15歳差カップルってどんな感じ？年の差恋愛のメリットとデメリット

芸能人に多く見られる年の差カップルですが、現在は一般の人でも年の差をオープンにできる時代でしょう。中でも注目したいのが「15歳差」カップル。ひと回り以上の年の差ですから、未経験者には未知の領域なのではないでしょうか？

今回は、15歳差の相手との恋愛で考えられるメリット・デメリットや、長続きの秘訣をご紹介します。実際の体験談も参考にしてくださいね。

年の差カップルは増えている？

昔に比べると、年の差カップルに対する偏見は少ないように思われます。そもそも男性が年上のカップルは昔からいましたし、その場合は偏見が少ないのは当たり前とも言えるでしょう。

しかし、女性が年上の15歳差カップルとなると、偏見の目で見られる傾向があるのも事実。ですが、今は芸能界でも一般のカップルでも、女性が年上のカップルは珍しくありません。

女性の社会進出により、自立した女性が増えたのも理由の一つなのでしょう。結婚を考える時に男性の収入に頼らざるを得ない時代もありましたが、今は経済的に自立している女性も多いのです。ですから15歳差の年下男性でも抵抗を感じることが少ないのかもしれません。

15歳差でも大丈夫？周囲の批判が気になる

年の差カップルも珍しくないとはいえ、まだまだ周囲の批判はあると思います。15歳差となるとひと回り以上の差がありますので、心配する声も。確かに年の差がないカップルに比べると、デメリットが多いのかもしれません。しかしそれを上回るメリットもあるんです。

そもそもなぜ批判が多いのでしょうか。もしかすると合理的な批判ではなく、若い彼女や彼氏がいることに、周囲が嫉妬しているだけかもしれません。そのような意味での批判なら、当人同士が幸せであれば周囲の声は関係ないでしょう。

周囲に心配されがちな年の差恋愛ですが、恋愛に年齢は関係ないという声もあります。実際に付き合ってみるとメリットがたくさんあるのです。15歳差の恋愛におけるメリットとしてどのようなことがあるのか、見ていきましょう。

喧嘩が少ない

年の差が15歳差となると、多少わがままを言っても「可愛い」「しょうがないな」などと許されてしまうケースが多いでしょう。甘えたい女性が年上男性を好むのも理解できますよね。相手が年下の男性でも同様に、年上女性に年下くんのわがままを受け入れる包容力があると言えます。

また、15歳年上の相手に対して尊敬の気持ちがあり、喧嘩に発展しづらいとの見方もあります。ですから、年の差がわずかしかないカップルと比べると、喧嘩の数はグッと少なくなる傾向があるのです。

経済的に余裕がある

相手が15歳年上だと経済的に余裕があると感じるカップルが多いようです。自分より15年も先に社会に出ているわけですから、その経済力に魅力を感じるのでしょう。経済的に余裕があると精神的にも余裕が生まれるので、魅力的に思えることも考えられますよね。

また、自分に経済的に余裕があると、相手に安心感を与えることができます。昔は結婚したら女性は仕事をやめて家庭に入るという風潮があったため、年下男性との結婚は考えづらいものでした。15歳差となるとなおさらでしょう。

しかし現在は、例えば年下男性の収入が少なくても、年上女性の経済力でカバーすることができます。昔とは感覚が違ってきているのです。

グレードの高いデートができる

年齢を重ねていけば収入が多くなる人が多いですし、デートの経験も豊富になっているものです。そのため年下側としては、同年代の相手では経験できなかったグレードの高いデートを経験できるでしょう。予約の必要な高級レストランで食事ができたり、お泊まりデートでグレードの高いホテルに泊まれることも考えられます。

また、料理やお酒をスマートに注文できたり、ホテルのチェックインをスマートにこなせるなど、大人の魅力を感じる場面がたくさんあるようです。

年上の立場からしても、自分の経済力や経験で相手を喜ばすことができるので、充実したお付き合いになるでしょう。

若さを保てる

相手が15歳も年下だと自分も頑張らないといけないと感じ、若さを保つ努力につながります。
また、服装も15歳年下の相手に選んでもらう機会が多いようで、見た目も若々しくなっていく傾向があります。これは15歳差カップルの最大のメリットと言えますよね。

特に女性は、老けた彼女と思われたくないし、彼に恥をかかせたくない！と思う人も多く、努力を惜しみません。また、経済力があるので若い頃より美容にお金をかけられることも考えられます。

メリットがたくさんあるのはわかりましたね。しかし、やっぱり気になるのがデメリットです。15歳差の恋愛におけるデメリットには、どのようなものがあるでしょうか？デメリットをあらかじめ知ることで、乗り越えることも可能ですよ。

対等な関係を築きづらい

最初は、15歳差であっても愛があれば大丈夫！と思えるかもしれません。しかし、どちらかが無理をしていては続きません。

年上だから大目に見てあげなきゃとか、年下だから相手に従うのが当たり前とか、そのように思っていては対等な関係は築けないのです。ですが15歳差カップルは、どうしても対等な関係が築きにくいのも事実。

長く付き合うと、そういった部分がストレスとなっていきますので、２人でいる時はできるだけ対等な関係を築く努力をしましょう。しかし全て対等というのもギスギスしますので、バランスの良い関係が望ましいですよね。お互いを尊重して思いやる気持ちが大事と言えます。

周りから批判されやすい

相手が15歳も年上だと「お金目当てなの？」「そんなに年上で話は合うの？」と言われたり、逆に相手が年下だと「遊ばれてるんじゃないの？」「体目当て？」と言われたり、周りは好き勝手に批判してくるものです。

相手にしない、気にしないと思っていても、やっぱり批判されると悲しくなってしまいますよね。相手も傷ついてしまうかもしれません。実際に言われたらいろいろ考えてしまいそうですが、あえて「15歳差カップルは批判されて当然」と考え、周囲に認めてもらうには時間がかかると覚悟しましょう。

ジェネレーションギャップ

15歳差カップルのデメリットとして一番に多い声は、ジェネレーションギャップではないでしょうか。年齢差のあるカップルは、世代間のギャップを一度は感じたことがあるようです。好きな映画やドラマを相手は知らなかったりしますし、小さい頃にしていた遊びや、学生時代に没頭した趣味も違ったりします。

そして、相手の友達と会った時に会話についていけないといったジェネレーションギャップもあるでしょう。

また、テレビを見ていても、好きなアーティストが合わなかったり、そもそもそのアーティストを知らなかったりします。こうした音楽にまつわる世代の違いは、カラオケにいくと顕著に現れたりします。

15歳差だとジェネレーションギャップがあるのは当たり前と考え、相手に教えてもらう謙虚な気持ちを持つとうまくいきますよ。

将来の不安

15歳差だと老後が心配、という声もあります。定年を迎えた後の経済的な問題や、相手の両親の介護など、不安要素はたくさんあります。今は、大人で包容力があって素敵！と思っていても、人間は歳を重ねていくと病気の不安がついてまわります。

いつまでも今の状態を保てるわけではなく、自分より15年も早く老いると思うと不安になる人も多いようです。事前に定年後の計画などをよく話し合うことで、不安を解消していきましょう。

それでは、15歳差の恋愛エピソードをご紹介していきます。実際に体験した生の声を聞いて参考にしてみてください。

年下の彼氏はかわいいけど不安なことも…

「彼は22歳の派遣社員です。将来カメラマンになりたいという夢があり、定職にはついてないそうです。付き合った当初は周りからの批判がたくさんありました。そんな若い男の子なんて遊ばれてるんじゃないのか？経済力がなさすぎじゃない？派遣社員だと将来が見えないのでは？などと。

私も周囲の意見を受けて悩みました。正直不安です。でも、夢を追う彼の純粋さに惹かれていきました。そして彼の夢を支えてあげたいと思うようになったのです。何より、年下の彼はとってもかわいい！

幸い私は看護師をしていて彼よりは経済的に余裕があります。結婚後もずっと働ける職業なのであまり心配はしていません。なので、このまま彼を見守ろうと思います」（37歳/女性/看護師）

彼が年上なので思いっきり甘えられる

「昔から同年代の男性と付き合っても長続きしなかったんです。自分は恋愛に向いてないのでは？と悩んだ時期もありますが、今の彼と出会って気付きました。私には同年代の男性ではなく年上の男性が合うということに。彼は15歳年上の会社員です。

同年代の男性とはちょっとしたことで喧嘩になっていました。でも15歳差の彼とは喧嘩になることが滅多にありません。多少のわがままは笑って受け入れてくれる包容力があるんです。こんなこと言ったら嫌われるかも…といちいち発言に気を使うこともなく、思いっきり甘えられて今は幸せです」（23歳/女性/販売員）

彼の寝顔を見たらオヤジすぎてびっくり

「会社の上司と社内恋愛をしています。仕事もできてカッコイイ彼に惹かれていき、私から告白して付き合いました。デートは同年代の男性とでは経験したことがないようなグレードの高さで、ますます大人の魅力に惹かれていったのです。

初めてのお泊まりも、ラブホではなく高級ホテルを予約してくれてテンションが上がりました。ですが次の日の朝、横で寝ている彼を見てびっくり！改めて15歳差の現実を感じましたね。やっぱりおじさんって思ってしまいました。

それにプライベートで会った時の服装も、おじさんって感じでドン引き。普段はビシッとしたスーツ姿なので気づかなかったのです。今は若返り作戦を立てて15歳差の彼を改良中です」（26歳/女性/OL）

彼女が15歳年下だと羨ましがられる

「彼女は20歳の大学生です。うちの会社でインターンとして働いている子で、告白されて付き合いましたが、最初はからかわれているのかと思いました。こんなおじさんでいいの？と何度も確認しましたが、年上の落ち着いた男性が理想とのことでうれしかったです。

食事や遊びに連れて行ってもいちいち喜んでくれるので、僕も嬉しくなります。同年代の女性だとそこまで喜んでくれることが少ないものですから。彼女を喜ばせてあげたいとデートの計画を立てるのが楽しい毎日です。そして、同僚や友達にも羨ましがられ優越感を覚えます。

多少のわがままも可愛いので許してしまいます。僕にとっては自慢の彼女です」（32歳/男性/会社員）

お母さん？と言われて恥ずかしかった

「僕の彼女は40歳です。僕が新卒で入社した時の直属の上司でした。とても優しく仕事を教えてくれて、同年代の女性にはない落ち着いた感じや、大人の色気にノックアウトされ、僕からアピールしました。

しかし、デート中に街中で友人と偶然会った時に、『お母さん？』と言われ少し恥ずかしい思いをしました。彼女もショックだったようで、エステに通ったり髪型を変えたり頑張っています。かっこいい女性が僕の為に頑張ってくれてると思うと、なんだか可愛いです。

女性は何歳になっても可愛い生き物なんだなと思えた女性です。経済面でカバーしてくれるのも僕にとっては安心できます」（25歳/男性/営業職）

年の差のないカップルと比べて、15歳差のカップルはメリットもデメリットも多いものです。しかし経験談をみると、デメリットもうまく乗り越えていますよね。周囲の批判を受けながら付き合ったのですから、どうせなら長続きしたいものです。ここでは、長続きの秘訣をご紹介していきましょう。

言いたいことを言える関係を築く

15歳差カップルの中には、全て彼女や彼氏に合わせてしまう人もいるようです。最初はそれでも良かった関係が、長く続くにつれストレスとなることも考えられます。日頃から年齢を気にせずに、言いたいことを言える関係を築くことが長続きの秘訣と言えます。

しかし、言いたいことが言える関係とはいっても、ただただ自分の主張を押し付けるのでは喧嘩になるだけです。相手を尊重しつつ言いたいことが言える関係を築きましょう。

コミュニケーションを心がける

15歳差の恋愛では、溝ができやすいものです。普段からコミュニケーションを密にとることが、長続きの秘訣と言えるでしょう。ちょっとしたことでも会話を大事にして、できるだけ溝ができないようにすることで、お互いの信頼度が上がります。

15歳差があると興味の対象や価値観も違ってきますが、お互いコミュニケーションをとることで尊重し理解しあえる関係が理想です。

全てをわかり合おうとしない

好きになったら相手の全てを知りたいし、理解できないことがあると衝突してしまうこともあるでしょう。15歳差だとどうしても理解できない部分が出てくるものです。コミュニケーションをとり理解し合うことは大事なことですが、無理に相手に押し付けないことも大事です。

知らない部分があるからこそ長続きする場合もあるのです。15歳も差があると価値観の違いに驚くこともあると思いますが、お互いの年齢や価値観を尊重することが長続きの秘訣ではないでしょうか。

同じ趣味をもつ

同じ趣味があると、年の差があっても長続きしやすい傾向があります。趣味を通じて知り合い、恋愛に発展した年の差カップルも多くいます。それほど共通の趣味を持つことは大事なのです。インドア派ですと映画やドラマを一緒にみるとか、ゲームを一緒にするとかです。

アウトドア派ですとキャンプや釣りなど、一緒に盛り上がれる趣味が良いですね。

恋人との交際が進んできて、この人と結婚したい！という思いを抱くようになるのはごく自然なこと。でも、結婚はただのお付き合いとは異なります。しっかりと確認しておかなければならないことも増えるので、事前に把握しておく必要がありますよ。

お互いの親に事前に話しておく

15歳差のカップルが結婚する場合、周囲の理解を得ることがより一層大事になります。友人は最初は批判しても反対まではしないでしょうが、家族となると話は違ってきます。15歳差となると、両親に年齢が近いケースが考えられますし、逆に年下だと大丈夫なのかと心配されることもあるかもしれません。

いきなり会わせてびっくりされないように、お互いの両親や兄弟には事前に話して、心の準備をする時間を与えてあげることも大事。反対されても感情的にならずに、ゆっくり彼や彼女の良い部分をアピールしていくのが望ましいでしょう。

経済状況を確認しておく

いくら年上で経済力があるとはいえ、実際に結婚したら意外と少なくてびっくり！なんてことにならないように、事前に経済状況を確認しておくことも大事です。聞きづらいことですが、金銭面をあやふやにしておくと喧嘩にもつながりますので、明確にしておくことをおすすめします。

将来の家族構成について話し合う

付き合っている段階で将来の話をするのは早いのでは？と思うかもしれませんが、15歳差カップルにとって将来の家族構成について話し合うのは大事なことと言えます。特に女性が年上のカップルだと出産年齢も限られてきますし、年上男性にとっても定年後の経済力を考え、早く子供が欲しいと思うことも少なくありません。

子供を望むか望まないか、何人欲しいのかなどを計画的に話をしておくことで、結婚後に揉めることもないでしょう。

定年後の人生設計などを決めておく

男性が年上の場合は特に、定年後の人生設計を２人で決めておくことも大事なことです。定年後の第二の人生について話し合うことは、後々のトラブルを回避することにもつながります。例えば、60歳で定年して田舎暮らしをしたいと男性が思っていても、15歳差だと女性はまだ40代です。まだまだリタイヤには早いと思える年齢ですよね。

最悪、熟年離婚なんてことにもなりかねません。定年後の話なんて早いと思わずに、しっかり話し合うことが大事です。

年の差がある恋愛には、メリットとデメリットがあります。年の差がないカップルに比べるとデメリットの方が多いかもしれません。しかし、デメリットを乗り越え愛しあえる関係は素敵ですよね。

周囲の批判や、ジェネレーションギャップなども当然のことと覚悟しましょう。その上で、相手の年齢や価値観を尊重することが大事です。15歳差でうまくいってるカップルは、相手を思いやって尊重している傾向があります。

デメリットばかりに目を向けず、15歳差があることで感じるメリットを楽しむことが大事です。