今「女っぽい男」が増えているって本当?
しかし、現代ではどうでしょうか。そもそも男女平等が謳われていますし、男性が亭主関白でいようものなら「モラハラ」「思いやりがない」などと言われてしまいます。現代の男性は「頼りがい」よりも「優しさ」などが求められるのですね。
もはや昔で言う「男らしい男」は減ってきており、逆に「女っぽい男」が増えてきているのが事実です。今回はこの「女っぽい男」について掘り下げていきましょう。
なお、ジェンダーフリーが叫ばれる現在では「女っぽい」「女性的」という表現も多義的ですが、この記事では、一昔前に意味していたようなおとなしくて控えめで母性的なニュアンスを表すために、便宜的に「女っぽい」「女性的」などを用いました。
そもそも「女っぽい男」とは?
「女っぽい男」と言われると、女性がよく使う言葉を使ったり、男性を好きになったり、女装を好んだりする男性を想像しそうになりますが、この記事ではそうではなくて、女性的な感覚や女性的な考えを持ち合わせている男性のことを表現しています。
「男性は強くあるべき」「男っぽい男であるべき」「女っぽい男なんてナヨナヨしていて頼りない!」という時代もありましたが、現代ではそのような考えはもう古いと言えるのでしょう。
「女っぽい男」はモテる?モテない?
女っぽい男性は、あまりモテなさそうに感じませんか。何だか頼りなさそうなイメージがぬぐえないですが、実は女っぽい男性は現代の女性にモテる傾向にあるのです。現代の女性が求める男性像が昔とは変わってきていることが分かりますね。
なぜ女っぽい男性なのに、女性にモテるのでしょうか。女っぽい男性の性格の特徴や、モテる理由などを分析していきましょう。女っぽい男性にはどんな魅力があるのか、注目してみてください。
「女っぽい男」の特徴《性格編1》
スイーツが大好き
スイーツ好きの女性は多いですね。しかし、彼氏や男友達がスイーツが苦手な場合、なかなかスイーツを食べに行きたいとは言い出せません。デートに行って自分だけパフェを食べることに対し気が引けるのは当然のことですね。
その点、女っぽい男性はスイーツが大好きな場合がとても多く、一緒に会話も食事も楽しむことができると言えるでしょう。また、女っぽい男性はスイーツなどの甘いもののほかに、タピオカドリンクなど流行の飲み物などにも敏感です。
話題の飲み物や食べ物に興味があるので、共感してくれない男友達よりも、女友達を誘ってお出かけすることも珍しくありません。
流行に敏感
女性は服装の種類も多く、髪型やメイクを変えたり、流行を取り入れたりすることも多いです。集団行動が好きな女性は、特に流行に乗るのが早いですね。
一方、男性はTシャツにジーパンなど、定番の限られた範囲の中でオシャレを見いだすことも多く、集団意識が薄い傾向にあるため流行を追い求める人は多くありません。
女っぽい男性は、流行に敏感な人が多く、小物などを取り入れてさり気ないオシャレを楽しんでいたりします。周囲や時代の変化を敏感に感じ取る感性があると言えるでしょう。
女心が分かる
男性は女心を分かっておらず、また女性も男心が分かっていないことが多いです。特に女性は「察してちゃん」な人が多いので「言わなくても分かるでしょ!」と思っていたり、逆に男性は「言ってくれないと分からない」と困惑していたりすることも珍しくないのです。
女っぽい男性は、女性の感覚も持ち合わせているため、女性の気持ちを理解するのも得意です。女性がこうしてほしい、こう言ってほしいと思っていることを、言われなくても分かっているのです。女性にとって、言わなくても気持ちを分かってもらえる存在は貴重であり、一緒にいてとても楽だと言えるでしょう。
一歩引いて低姿勢
男っぽい男性は、集団内で主導権を握ったり、周囲を引っ張ったりするものです。それが頼もしいと思われることもあるのですが、女性からすると少々強引に感じて困惑してしまうこともあるでしょう。
女っぽい男性はガツガツすることは少なく、常に一歩引いていることが多いです。集団行動の中で強引にメンバーを引っ張る男性は、時にトラブルに発展してしまうこともありますが、一歩引いて低姿勢を貫く女っぽい男性であれば、トラブルになりにくいため周囲も無駄な心配をすることはありません。
このような低姿勢の男性は、友人や親に紹介しても悪印象を与えることがないので、一緒にいて安心できる相手だと言えるでしょう。
「女っぽい男」の特徴《性格編2》
女子トークについていける
好きな彼氏や旦那でも、時々話や考え方が合わずにイライラしてしまうことはないでしょうか。「これだから男って分かってないよね」「もっと女心を理解できないの?」などと不満に思ったことは誰しもあるはずです。
女っぽい男性は、女性の感覚も持ち合わせており、女性と話を合わせることもできるため、会話もスムーズに楽しめると言えるでしょう。
女子にリードしてほしい
二人で決めるべきことを一方的に決めてしまったり、自分の思い通りにいかないと不機嫌になってしまったりする女性は、男性からは「面倒くさい女」だと思われてしまうことがほとんどです。
しかし、女っぽい男性は、主導権を握ってリードするタイプの女性に惹かれることが多く、わがままタイプの女性にとってはとても相性が良い相手だと言えるでしょう。
男っぽい男性からすると、主導権を握りたいタイプの女性は「わがまま」だと感じることもありますが、女っぽい男性からすると「何でも決めてくれるから楽」だと思える相手でもあるのです。
とにかくマメ
多くの男性は、女性のようにマメに連絡を取り合ったり、長文LINEを送ったりすることを面倒だと思っている傾向にあります。せっかく絵文字や長文で送ったメッセージに対して「了解」など一文だけで素っ気なく返信されると悲しくなるものですね。
女っぽい男性は、とにかくマメな人が多く、連絡もこまめにしますし、記念日もちゃんと覚えていてくれます。彼女の嫌いな食べ物や好きな食べ物などをちゃんと覚えてくれていることも多く、逆に女性側が驚いてしまうことも珍しくありません。
気配りができる
周囲のことを気にせず自分の世界に入ってしまう男性も多いですが、女っぽい男性は、周囲に気配りをすることも忘れません。
飲み会で一人になっている人を見たら声をかけてみたり、仕事量が多く定時で帰れそうにない人がいたら手伝いを申し出たり、常に人のことを気にかけているという特徴があります。
女性でも男性でも、気配りができると株も上がり周囲からは好かれるでしょう。
「女っぽい男」の特徴《行動編》
肌を手入れしている
昔からスキンケアと言えば女性がするものであり、現在でもその固定概念は完全にはなくなっていません。しかし、男性も同じ人間なのですから、乾燥する時期や手洗いの後などは肌の水分量が減っているはずです。
肌が荒れていても「肌荒れを気にするなんて男らしくない」という風潮もまだ残っており、男っぽい男性ほどスキンケアをまったくしない傾向にあります。
しかし、女っぽい男性は、そのような声を気にすることなくスキンケアをしていたりします。ハンドクリームやリップクリームを常時持ち歩いていることも珍しくありません。
料理など家事が得意
昭和の時代は「男は外で仕事、女は家事育児をして家を守る」という考えがありました。しかし、現代は平成を経て令和の時代であり、男性でも料理や掃除をこまめにする人が増えています。
男性の方が一つのことを追求する傾向にあるため、料理に凝りだすとプロ級の腕前になったりすることも珍しくありません。女っぽい男性だと、料理に限らず、掃除の仕方や洗濯物の干し方、アイロンの当て方に至るまで、こだわりを持ってキッチリとこなしてくれるでしょう。
すぐ泣いてしまう
「すぐ泣いてしまう男」というと何だか頼りないイメージが先行してしまいませんか。ここで言う「すぐ泣いてしまう男」とは、困り果てて泣くのではなく、感情豊かに共感しながら涙を流すタイプの男性のことです。
映画やドラマを見て感動して泣いたり、目標を達成して泣いたり、とにかく気持ちが熱いので、人情味があふれていていると言えるでしょう。
女性の集団に混じる
男性は一人で行動したり、少人数で行動することが多いですね。一方の女性は群れることを好む傾向にありますが、男性は群れることを敬遠する傾向にあるのかもしれません。
しかし、男性でも女っぽい男性だと、何の違和感もなく女性の集団に混じって行動していたりすることもあります。人からどう見られていようが、自分の時間をいかに楽しく過ごすかを優先しているので、ある意味潔いとも言えますね。
脱毛をしている
脱毛と言えば、女性の身だしなみの一つでもあります。しかし、最近ではメンズ脱毛が流行ってきていることをご存知でしょうか。胸毛など、毛深さは男性の象徴でもありましたが、最近の女性はそのような男らしさを求めていないことも多いのです。
女っぽい男性は、男らしさよりも清潔感を大事にする傾向にあり、ヒゲや脇などの脱毛を行うことも珍しくありません。女性でも身だしなみを怠る人がいるほどなのに、女っぽい男性の美意識は驚くほど高いレベルであると言えるのかもしれませんね。
「女っぽい男」の恋愛傾向とは?
恋愛に奥手
女っぽい男性は、いわゆる「草食系男子」でもあります。肉食系男子のように女性に猛アタックすることはありません。恋に臆病であるがゆえ、フラれることを極端に恐れていたりするのです。
常に受け身の体勢を取ってしまい、なかなか彼女ができずに長期間過ごしている人も珍しくありません。同じように受け身で男性に引っ張ってほしいタイプの女性との恋愛は向かないとも言えるでしょう。
恋愛に憧れを持っている
女性は「カッコよくて面白い人が好き!」「デートプランはこんな感じにしたい!」など恋愛に対して憧れが強い傾向にあり、理想を追い求めることも多いです。一方、男性は明確に恋愛のビジョンを持っている人は少ないでしょう。
しかし、男性の中にも理想の恋愛を求めている人はいます。女っぽい男性は「デートプランを前もっていくつか練っておこう」「この店で食事して、そのあとここで夜景を見よう」などと細かいプランを立てていたりするのです。
恋愛に奥手でなかなか積極的になれないのに、理想だけはどんどん膨らんでしまうのですね。
リードしてほしい
女っぽい男性は、とにかく先輩にも上司にも友人にも彼女にもリードしてほしいと思っています。自分で考えて判断するより、相手に判断してもらったうえで言われた通りにする方が心地よく感じていたりするのです。
のんびり屋で落ち着いている女っぽい男性は、ガツガツしている雰囲気はありません。リーダーシップは無くても、安心感を与える癒しの存在でもあるのでしょう。
相手に尽くす
素っ気ない態度を取ったり、女心を分かっていなかったりすることで女性を怒らせてしまう男性は多いです。女性は基本的に彼氏や旦那にかまってほしい、気にかけてほしいと思う人が多いので、素っ気ない態度を取られると不安になってしまうのです。
そんな女心を知ってか知らずか、女っぽい男性は、常にパートナーを気にかけ尽くすので、女性にとって安心できる相手だと言えるでしょう。
「女っぽい男」はモテる?その理由とは
女心を理解している
ドラマや映画で「何で分かってくれないの?」と言って恋人達が別れるシーンを見たことがありませんか。恋愛が終わる理由は「相手を理解できなかったから」というのがほとんどです。
女っぽい男性のように女心を理解できている場合、このようなすれ違いは生まれにくいのですね。恋愛はお互いを分かり合えるようにならなければ続きません。女心を理解している、常に理解しようとしてくれる女っぽい男性がモテるのは不思議なことではないのです。
同性感覚で一緒にいられる
「女性の気持ちを分かってほしい」「だからと言って同性との恋愛は望んでいない」という女性であれば、女っぽい男性はとてもおすすめです。
もちろん男性には変わりありませんので、恋愛は問題なくできますし、気の合う友達感覚で楽しい時間を共有することもできますね。同性同士の楽しさも異性の楽しさも両方味わえるのが、女っぽい男性の魅力だと言えるでしょう。
趣味が合う
彼氏の趣味は何ですか。大抵は男性が好みそうな趣味を持っているものであり、彼女である女性が一緒にしたいと思えるものでなかったりすることもあります。
自分は音楽が好きなのに、彼氏の趣味はフットサルだったり、自分はヨガが好きなのに彼氏は将棋が好きなど、趣味が合わないことも珍しくありません。
しかし、女っぽい男性は女性の感覚に近いものがあるため、例えば二人で料理を極めてみたりすることも可能なのです。洋服の趣味や食べ物の趣味が合うことも多く、一緒にいてとても楽しく過ごせる相手だとも言えるでしょう。
家事を分担できる
結婚していたり同棲していたりする場合、あなたは彼氏や夫と家事を分担していますか。女性が専業主婦だろうが共働きだろうが「家事は女性がメインでするもの」と思っている男性はいまだに多い傾向にあり、結婚や同棲するにあたり女性の負担が増えてしまったりすることも珍しくありません。
しかし女っぽい男性は、よく気がつきますし、家事が好きな人が多いですから、言わなくても家事を分担してくれることが多いです。「言わなくても察してほしい」と思っている女性にとって、女っぽい男性は理想の男性でもあるのですね。
基本的に温厚で優しい
男っぽい男性は「お前」「これやっとけよ」などと口調が少し荒いことが多いです。少々荒くても人間的に魅力があれば好きになることもあるのでしょうが、最近の女性はこのような言葉遣いの男性を好まない傾向にあることも否めません。
女っぽい男性は、口調が柔らかいことが多く、相手に威圧感を与えません。相手の意見を尊重してくれることも多く、基本的に温厚です。長く一緒にいるパートナーとしては、とても魅力的な男性だと言えるでしょう。
「女っぽい男」と相性の良い女性のタイプ
女っぽい男性と相性が良いタイプとは、どんな女性なのでしょうか。自分と比較しながら読んでみてください。
クールな女性
感情豊かな女性、寂しがり屋の女性、好奇心旺盛な女性など、女性のタイプはさまざまです。その中でも女っぽい男性におすすめなのは「クールな女性」だと言えるでしょう。
交際していくうえで、さまざまなトラブルは避けられません。何かあった時に感情的になってしまったり、ひどく落ち込んでしまったりする女性だと、平和主義の女っぽい男性はどうして良いのか分からず困惑してしまうでしょう。
落ち着いて冷静に対応できるクールなタイプの女性だと、女っぽい男性でも安心して対応することができます。
姉御肌な女性
女っぽい男性は、「頼られたい」「リードしたい」「男らしいと思われたい」などと思っていないことがほとんどです。どちらかというとリードしてくれる姉御肌タイプの女性の方が相性が良いと言えるでしょう。
年上の人生経験豊富な女性の方が相談に乗ってくれることもありますし、心強く安心感があるのですね。年上に限らず、性格がサバサバした姉御肌の女性を選ぶと長く交際できる可能性があるでしょう。
キャリアウーマン
「男は外でバリバリ働くもの」「女は家を守り、家事育児全般をこなすもの」という昭和時代のような考え方の男性とは違い、女っぽい男性は、むしろ家事にも育児にも参加したいと思っているものです。
一方でキャリアウーマンのように仕事に生きるタイプの女性は「家事育児だけをするのは考えられない」「家事育児は夫婦で平等にしたい」と考えていることが多いですから、女っぽい男性にとってピッタリの相手だと言えるでしょう。
のんびり屋の女性
女っぽい男性は基本的に平和主義でのんびりしていることが多く、結果を残すために挑戦し続けるよりも、人生に安定感を求めている傾向にあります。
LINEやメールの返信を急ぐ女性、休日の予定を早くから埋めていきたい女性、好奇心旺盛で常に刺激を求めている女性など、活動的な女性とはペースが合わずに苦労する可能性が高いと言えるでしょう。
相手のペースに無理に合わせるよりも、自分と同じような感覚ののんびり屋の女性を選ぶ傾向にあるのですね。
「女っぽい男」との接し方とは?
「女っぽい」という事をいじらない
「まったく男らしさを感じないよねー」「女っぽい感覚だから恋愛対象にはならないわー」などと言っていませんか。いくら女っぽい男性だからと言っても、男性には変わりないのです。このような無神経な発言は男性である相手を否定するものであり、いくら冗談でも許されるものではありません。
「女性の気持ちをよく分かってくれるからすごく楽」「一緒にいても気を使わないから長く友人でいられる」など、相手の存在に感謝していることを伝えましょう。
完全な女性扱いはしない
女っぽい男性だからと言って頼りないと決めつけていないでしょうか。確かに何かあった時には、リーダーシップのある男性に頼りたくなるものです。しかし、女っぽい男性はリーダーシップをとるタイプではないというだけであり、決して頼りがいがないわけではありません。
時には相談してみたり、頼ってみたりするようにしてみましょう。良いアイディアを出してくれたり、意外に頼もしかったりするはずです。女っぽい男性だからと言って女性扱いしているようでは、上手くコミュニケーションを取り続けることはできないでしょう。
意識せず自然に接する
趣味や話し方が女っぽい男性を見ると、やたら気になってしまうのは仕方がないことなのかもしれません。しかし、それは個性なのであり、欠点ではないのです。相手の考え方や性格を理解し、変に意識せずに接するように心がけましょう。
女っぽい男性だからと言って、相手を「変わった人」と決めつけていませんか?相手の振る舞いが自分の考える男性らしさとマッチしていなくても、相手の人としての価値はなんら変わりません。他者を尊重できる素敵な女性になれるように努力していきたいものですね。
男性らしさを求めない
女っぽい男性に対して「ナヨナヨしてるからもっと男らしくなったら?」「男ならこうあるべき!」などと思ったことがある人もいるでしょう。特にちょっと気になる男性には、自分が考える男らしさを体現してほしくなるものです。
とはいえ、それはこちらが勝手に考えた価値観で、相手にはそれを体現する義務も義理もありません。こちらが考える男っぽさを期待したり押し付けたりするのではなく、相手が思う男らしさや自分らしさを丸ごと受け入れて、コミュニケーションを楽しめるようになってくださいね。
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