セックスでくすぐったいと感じるのはなぜ?
セックスは本来とても気持ちが良いものです。しかし中には痛みを感じたり不潔さを感じたりして苦手とする人もいるでしょう。また、気持ち良いけれどもくすぐったい、くすぐったいから気持ちよさはほとんどないと思ってる人もいたりします。
身体のつくりはほぼ同じなのになぜセックスでの感じ方が違うのか…それには様々な要因があるでしょう。今回はそれについて掘り下げていきますので、くすぐったいセックスから抜け出したい方は必見です。
大切なパートナーと思い切り気持ち良くなるためにもぜひチェックしてみてくださいね。
セックスでくすぐったいと感じる理由
ではさっそく、セックスでくすぐったいと感じる理由について見ていきましょう。理由を知ればおのずと解決策が見えてくるはずですよ。
脳が刺激を快感と認識できていない
これからセックスをする…という雰囲気になると独特の空気が流れますよね。思わずむせかえるような甘ったるいムードに慣れてない場合は、セックスに対する期待よりも緊張や羞恥心が勝ってしまい、なんとかしてごまかそうと笑ってしまう人もいるでしょう。
これは恥ずかしさからエッチなモードにスイッチが入っていない状態です。「今すぐセックスがしたい!」「早く気持ち良くなりたい!」という心境ではなく、どちらかというと「何この雰囲気!?」「独特すぎて慣れない!」といった心持ちなのでしょう。
前者の場合はたとえどんなにくすぐったくても、脳が勝手に快感と認識したりします。しかし後者の場合は自分自身エッチなモードに入りきれていないため、くすぐったいものはくすぐったい!と感じてしまうのでしょう。
敏感な場所だから
セックスの際に触れる場所は普段人目にさらされるような箇所では無い上、触れられることもない部位です。そういった身体の箇所に愛撫が施されるため、くすぐったいのは自然だと言えるでしょう。
そもそも触れられ慣れていない部分を触られるとくすぐったいと思いやすいもの。ましてや裸で直に触られるのであれば仕方ないのかもしれません。
しかしくすぐったさと上手に付き合うことができるようになれば、今よりももっとセックスが気持ち良くなれる可能性があります。くすぐったさと気持ちよさは紙一重ということを認識しておきましょう。
くすぐりのような愛撫をされているから
セックスにはくすぐりプレイというものが存在します。くすぐったいのが気持ちいいと思う人は一定数いるためSMなどにおいて行われることもあるのです。と言っても、脇を思い切り掴んでくすぐるといったものではなく、指先でなぞったり少しつついたりする程度でしょう。
こうしたくすぐったい愛撫はエッチなモードへのスイッチを入れるのに活用できます。「いざセックスするぞ!」と思っていきなり胸などを触ったらムードもない上、唐突すぎますよね。
そのため、性器に直接触れる準備運動として、くすぐるような愛撫を用いるのです。じゃれ合いながらムードを高めて行くことが可能になり、自然とエッチなスイッチが入ると、くすぐったい愛撫を快感だと思えるようになることもあります。
そもそもくすぐったさを感じやすい場所だから
愛撫をされている箇所がそもそもくすぐりに弱い箇所なのであれば、セックスの最中にくすぐったいと思うのも無理はありません。
例えば、キスの延長上で首筋や耳にも唇が近づいてきたら、くすぐったさからゾクゾクしませんか?胸を愛撫される際に脇に手が伸びたら、「くすぐったいかも」と思い身構えませんか?これらはとても自然な反応だと言えるでしょう。
セックスにおいて身体の敏感な箇所を愛撫するというのは大前提です。そのため、どうしてもくすぐったいと感じてしまう回数が増えるということです。
セックスでくすぐったいと感じやすい場所
では一体どういった箇所に触れられるとくすぐったいと思うのか、具体的な身体の部位を見ていきましょう。
二の腕や脇
くすぐったいと感じやすい身体の部分と聞いて思い浮かぶのは、やはり脇ではないでしょうか。脇は身体の中でもかなりくすぐったさに弱い箇所であり、ふざけて相手をくすぐったりする際に触ったことのある方は多いでしょう。また、その延長上にある二の腕も同じく敏感な部分です。
セックスの際に胸を愛撫するのはほぼ全ての人が行うことかと思いますが、胸は脇に近い身体の部位のため、愛撫されるとくすぐったいと感じやすいのです。また、同じく脇に近い部位である二の腕も同じような感覚になりやすいでしょう。
指や手のひら
細かい作業をする際は指先を使いますよね。絶妙な強弱や繊細な動きでこなしていくはずです。そういった使い方ができるくらい指先には神経がめぐっているため、指を触られるとくすぐったいと感じるのでしょう。
また、自分や恋人以外の人が指を触ってくることはほとんどありません。何かの勢いで手と手が触れてしまったら咄嗟に離すでしょう。つまり指は触れられ慣れていない身体の部位なのです。これは手のひらも同じと言えます。そのため、指や手のひらに触れられるとくすぐったいと感じるのでしょう。
足の先や裏
足の裏もくすぐったいと感じる人は多いでしょう。また、足の裏だけでは無く足の指もくすぐったいはずです。普段は地面にくっつけている箇所のため改めて触ることはそうそうありません。ましてや恋人であっても触れる事のない部分です。
そういった部分だからこそ愛撫されるとくすぐったいと思うのでしょう。また、舐められたりすると特別感が増し妙にエッチに感じやすいとも言えます。
内もも
愛撫の際に内ももに触れられることがありますが、指先がすーっと内ももを撫でてくると思わず身をよじってしまう人もいます。そもそも皮ふが薄い場所なのでゾクゾクした感覚になりやすいのが原因かもしれません。
何よりも最も敏感である性器に近い箇所であるためくすぐったいと思いやすいのでしょう。あと数センチ指が上に登ってきたら…と考えると気分が高揚すると共に、快感とくすぐったい感じが混ざったなんとも言えない感覚になるはずです。
おしり
フェザータッチでおしりを触られたことがありますか?鳥肌が立つようでありつつ、甘く疼くような快感が入り交じりますが、慣れないと何とも表現し難い感覚とも言えます。これをくすぐったいと思う人もいるでしょう。
お尻の反対側は性器のため色々な感覚を受けやすいのかもしれません。中にはお尻を触られるとお腹の内側がキュンとするように感じる人もいるでしょう。くすぐったいけれども嫌では無い、なんだかエッチな気分になる人も多いはずです。
尾てい骨から背中
おしりのすぐ上にある尾てい骨を触ったことはありますか?少しくぼんでおり、ヒトにしっぽがはえていたなごりが残っていると言われていますが、この部分もくすぐったいと感じやすい箇所です。
また、この尾てい骨から背中にかけてもくすぐったい部分と言えます。おしりのすぐ上の尾てい骨、尾てい骨のすぐ上の背中、そして背中は脇腹に繋がっているため、とても敏感な部分と言えるでしょう。
こう考えると背面は全体的にくすぐったい身体の部位なのかもしれません。うまく開発するととても気持ち良くなれる可能性もあるでしょう。
お腹
お腹もくすぐりに弱いポイントですよね。少し触れられただけでも身をよじってしまうくらい苦手という人もいるでしょう。ヘソを中心に考えると上には胸、脇、下には陰部と、敏感な箇所が周りに集中しているため、くすぐったいと感じるのも無理はありません。
また、身体の中心部分でもあるため事あるごとにお腹を触られることがあるでしょう。わざと触ろうとしている訳ではなく不意に触ってしまう機会が多く、思わぬ刺激に一層とくすぐったさを感じてしまうと言えます。
耳や首筋
耳打ちで内緒話をされた時、ぞくぞくっとしたくすぐったいと感じる人は多いでしょう。耳はとても敏感な部分なため触られたりするのが苦手な人もたくさんいるはずです。
また、耳と連動して首筋もくすぐったさを感じやすい部分です。うなじ周辺も普段は触られることのない身体の部位のため刺激に慣れておらず弱い部分と言えるのでしょう。セックスの際にキスの流れで耳や首筋に唇が近づいてくると、思わず身をよじってしまうのもムリはありません。
セックスでのくすぐったい感覚を快感に変えるには?
好きな人と身体で結ばれる時間は何にも代えがたい幸せに包まれる時です。それなのにセックスをくすぐったいと感じるのは勿体ないですよね。では、どのようにしたらセックスのくすぐったさを変えられるのでしょうか。
オナニー中にくすぐったい場所を触る
オナニーをする習慣があるなら、その最中に自分のくすぐったい場所を触ってみましょう。なるべくパートナーに触られている感覚をイメージし、くすぐったい箇所を触られることに慣れていくのです。
とてもアナログな方法に思えますが意識を変えることで改善される可能性は充分にあります。手軽な方法なのでまずはチャレンジしてみましょう。
セックスする前に緊張をほぐす
セックスの最中にくすぐったいと思うのは緊張が原因かもしれません。緊張は身体をこわばらせてしまい、いわば体中が臨戦態勢の状態です。そうした時にくすぐったい箇所を触られると過剰にに反応することもあります。
それを解消するにはリラックスするのが一番です。パートナーと一緒に入浴したりまずはベッドでロングトークをしてみたりするのがいいでしょう。
くすぐったさ=愛撫だと思う
セックスはテクニックだけではどうにもならないものです。お互いの相性が悪ければ快感は減少し、ムードがなければシラけてしまうこともあるでしょう。
これらと同じようにセックスの最中の「意識改革」はとても大事と言えます。どれだけムードたっぷりで凄腕のテクニックを味わっていたとしても、自分自身の気持ちが冷めていたら快感は半減してしまうのです。
まずは気持ち良いことをされているという意識を持つ、はじらいを捨てるというのが大切。そうするとくすぐったさが消えセックスの空気に身を委ねることができ、そのうち頭で考えなくても充分に快感を得ることが可能になるはずです。
くすぐったい箇所の中でも気持ちところを探る
くすぐったい箇所をさわられていたとしても、その中にかすかな快感が隠れていませんか?ほんの少しでも「くすぐったいだけではないな」と思えているのであれば、その部分をピンポイントで愛撫してもらうようにしましょう。
セックスの最中に「それだとくすぐったいからこうしてほしい」「もうちょっとこっちを触って欲しい」と可愛く伝えれば彼氏も嫌な顔はしないはずです。パートナーと一緒に快感を発掘しましょう。
くすぐったさは伸びしろ!どんどん気持ち良くなれる!
はじめのセックスから快感のみを感じる女性はごく少数。セックスには慣れも大切で、慣れれば慣れるほど恥じらいを捨てやすくなる上に身体も成熟していきます。
そうなってくるとようやくセックスで気持ち良くなれるようになるのです。そのため、はじめはくすぐったいと思う愛撫であっても次第に気持ち良くなれるもの。つまりくすぐったさは伸びしろと言えます。
あなたの初々しい姿に興奮する男性もいるはず。くすぐったいと感じるのは悪い事では無いので前向きにとらえ、どんどん成長していきましょう。