子供が嫌いじゃダメ?子供嫌いな人の心理や原因・克服法を詳しく紹介

子供が嫌いじゃダメ?子供嫌いな人の心理や原因・克服法を詳しく紹介

子供が好きな人も多いですが、一方で子供嫌いな人も少なからずいます。好きな人からしてみれば、「なんで嫌いなの?」と嫌いな人の心理や原因が気になるでしょう。そこで今回は、子供嫌いな人の心理や原因、子供嫌いを克服する方法などをご紹介します。


子供が嫌いなのっていけないことなの…?

子供が好きな人もいますが、嫌いな人も少なからずいます。これは、人それぞれの好みの問題ですので、子供嫌いがいけないというわけではありません。

ですが、子供が嫌いだと打ち明けると、なぜか周囲の人にあまり良い印象を持たれないのも事実です。「子供が嫌いなのはいけないことなの…?」と肩身の狭い思いをしている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、そもそもなぜ子供嫌いなったのか、理由や原因をご紹介していきます。また、子供嫌いを直したいという人に向けて、克服法もあわせてご紹介していくので、ぜひ参考にしてみて下さい。

子供嫌いな人の心理&理由

子供好きな人は「なんで嫌いなの?」と疑問に思ってしまうのではないでしょうか?ですが、子供が嫌いになるのには、子供好きにはなかなか理解できない様々な理由があります。では、子供嫌いな人の心理や理由をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

接するのに慣れてないから


これまでの人生の中で、子供と接する機会がほとんどなかったせいで、そもそも子供と接することに慣れていない人も少なくありません。

相手が子供か大人かで、接し方が大きく変わってきますよね。大人なら通じる話でも、子供には全く通じなくて戸惑ってしまったり、どのような言葉遣いで話せば良いのか分からなかったり…。

また、急に泣き始めたり、騒ぎ出したりと、大人ならしないような想定外の行動をとられることもあるでしょう。ですから、子供と接することに慣れていない場合、子供の言動に戸惑うことも多く、それが原因で苦手意識が芽生えてしまうのです。

一緒にいると疲れるから


子供は自分の感情に素直で、突然泣き始めることもあったり、時には突拍子のない行動をとることもあります。そのため、子供と一緒にいると子供のペースに合わせるので精いっぱいで、心身共に疲れてしまうでしょう。

特に落ち着いて過ごしたい人や、自分のペースを乱されるのが嫌いな人が、一緒にいて疲れる存在である子供に対して苦手意識を持ってしまうのは、仕方ないことかもしれませんね。

育児の大変さを分かっているから


子供は非常に手がかかるもので、特に乳児の場合は、数時間置きにミルクを飲ませたり、オムツを替えたり、泣いた時は抱っこしてあやしてあげたりする必要があるので、親は十分に寝る時間もないほど育児に追われてしまいます。

また、少し大きくなっても、食事を作って食べさせたり、一緒に遊びに行ったり、お風呂に入れたりと、とにかく子供に付きっきりで一人の時間を確保するのが難しいでしょう。しかも、成人させるまでに数千万円ものお金がかかると言われていますよね。

そのため、子供を産むことで、精神的にも金銭的にも大きな負担がかかってしまい、自分の自由を奪われると考えてしまう人もいます。自由を奪われたくない、育児で大変な思いをしたくないと考える人は、こういった理由で子供嫌いになってしまうのかもしれません。

騒がしいから


大人なら、周囲の人の迷惑を考えますから、時間帯や場所も考えずに騒ぐようなことはしませんよね。ですが、子供の場合は、家の外で大きな声を出して遊んだり、スーパーで親に欲しいものを買ってもらえなくて泣きわめいたりと、自分の感情に素直で騒ぎたい時に騒いでしまいます。

子供好きの人の目には、その元気な姿が微笑ましく映るでしょう。しかし、子供が嫌いな人は、相手が子供だろうと、騒音をまき散らされると非常に迷惑に感じてしまうのです。

子供が汚く感じる


子供は、よだれや鼻水を垂らしたり、食事の時に飲み物や食べ物をこぼしたり、外で遊んで泥まみれになって帰ってきたりすることが多いですよね。

時には、汚れている手で大切な洋服に触れられてしまうこともあるでしょう。これが大人であれば、単純に「汚い!」と思ってしまいますが、「子供なら仕方ない」と許せてしまう人が多いのではないでしょうか?

ですが、特に綺麗好きや潔癖症の人は、汚い手で触られたりすることには強い苦痛を感じてしまうものなのです。そういった人の脳裏には子供は汚いものだという印象が強く残り、それが原因で嫌悪感を抱くようになるのです。

子供に好かれないから


子供嫌いになったのは、子供に好かれないからという理由もあります。例えば、子供を抱っこした時に自分の時だけ泣かれてしまった、他の人には懐くのに自分にだけ懐いてくれないなど…。

人間は、自分に好意を抱いてくれない人に対しては、同じように好意を抱けないという心理が働きやすいです。そのため、自分は子供に好かれないと自覚すると、全ての子供に対して好意を抱けなくなってしまうのです。

子供嫌いな人の心理&理由《続き》

引き続き、子供嫌いな人の心理や理由をご紹介していきます。

言いたいことをズバズバ言うから


大人であれば、周囲の人に不快な思いをさせないように他人へ配慮することは当然です。心の中で思っていることも、相手が傷つくような発言だったら控えるべきですよね。

ですが、子供はそういったことを知らないので、自分が思ったことを相手にズバズバ言ってしまうことも多いです。それを「子供だから仕方ない」と考えられれば、特に嫌悪感を抱くこともないでしょう。

しかし、中には相手が子供でも、デリカシーのない発言に傷ついてしまう人もいます。そういった人は、「デリカシーがない」「常識がない」と怒りを感じてしまうため、それが子供嫌いの原因になってしまうのでしょう。

言うことを聞かないから


特に赤ちゃんや小さい子供の場合、「静かにして!」と言われても理解できず、大人の言うことを聞かないことも多々あります。子供は自分の感情に素直で、自由に振る舞いますから、周囲への気遣いは二の次です。また、大人に対して反抗的な態度をとることもあるでしょう。

このように、大人の言うことを素直に聞かない子供を見ると、「生意気だな」と思ってイライラしてしまうのです。そして、そういった子供を何人も見ていると、子供は言うことを聞かない生き物だと思い込んでしまい、嫌いになってしまうのです。

子供目線になれない


子供目線になることができない人は、子供嫌いになりやすい傾向にあります。そもそも、子供は他人への配慮や常識などをよく理解できていません。ですから、時と場所を考えずに騒いでしまったり、デリカシーのない発言をしてしまうのも仕方のないこと。

そのため、公共の場で騒いでいる子供を見たりしても、「仕方ない」と許せる人も多いでしょう。しかし、子供目線になれない人は、子供に対しても大人としての常識や他人への配慮を求めてしまいます。

その結果、相手が子供であろうと公共の場で騒がれると迷惑だと感じてしまい、それが原因で嫌悪感を抱いてしまうのです。

親から十分な愛情を受けなかった


親から十分な愛情を受けずに育った人は、子供嫌いになってしまうことも少なくないようです。確かに、自分は親から愛されずに育ったのに、子供に愛情を注げと言われてもなかなか難しいかもしれません。愛情の注ぎ方を知らないのですから。

また、中には親から愛されて育っている子供を見ると、寂しかった自分の幼少時代と比較して嫉妬心が芽生えてしまうことも。そのため、冷たい態度をとってしまうこともあるのです。

非常識な親が嫌いだから


自分の子供が周囲の人に迷惑をかけた場合、親なら当然叱ったり、マナーを教えるべきですよね。ですが、隣で子供がギャーギャー騒いでいるのに注意せず放置したり、他人に迷惑をかけたのに「子供がしたことだから」といって謝らないなど、非常識な親もいます。

そんな非常識な親を目撃したことが原因で、子供嫌いになる人も少なくありません。

その子供は、非常識な親の言動や態度を見て育つでしょう。非常識な親に対して嫌悪感を抱いてしまうと、その子供も非常識な親のように育つはずだと決めつけ、連鎖的に嫌悪感を抱いてしまうようです。

子供嫌いになった原因は?

子供嫌いになった人は、どういったことをきっかけにして子供を嫌うようになってしまったのでしょうか?ここでは、体験談も交えて子供嫌いになった原因をご紹介していきます。

お気に入りの物をダメにされた


「よだれがついた手でお気に入りのバッグを汚された時はものすごく嫌でした」(30歳/女性/百貨店勤務)

「子供が投げたボールが自分の車に当たって傷つけられたことがあります」(33歳/男性/不動産会社勤務)

子供は、よだれや鼻水を垂らしたり、頻繁に食べこぼしをしてしまいます。そして、汚れてしまった手で周囲にある物や他人の物にベタベタ触ってしまうのも、よく見る光景です。

また、子供が道路や駐車場でボール遊びをしていて、そのボールが自分の車に当たって傷つけられたことがある人もいるでしょう。

子供好きな人であれば「子供がしたことだから」と許してあげられるかもしれません。しかし、大切な物を汚されたり傷つけられるのを許せない人は、それがきっかけで子供嫌いになることも多いようです。

子供に暴言を吐かれた


「最近太ってきたのを気にしていたのですが、友達の子供に『太ってるね!』と言われて傷ついたのがきっかけで嫌いになりました」(32歳/女性/会計事務所勤務)

子供は、相手が傷つくようなことでも、自分が思ったことをズバズバ言ってしまいます。ですが、大抵の人は傷つくようなことを言われても、相手が子供なら「仕方ない」と許せてしまいますよね。

しかし、中にはたとえ相手が子供であろうと、「他人を傷つけるような発言をするのは許せない」「他人には配慮すべきだ」と考える人もいます。

こういった人は、子供にデリカシーのない発言をされたことがきっかけで、子供嫌いになってしまうことも少なくありません。

騒がしくてイライラする


「上の階に子連れの家族が住んでいるのですが、夜も子供の足音がバタバタうるさくて、家にいてもストレスが溜まります」(26歳/女性/事務職)

子供は、近所の迷惑も考えずに騒いでしまったり、バタバタ暴れてしまうことも多々あります。これは仕方のないことかもしれませんが、静かに過ごしたい人にとっては、相手が子供であっても騒音であることに変わりありません。

そのため、子供の騒音で悩まされることが多くなると、子供を迷惑な存在だと思ってしまい、次第に嫌悪感を抱くようになってしまうのです。

育児に疲れてしまった


「自分にも子供が2人いますが、育児で精神的に参ってしまって…。最近は子供にあたってしまうことも多くなりました」(27歳/女性/専業主婦)

こちらの女性のように、もともと子供嫌いではなかったのに、育児がきっかけで子供嫌いになる人も少なくないのです。育児には休みがなく、特に赤ちゃんや小さな子供の場合は、付きっきりで面倒を見てあげなければなりません。

また、外で子供が泣き叫んだり、暴れまわったりして周囲の人に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。独身の時のように自由な時間もほとんどありませんし、育児のストレスを発散することも難しいもの。

ですから、自分の子供に対してイライラすることも多くなり、やがて全ての子供に嫌悪感を抱くようになってしまうのです。

子供嫌いな人の印象とは?【男女の本音】

人それぞれの好みの問題なのに、なぜか「子供が嫌い」というと、周囲の人からマイナスの印象を抱かれることが多いもの。では、子供嫌いな人に対して、世のみなさんはどのような印象を抱くのでしょうか?

なんだか冷たいイメージがある


「子供嫌いと聞くだけで、冷たい性格なのかなと思ってしまいます」(27歳/女性/エステティシャン)

「子供に優しくない人は誰にも優しくできないと思う」(24歳/男性/営業職)

子供が嫌いな人でも、もちろん性格が冷たい人もいれば、性格が優しい人だっています。これは、子供好きな人でも同じことが言えるでしょう。ですが、子供嫌いというだけで、どうしても周囲の人から「性格が冷たそう」という悪い印象を抱かれることが多いです。

やはり、一般的に子供は力が弱くて、大人に守られるべき存在だという印象が強いのでしょう。そのため、子供という弱者に優しく接することができない人は、誰に対しても優しくないと思われてしまうのかもしれません。

好みの違いだろうし特に気にしない


「人間なら好き嫌いがあるのは当然のこと。自分の好みを押し付けるのは良くない」(28歳/男性/広告代理店勤務)

「私は子供が好きですが、子供が嫌いだからといって偏見を持つことはありません」(22歳/女性/大学生)

好きな食べ物があれば嫌いな食べ物もあるように、子供が好きな人もいれば嫌いな人もいます。これは好みの問題ですから仕方のないことですし、「子供嫌いなんておかしい!」と自分の価値観を相手に押し付けるのは良くありません。

このように「子供嫌いなのは好みの違いだから」と割り切れる人は、子供嫌いな人に対して悪い印象を抱くことはあまりないようです。

子供が欲しいから結婚はナシ


「子供嫌いな人は、結婚しても子供を産んでくれなさそう」(28歳/男性/IT関係)

「子供嫌いなのは個人の自由ですが、僕は子供が欲しいので、子供嫌いな女性とは結婚したくありません」(31歳/男性/商社勤務)

子供が嫌いというのは好みの問題ですから、「それは個人の自由」だと割り切って考えることができるでしょう。ですが、子供嫌いな人とお付き合いすることになれば話は別。男女がお付き合いすれば、将来的には結婚や子供のことも視野に入ってくるでしょう。

子供嫌いでも自分の子供だけは愛せる人はたくさんいますが、そもそも結婚しても産むつもりはないと考えている人も多いでしょう。ですから、結婚して子供を持ちたいと思っている人は、子供嫌いの人とは結婚したくないと考えてしまうのです。

子供に厳しそう


「子供嫌いな人は、子供を厳しく育てしそうなイメージがある」(28歳/女性/郵便局勤務)

「自分の子供にも厳しく接しそうで、子供の成長に悪影響を及ぼしそう」(33歳/男性/司法書士)

どんな親でも、子供が人としていけないことをしたり他人に迷惑を掛けたりしたら、厳しく叱ることもあるでしょう。しかし、子供嫌いの人は、普段から自分の子供に厳しく接しそうな悪い印象を抱かれてしまいます。

子供が生まれた時のことを考えると、子供嫌いな人との結婚には積極的になれないと考える人も少なくありません。

恋人も子供嫌いかも?診断チェックリスト

恋人の子供に対する言動や態度を見ていて、「もしかして子供嫌いなのかな?」と感じることがあるのではないでしょうか。結婚して子供が欲しいと考えているなら、恋人が子供嫌いだと子供のことで意見がぶつかりそうで、不安になってしまいますよね。

そこで、恋人が子供嫌いなのかどうかが分かる診断テストをご用意しました。恋人の言動や態度をよく思い出して、何個当てはまるか数えてみて下さい。

1:騒がしい子供を見た時に嫌そうな顔をしている
2:子供連れの家族が大勢集まる場所にあまり行きたがらない
3:子供が近寄ってくると距離を置く
4:自分から子供に話しかけようとしない
5:子供は欲しくないと聞いたことがある
6:小さな子供を見ても絶対に可愛いと言わない
7:ルールやマナーを守らない人に対してものすごく厳しい
8:自分の子供に注意しない親を見るとイライラしている

【2個以下】常識やマナーに厳しいだけかも?


当てはまった数が2個以下だった場合は、あなたの恋人はただ単に常識やマナーに厳しいだけの可能性も考えられます。ですので、子供を一括りにして嫌うことはほとんどないでしょう。

しかし、マナーを守らない親子連れや、公共の場で騒ぐ子供を注意しない親に対して苛立ちを覚えることが多いようです。逆に、きちんと躾がされている子供やその親に対しては、優しく接することができるでしょう。

【3個以上5個以下】子供嫌いの可能性もあり


当てはまった数が3個以上5個以下だった場合は、子供嫌いだと断言するのは難しいですが、子供が苦手、もしくは嫌いな可能性は十分にあります。非常識な親や騒がしい子供に対しては、嫌悪感を示したり、苛立ちを覚えるでしょう。

また場合によっては、きちんと躾されている子供であっても、関わりたくなさそうな態度を見せることもあります。そのため、恋人との結婚を考えていて、子供が欲しいと思っているなら、一度将来について話し合う機会を設けた方が良いかもしれません。

【6個以上】ほぼ100%の確率で子供嫌いです


当てはまった数が6個以上だった場合は、あなたの恋人はほぼ100%の確率で子供嫌いであると言えます。あなたの恋人は、どんな子供であろうとできる限り関わりたくないと思っているでしょうし、騒ぎ声や泣き声を聞くだけでイライラしてしまうはず。

ですので、結婚しても自分の子供を持つことは考えていない可能性が非常に高いです。あなたも子供を持つ気がないなら問題ありませんが、子供を持ちたいのであれば、結婚について一度考え直した方が良いかもしれません。

子供嫌いを克服するための方法とは?

大人になれば、色々な子供と接する機会もあるでしょうし、結婚して自分の子供を持つ人もいるでしょう。将来のために、子供嫌いな性格を克服したいと思っている人もいるのでは?

子供嫌いを克服するためには、具体的にどうすれば良いのでしょうか?

子供の何が嫌いなのかを考える


子供嫌いを克服するためには、まず子供の何が嫌いなのか、どんなことがきっかけで嫌いになったのか、原因を箇条書きにしてまとめてみるのがおすすめです。

例えば、思ったことをズバズバ言うところが嫌、ギャーギャー騒ぐところが嫌、子供との接し方が分からない、など。原因によって対処法が変わってくるので、まずはじっくりと考えてみて下さい。

色々な子供に会ってみる


子供に対して苦手意識を持っている人は、子供と関わることを無意識のうちに避けてしまいます。ですが、子供と関わることから逃げ続けていると、子供嫌いを克服することはできません。

まずは、色々な子供に会ってみて、関わる機会を積極的に増やしていきましょう。嫌いな子供にあえて立ち向かっていけば、次第に接し方が分かってきて、苦手意識を克服することができるかもしれません。

これは、花粉症の人にあえて花粉を付けて免疫を付けさせる、ひとつのアレルギー治療のようなものですね。なお、「デリカシーのない発言をされるのが嫌」と思っている人は、まだ自分から話すことができない赤ちゃんに話しかけてみるのが効果的です。

子供はこういうものだと認める


子供嫌いな人は、相手が子供であろうと、大人目線で物事を考えてしまいがちです。そのため、子供が大騒ぎしたり、走り回ったり、デリカシーのない発言をしたりすると、「うるさいな」「迷惑」「ムカつく」と思ってイライラしてしまうのでしょう。

ですが、他人に配慮することや常識をまだ知らない子がほとんどですので、大人と同じ考えを持っているものだと思って接してしまうと、怒りや不満を感じてしまいます。

そのため、「子供は騒ぐものだ」「自分の気持ちに素直なんだ」というように、子供はこういうものだと認めて理解することで、あなたの気持ちも少しは楽になるはずです。ただし、人としていけないことをした場合は、その場できちんと注意してあげることも必要です。

子供の良いところを考えてみる


子供嫌いを克服するためには、子供の良いところは何なのか考えてみると良いでしょう。例えば、「素直で純粋な心を持っている」「性格に裏表がない」「一緒に遊ぶと喜んでくれる」など。

子供はまだまだ未熟で周囲の人に迷惑をかけることも多いですが、このように良いところもたくさんあるものです。子供嫌いな人は、「騒ぎ声がうるさい」「すぐに泣く」「デリカシーがない」など、悪いところばかり注目してしまいがち。

だからこそ、子供が騒いだり泣き叫んだりするのを見るたびに、嫌悪感が増幅してしまうのです。子供の良いところを探すようにすれば、次第に苦手ではなくなるかもしれませんよ。

そもそも大人だって騒がしい人もいますし、デリカシーのない発言する人も大勢います。ですから、これを機に子供と大人を一括りにして考えるのはやめた方がいいかもしれません。

子供嫌いな人が子供を持つ際の注意点!

子供嫌いな人でも、「結婚相手が子供を欲しがっていたから」「親に申し訳ないから」などの理由で、自分の子供を持つ人は意外と多いです。

ですが、ただでさえ育児はストレスが溜まりますから、子供嫌いな人の場合はさらにストレスが溜まりやすいと言えるでしょう。自分の子供を持つ際に注意したい点がいくつかあります。

結婚前に子供について話し合っておく


現在お付き合いしている人との結婚を考えているのであれば、必ず結婚前に子供についてきちんと話し合っておきましょう。子供について話し合わずに結婚してしまうと、作るか作らないかで意見が対立してしまいます。

実際、それが原因で離婚に至ってしまう夫婦も少なくありません。出産というのは、夫婦のその後の人生を大きく左右する重大な決断です。だからこそ、結婚前に子供についてきちんと話し合っておくことが重要なのです。

子供を育てていけるのか考える


自分は子供を持つつもりはなかったけど、欲しがっている結婚相手のことを考えて、仕方なく子供を持つことにした人も少なくありません。ですが、子供が生まれてしまうと、たとえ好きになれなくても、親としての義務は果たさなければなりませんよね。

また、育児は女性が行うことが多いので、特に女性の場合だと、育児をするためにそれまで続けていた仕事を長期間休んだり、辞めたりしなければいけないこともあります。

子供嫌いな自分が本当に子育てできるのか、そのために仕事を休む覚悟があるのか、しっかりと考えた上で持つようにしましょう。

ワンオペ育児にならない環境づくり


ワンオペ育児とは、夫婦の一方が育児に非協力的で、もう一方が一人で育児をこなさなければならない状況のことを指します。ただでさえ育児は重労働で負担も大きいのに、子供嫌いの人がワンオペの環境で育児をしていると、さらに負担が大きくなることでしょう。

ですから、子供嫌いな人が子供を持った場合は、結婚相手とよく話し合って、ワンオペ育児にならないような環境を作る努力をして下さい。

共働きの場合は、育児や家事の負担割合を平等にする、女性が専業主婦の場合でも、夜は夫に子供の面倒を見てもらうようにするなど、夫婦で工夫することで育児中のストレスが軽減しますし、夫婦仲を良好に保つことができるでしょう。

周囲の目を気にしすぎないこと


子供嫌いな人は、常識やマナーに厳しい人が多いです。だからこそ、自分が子供を持った時に、子供がギャーギャー騒いだり走り回ったりして周囲の人に迷惑をかけたり、冷たい目で見られることを人一倍恐れてしまいます。

そのため、子供嫌いの人が子供を持った場合、周囲の人に気を遣いすぎて、外出するだけで精神的にひどく疲れてしまうこともあるでしょう。

もちろん、自分の子供が他人の持ち物や服を汚してしまったりしたら、親であるあなたがきちんと謝罪するべきです。ですが、小さな子供や赤ちゃんがしたことであれば「仕方ない」と思ってくれる人がほとんどです。

ですから、「周囲の人に迷惑をかけないようにしなきゃ」と神経質になりすぎなければ、気を楽にして子育てに励めるようになるはずです。

子供にイライラをぶつけない


子供嫌いな人の場合、子供が自分の言うことを聞いてくれなかったり、疲れて休みたい時に泣かれたりしたら、イライラすることも多いでしょう。ですが、イライラした状態で接してしまうと、子供の成長に大きな悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。

子供を否定して育ててしまうと、人の顔を常にうかがうようになって自分の気持ちを伝えられなくなったり、自分自身を責めるような子に成長してしまうことも。

そのため、普段から怒りの感情を上手にコントロールするように意識し、イライラしたからといって子供に当たるようなことはしないで下さい。

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