解説しました。そのため、必ず清潔な縄を使いましょう。使用前はウエットティッシュなどで拭く、使用後はすぐに洗浄などのお手入れが必要です。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!