倦怠期とは?
まずは、倦怠期はいつどのような状況になるのか、カップルの倦怠期について詳しく見ていきましょう。
付き合いたてのドキドキや新鮮さが落ち着く時期のこと
倦怠期に入った2人は、付き合いたての頃に感じていたドキドキや新鮮さを感じられなくなります。高まっていた「好き!」という気持ちも落ち着き、徐々に相手の悪いところが見えてくるのも倦怠期に見られる変化です。相手の存在が当たり前になり、魅力を感じにくくなる時期。「好きなのかな?」と、自分の気持ちがわからなくなる人も少なくありません。
付き合って3か月目の時期になりやすい
最初の倦怠期が訪れやすいのは、付き合って3か月目といわれています。相手の存在に慣れたり、「自分のもの」という安心感で満たされたりするためです。その他にも、付き合って半年や1年、3年などの節目となるタイミングで倦怠期に入るカップルも多い傾向に。喧嘩が増えてきたり、会いたいと思えなくなったりしたら要注意です。
倦怠期の期間はカップルによって異なる
倦怠期の期間はカップルによってさまざまです。すぐに元通りの仲良しカップルに戻るケースもあれば、長引く場合もあります。その期間の違いには、「お互いの努力」が関係しているかもしれません。自分たちの悪いところを改善しようとお互いに努力するカップルは、比較的早く倦怠期を脱出しています。
カップルの倦怠期の特徴5選
会話や連絡が減る
一緒にいてもスマホばかりいじっている、気づいたら丸1日LINEをしていなかったなど、会話や連絡が減るのは倦怠期の特徴です。倦怠期に入ると、相手に関心がなくなったり、話すのが面倒に感じたりしがち。そのため、自然とコミュニケーションを取る機会が減るのです。
相手に対してイライラしやすくなる
倦怠期になると、気持ちが落ち着き「良く思われたい」という意識がなくなっていくもの。また、相手の欠点が見えてきたり自分の主張が激しくなったりします。その結果、相手に対してイライラしやすくなるでしょう。以前までは気にならなかった些細な行動や発言にもイラッとするため、喧嘩も増えてしまいます。
スキンシップが減る
付き合いたての頃のようなスキンシップが減るのも倦怠期の特徴。キスやハグをしなくなったり、レスになったりと相手に触れる機会が激減します。それにより「想われてない」と感じてさらにイライラが増す人もいる様子。お互いに愛情表現が減るため、寂しさや孤独感も抱きやすいです。
相手との時間よりも自分の時間を優先する
倦怠期になると、優先順位にも変化が見られます。これまで相手との時間を優先していた人も、自分の時間を優先するようになるのです。恋人よりも仕事や友達との時間を優先するため、必然的に会う頻度も少なくなります。中には「友達に誘われたから約束していたデートをドタキャンする」といったように、恋人をないがしろにする人もいるでしょう。
見た目に気を使わなくなる
相手に対しての気持ちが落ち着く時期である倦怠期。「良く見られたい」「もっと好きになってほしい」という欲もなくなるため、見た目に気を使わなくなります。「冷められたかも」と思った時は、まず自分を見つめ直してください。案外、自分が手を抜いていることが原因かもしれません。
倦怠期になる原因とは?
相手への興味が薄くなるため
付き合いたての頃は相手に強い興味があるため、頻繁に連絡を取ったり会ったりするでしょう。しかし、しばらくすれば相手を知り尽くしてしまうもの。「なにしてるんだろう?」と不安や疑問を抱かなくなるため、興味も薄れていきます。そうなれば接点が減るのも無理はありませんよね。会わなくなったり連絡を取らなくなったりすることで、気持ちも冷めていってしまいます。
一緒にいることが当たり前になるため
一緒にいることが当たり前になり、相手の存在を特別視しなくなります。交際当初は「あの人に会えるなんて!」とワクワクしていた人も、相手が当たり前の存在になれば「いつでも会える」と気持ちに余裕ができるからでしょう。この気持ちの余裕が優先順位に変化をもたらします。相手より自分を優先するようになり、距離ができるようになってしまうのです。
話すことやデート場所が同じになってくるため
付き合い始めは新鮮に感じられていた会話やデートも、同じ内容が続けば慣れや飽きがきてしまうもの。それが原因で話すのが面倒になったり、会いたいと感じられなくなったりする場合もあります。良くいえば安定ですが、刺激がなければ相手との時間がつまらなく感じてしまうでしょう。倦怠期に浮気してしまう人が多いのは、刺激欲しさなのかもしれません。
お互いに慣れて努力しなくなるため
相手に好かれようと努力している時は、自分の魅力を最大限に発揮できますよね。外見だけでなく、言葉遣いや動作にも気を使うため、相手もどんどん好きになるでしょう。しかし、お互いの存在に慣れてくれば努力しなくなります。「付き合っている」という安心感により、努力する価値を見出せなくなるのです。
そうなれば相手に魅力を感じてもらえないのは当然。「前は違ったのに」と、不満に繋がるケースも少なくありません。
だんだんと価値観がずれてくるため
付き合いたてはお互い相手に合わせようとするもの。好かれるために、あるいは嫌われないようにと無理して合わせる場合もあるはずです。しかし、なんでも言い合える関係になれば、自分の本音を伝えられるようになるでしょう。その結果、価値観がずれてくることもあります。
価値観が違えば意見がぶつかる機会も増えるため、「合わない」と感じる頻度も多くなるはずです。
倦怠期を乗り越える方法5選
①お互いに感謝を伝える
一緒にいることが当たり前になってくると、感謝の気持ちも薄れてきます。遠くから会いに来てくれたり褒めてくれたりしても、当然のように感じてしまうのです。まずはその意識改革が必要でしょう。相手が自分のためにしてくれたこと、かけてくれた言葉に感謝を伝えるようにしてください。
また、感謝と同時に謝罪の言葉も失われがちです。自分が悪いと思ったら、しっかり「ごめんね」と言葉にして伝えましょう。
②本音で話し合ってみる
お互いのことを知り尽くしているカップルは、「言わなくてもわかるだろう」「察して」と思い込む傾向も。しかし、その思い込みはすれ違いや誤解を招くおそれがありますから、一度本音で話し合う機会を設けてみましょう。
いくら好き同士で長く一緒にいたとしても、相手の気持ちや考えまで全て汲み取れません。自分の中にある不満や不安を正直に伝え合い、理解を深めていってくださいね。
③新しいデートプラン旅行の計画を立てる
新しいデートプランとして、旅行の計画を立てるのも良いでしょう。場所や景色が変わるだけで刺激になるため、付き合いたての頃に似たドキドキや新鮮さを味わえます。計画を立てながら「ここに行ってみたいね」「これ楽しそう!」と、ワクワクを共有し合えるのもメリット。ポジティブな想像や感情を共有すると、相手への気持ちも膨らみやすいですよ。
④連絡の頻度を抑える
ベタベタしすぎ、接点の持ちすぎで倦怠期を迎えているカップルは、連絡の頻度を抑えてみてください。あえて距離を置くことで、自分たちを客観視できたり相手の良さを再認識できたりするはずです。当たり前の存在が離れてしまった時にこれまでの幸せを実感する人もいます。喧嘩や不満が絶えないカップルは、少し距離を置いてみましょう。
⑤自分磨きをする
倦怠期になった2人は、お互いに魅力を感じにくくなります。だからこそ自分磨きが大事です。「こんな素敵なところもあったんだ!」と新たに魅力を感じてもらえば、以前のようにときめいてくれるかもしれません。特に外見は相手が気づきやすいポイントですから、メイクや髪型、ファッションに変化を出してみてはいかがでしょうか?視覚的な変化を取り入れて、相手に刺激を与えましょう。
倦怠期に注意すべきこと
感情のままに不満をぶつけること
好きな気持ちが落ち着いている倦怠期に不満をぶつける場合は注意してください。感情のままにぶつければ、「それなら別れよっか」と離れられる可能性が高いからです。倦怠期にぶつける不満は「重い」「面倒」と感じられることが多いです。相手を責めるような言い方はせず、言葉を選びながら冷静に伝えましょう。
連絡や会話をしなさすぎること
連絡頻度を抑えて距離を置くのは良いですが、接点がなくなりすぎると自然消滅になるおそれがあります。ですから、極端に連絡や会話を控えるのはおすすめしません。「なにを話せばいいんだろう」と接し方に悩むようになる展開もあるため、最低限のコミュニケーションは取るようにしてください。
愛情を試すような行為をすること
倦怠期になると相手に冷められたような気持ちになりますが、試すような行為はNGです。例えば相手の愛情を量ろうと、「別れよう」と言って引き止めてくれるか確かめたり、他の異性とのデートを匂わせて嫉妬してくれるか試したりする行為ですね。
このような行為は信頼を失ううえに、相手に「別れたいんだな」と誤解される行動です。実際に破局に繋がっているカップルも多いですから、話し合ったり素直に伝えたりするようにしましょう。
倦怠期の乗り越え方のまとめ
一緒にいることに慣れ、ドキドキや新鮮さを感じにくくなる倦怠期。カップルによっては「冷めた」と感じて、別れに至るパターンもあります。
ただ倦怠期は、どのカップルにも訪れる試練の1つです。今回ご紹介した乗り越え方を実践すれば、さらに絆や信頼関係が深まるはず。後悔しないようできる限りの努力をしてみてくださいね。
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