共依存恋愛の克服方法とは?依存カップルの特徴と上手な別れ方

共依存恋愛の克服方法とは?依存カップルの特徴と上手な別れ方

「共依存恋愛」について、あなたはどれくらい理解していますか?お互いに依存するほど愛し合うなんて憧れる!という人も、自分達は共依存になってないかな…と不安を持っている人もいるでしょう。今回は、共依存恋愛に陥りがちな人の特徴や、共依存恋愛のリスク、共依存恋愛を克服する方法などを紹介します。「共依存カップルチェックリスト」もありますので、ぜひ目を通してみてください。


「共依存恋愛」になっていませんか?

「依存体質」という言葉を聞いたことはありますか?最初は相手のことを好きになって恋愛していくのですが、段々と様子がおかしくなっていき、最終的にはどっぷりと相手に依存してしまう人のことを、「あの人は依存体質だ」なんて言うことがありますよね。

依存された相手は、たいていの場合「重たい」「ついていけない」などと感じて、恋愛とは違うイビツな感情にひいてしまうものです。

しかし、相手がひいてしまうことなく同じように依存してしまうと、更にイビツな関係性である「共依存恋愛」となってしまう危険性があります。

共依存恋愛の関係に陥ると、一般的な恋愛とは大きく逸脱した関係になってしまいます。そして、アリ地獄のようにどんどんと泥沼へとハマッていってしまいます。

「共依存」の意味とは?


「共依存」という言葉を見る限り、「お互いに依存し合っていること」と思ってしまう人が多いでしょう。確かに半分は正解とも言えますが、半分は不正解です。

共依存になってしまうと、単に相手に依存するだけではなく、相手との関係性や相手に依存されている自分、相手に対してしている行動など、どんどん依存対象が広がっていきます。

また、恋人だけではなく、友人同士、介護者と被介護者など、さまざまな間柄で共依存となってしまう可能性があります。

共依存恋愛の種類について


共依存恋愛には、そのカップルごとにいろいろな形があり、一概に「共依存恋愛とはコレだ!」という説明はすることができません。

ですから本記事では、問題のある男性を女性が援助することで成立するケースをメインに、共依存恋愛について解説していきたいと思います。このケースは共依存恋愛で多く見られるパターンです。

もちろん、女性に問題があって男性が援助するというケースもあれば、どちらにも問題があったり、問題が無いといったケースもあります。

共依存恋愛の特徴とは?

恋愛相手との関係が「共依存恋愛」となってしまった場合は、どのような関係性になってしまうのでしょうか。もしかしたら自分達も共依存なのでは…と思った人は、共依存の特徴を見て、自分達の関係性が共依存恋愛なのかを調べたくなりますよね。

しかし、一言で「共依存恋愛」といっても、その関係性はカップルごとに違い、多種多様です。一概に「共依存恋愛とはこうだ!」と解説するには複雑過ぎます。

ここでは、共依存恋愛でよくみられる代表的な特徴を挙げてみました。自分達が該当していないかを確認してみましょう。

お互いに相手をコントロールしようとする


相手をコントロール!?と不思議に思う人もいるかもしれませんが、単純に束縛するということではありません。

コントロールの矛先は、行動の制限だけではなく、行動の把握、自分を第一に考えた行動をさせる、といったように、行動に関するすべてをコントロールしようとします。昨今ではGPSを駆使して行動を把握しようとするカップルもいるほどです。

また、コントロールは感情にまで及んでしまう傾向もあり、自分に依存させるというコントロールもしようとします。

共依存はお互いに依存している状態ですが、依存の程度は同等でない場合もあります。相手の自分に対する依存が軽度のものであった場合には、重度に依存させようと仕向ける特徴もあります。

尽くせば尽くすほど相手をダメにする


恋愛関係では、相手に尽くすことはポジティブなことと捉えられますが、共依存恋愛においては、尽くすことで相手をダメにしてしまうこともあります。

たとえば、アルコールに溺れている男性にお酒を買い与えたり、ギャンブルに歯止めがきかなくなって借金してしまった男性の借金を肩代わりしたりなど、自分では助けているつもりでも、結果的には相手を堕落させてしまいます。

また、尽くしている側は自分の行動に疑いもなく「喜ばせたい」「可哀想だから」といった気持ちで尽くしています。

周囲に反対されてもお構いなし


恋愛の愚痴や相談を身近な友達に話すことってありますよね。共依存恋愛をしている人達は、互いに依存し合っている訳ですから、不仲になることもなく円滑にいきそうなイメージがありますが、実際は修羅場のような恋愛をしているカップルも多いんです。

ですから、普通の恋愛をしている人と同じように、共依存恋愛をしている人も友達に恋愛の愚痴や相談をします。聞いている人が良識ある人であれば、当然、猛反対されることもあります。

しかし、他者の意見を聞いて参考にすることは稀であり、多くの場合は、ただ愚痴を聞いて欲しいだけなんです。

相手には自分が必要で、自分にも相手が必要


共依存恋愛の特徴としてほぼすべてのカップルに見られるのが、相手には自分が必要で、自分にも相手が必要だと考えている、ということです。

これを聞くと、一見ただのラブラブカップルのような印象も受けますが、「必要」の度合いが普通のカップルとは一線を画しています。

この場合の「必要」は、好きだから必要という意味合いではなく、依存しているから必要という意味合いです。前述の「お互いに相手をコントロールしようとする」でも触れましたが、自分の依存の度合いと比べて相手の依存の度合いが低かった場合、激怒してケンカになってしまうことも少なくありません。

地獄のような日々にも耐えられる


共依存恋愛関係になってしまうと、絶対に別れたほうがいい相手であっても、そんなことはどうでも良くなってしまうこともあります。

恋人をつくる前に掲げていた自分なりの理想とかけ離れた相手であっても、共依存恋愛してしまった後では、そんなことは些細な問題なんです。

たとえ暴力を振るわれても、浮気をされまくっても、全く仕事をしてくれなくても、どんな相手であってもまともな判断ができなくなってしまいます。

共依存、実は危険!?

共依存にはいろいろな問題がありそうだと分かっていながらも、絶対的な愛という捉え方をして、ポジティブな印象を持っている人もいます。

確かに「狂おしいほど愛し合っている」という捉え方もできるかもしれません。しかし、共依存恋愛は、お互いが破滅に向かっていく危険性を大いに含んでいます。

「狂おしいほど好きなんて素敵!」と思う人もいるでしょう。では、共依存に潜んでいる危険性を見た後でも、そのような考え方ができるでしょうか。

自分の存在価値が分からなくなる


共依存恋愛をしてしまうことで、自分の存在価値が分からなくなってしまう危険性があります。

自分の存在価値を、相手に尽くすことや相手に必要とされることのみに見出してしまうことで、仕事や友達関係など、大切なものをないがしろにしてしまいます。そして、自分の人生のすべてで恋人が最優先となってしまいます。

そのため、もし別れることになったら、自分の存在を否定されたも同然のショックを受け、場合によっては死を選択してしまう危険性もあります。

それほどまでに依存してしまっているので、たとえ相手が恋愛対象にすべきではないダメな人間であっても、まともな判断ができるはずありません。もはや恋愛で感じる幸せや喜びなど度外視してしまう関係となり、恋愛の意義すらも分からなくなってしまいます。

共依存を邪魔する者との関係が悪化する


いろいろな問題をはらんだ共依存恋愛をしていると、ふたりの周囲でその関係性を断ち切ろうとする動きが起こることも珍しくありません。

共依存恋愛しているのを親や親友が目の当たりにすれば、最初は「別れた方がいいんじゃない?」「他の人を探した方がいいよ」などとアドバイスをするでしょう。

ただ、そんなアドバイス程度で簡単に共依存恋愛を終結できるはずはありません。そのため、共依存がエスカレートしていく様子を見かねて、別れさせるために強硬手段をとる人も少なくありません。

共依存恋愛をしているふたりは、周囲が自分たちを別れさせようとしていると察知した途端、たとえ親や親友といった身近な人間であっても、強く非難したり暴挙に出てしまうこともあります。

完全に孤立してしまうことも


先の項でも解説したように、共依存恋愛を終結させようと周囲が動いたところで、終結させることはおろか、逆に非難される可能性もあるので、関係が悪化してしまう場合もあります。

そして、仕事よりも友達よりも親よりも恋人を優先することで、世間からも周囲からもどんどん孤立してしまうおそれがあります。

誰よりも何よりも恋人を優先することは、決して素敵なことではなく非常に危険なことであり、一旦孤立してしまうと誰にも止めることはできなくなります。

普通の生活が困難になる危険性も


誰よりも何よりも恋人を優先してしまうと、一日のほとんどを恋人と過ごすか、恋人の為に費やすことになります。ほかの人が趣味や習い事、友達付き合いや娯楽など自分のために使っている時間も、依存相手のために喜んで犠牲にしてしまいます。

また、恋人のために仕事を放棄したり休んだりすることが増えて、次第にそれが当たり前になり、そのことが原因で仕事を辞めざるを得なくなる場合もあるでしょう。

共依存恋愛に陥りがちな女性の特徴とは?

共依存恋愛がどういうものなのかは分かりましたが、なぜそのようなイビツな恋愛をしてしまうのか、ということについて解説したいと思います。

共依存恋愛をしてしまうのは、何か突発的な原因やきっかけがあるわけではありません。もちろんそういったケースもあると思いますが、原因の多くは、カップルの男性と女性のいずれか、もしくはその両方の性質にあるとも考えられるでしょう。

では、共依存恋愛をしてしまう人にはどのような特徴があるのか、男女別に見てみましょう。まず共依存恋愛に陥りがちな女性の特徴です。

愛情を十分に受けずに育った


幼少期に親からの愛情を十分に受けずに育った場合、大人になっても自分の存在価値を見出せなくなってしまうケースが多いです。このような特徴のある女性は、自分の存在価値を男性に依存されることで満たしたり、男性から必要とされることで存在価値を見出そうとしてしまう傾向があります。

異常なまでに愛情に飢えていて、そのことにコンプレックスを抱いているせいで、男性と恋愛関係になると共依存恋愛になってしまいやすい、と考えられるでしょう。

共依存恋愛を絶対的な愛だと勘違いしてしまいます。あるいは、単なる依存だとわかっていながら、絶対的な愛だと信じたいのかもしれません。

自分より相手を優先する


「自分のことは後回しで、何よりも相手を優先する性格」と聞くと、人のために自分のことを後回しにするなんて、素晴らしい人だと思いますよね。

もちろん、こんなことを出来る人はなかなかいないので、すごいことだとは思います。しかし、それを実践すると、相手から頼られたり必要とされたりするでしょう。

問題は、相手に必要とされることを目当てに、相手を優先する行為がどんどんエスカレートしてしまうことです。

「尽くす」という言葉に言い換えることも出来ますが、その裏に「必要とされたい」という思惑があるなら要注意です。共依存恋愛カップルへの道を進みだしていることに気付きましょう。

傷つけられても我慢してしまう


DVを受けた場合、別れることを検討したり、今後の付き合いを見直したりしますよね。被害の度合いによっては、安全のために距離をとったり、しかるべき場所へ相談したりといった対処をする人も多いでしょう。

しかし、共依存恋愛に陥ってしまう女性の中には、暴力を振るわれても、それを許して付き合いを継続させてしまう人がいます。

「暴力は振るわれたけど、そのあとで優しくしてくれたから…」「暴力を振るったことを反省して彼が涙を流していたから…」と男性を擁護する女性もいますが、このような振る舞いは典型的なDV男の特徴であることを知るべきです。

暴力だけではなく、言葉や扱いで傷つけられても我慢してしまいます。自分には存在価値がないという自虐的な考えを持っていて、傷つけられるのは自分に原因があるからだという考えをしてしまいます。

相手の自立を阻止する


女性自身の特徴というより、その女性の恋愛スタイルの特徴になりますが、彼氏が成長しようとすると、自分の援助が不要になることを恐れて、相手の成長を阻止しようとします。

自分の援助を必要としなくなるのを恐れる訳ですから、露骨に成長を邪魔するような真似はしません。表面上は相手を思っているような素振りは見せながらも、結果的には相手の成長を阻害するんです。

相手の成長ではなく堕落を喜ぶようになった時点で、尽くすという行為でもなく、絶対的な愛情でもなく、単なる依存です。

感情を素直に表現できない


悲しいことや不安になることがあっても平然としていたり、自分の気持ちや感情を押し殺してポーカーフェイスでいる特徴があります。

もちろん、常にロボットのように全ての感情を出さずに押し殺しているのではなく、感情を出すこともあります。しかし、感情を押し殺して出さないことが人よりも多いのです。

かといって、どんなことがあっても怒らないというわけではなく、自分の中でどうしても我慢出来ないことが起こると、突如感情を剥き出しにするという特徴もあります。

原因は定かではありませんが、そのような性質が染み付いている人がいます。

常に心の支えを必要としている


共依存恋愛は、どちらも依存することで成立します。ですから、もともと何かに依存しやすい性質を持っていれば、恋愛相手にも依存しやすくなります。

何かに依存することで心の支えとしているので、彼氏が出来ると彼氏を心の支えにしてしまうんです。彼氏がいない場合でも、何かに依存してしまうという性質を持っている人は注意が必要です。

たとえ彼氏がいたとしても、思うように交際が順調に行かない時に、感情的になってしまったり、何か別の心の支えを探したりしてしまいます。

共依存恋愛に陥りがちな男性の特徴とは?

前項の「共依存恋愛に陥りがちな女性の特徴」には、ダメンズに援助してしまう女性の特徴が多く含まれていました。一方、共依存に陥りがちな男性には、共依存恋愛をしてしまう女性を惹きつける特徴や、援助したいと思わせる特徴が多く含まれています。

また、そういった特徴以外にも、男性特有の特徴も数多く見られます。では、共依存恋愛に陥りがちな男性の特徴にはどのようなものがあるのか、見てみましょう。

DVをして優しくするのを繰り返す


共依存恋愛に陥りやすい男性の特徴に、DVをしてしまうという危険な特徴があります。しかし、ケンカをした時などに、つい手を出してしまうというだけではありません。DVをした後は、彼女に優しくするのです。

まるであめとムチのように、DVをして傷つけてしまった後に優しく接したり、DVしたことを悔やみだして涙を流したりもします。

この特徴は、最初は軽い暴力からはじまり段々と暴力がエスカレートしてくることもあるので、非常に危険です。

女性が思い通りに動かなかったからといって、感情的になってしまってはいけません。また、女性に完全に非があったとしても、暴力を振るえば全面的に男性が悪くなってしまうということを頭に置いておく必要があります。

夢を追いかけるふりをして実際あまり行動しない


彼女に夢を追いかける姿勢を見せると、金銭面を中心としたバックアップをしてくれることがあります。共依存に陥りがちな男性は、その援助に甘んじてしまい、夢を実現させるための行動をしなくなってしまいます。

夢を追いかけて頑張るのは素敵なことではありますが、女性がそれに協力してバックアップしてくれると依存心が働いて、夢を追いかける気持ちを言葉では語るものの、何も行動しなくなってしまいます。

愛情に飢えている


共依存恋愛に陥りがちな男性は、愛情に飢え過ぎるあまり、愛情ではなく依存を求めてしまいます。彼女にいくら愛情表現をしてもらっても、男性が求めているのは彼女から依存されることなので、満足することはありません。

そして、彼女の愛情表現が自分の思い描いたものよりも下回っていた場合に、感情を剥き出しにして激怒してしまったり、場合によっては暴力へと発展することもあります。

また、愛情表現には様々なものがありますが、共依存恋愛に陥りやすい男性の場合は、自分の求めた愛情表現以外は受け付けないこともあります。

彼女が自分のことを狂うほど好きにならないと満足できない男性は、それが本当に愛なのか依存なのかを一度冷静に考えるべきでしょう。

生い立ちや家庭環境に何らかの問題があった


「共依存に陥りがちな女性の特徴」にもありましたが、親の愛情を十分に受けずに育ったという特徴は、共依存恋愛に陥りやすい男性にもよく見受けられます。

他にも、生い立ちや幼少期の家庭環境が特殊だったり、子供では処理しきれない問題に直面した経験があると、大人になった時の人格形成にも多大な影響を与えてしまいます。

また、そういった環境は様々な方面に影響を与えてしまいます。女性の特徴にもあったように、感情の出し方が分からなくなってしまったり、愛情の形を自分の求めた形でしか受け入れることが出来なくなってしまったりと、その影響の仕方は多彩です。

支配欲が強め


女性のことを愛すると、喜ぶ顔が見たい、幸せな気持ちにさせてあげたいと思いますよね。

しかし、共依存恋愛に陥りやすい男性は、相手を喜ばせるのではなく、支配したいという気持ちになってしまいます。

共依存恋愛の特徴にもある「相手をコントロールしたい」という気持ちがとくに強く表れやすいのは、女性ではなく男性なんです。

そして、その気持ちが強く表れるだけではなく、「DVをして優しくするのを繰り返す」で述べたように、怒りとして表れたり、力ずくで支配したり、自身のことを特別な存在として認識させたり、などの言動に繋がります。

アルコールなどの嗜好品に依存しがち


共依存に陥りがちな女性の特徴にもあった「常に心の支えを必要としている」の男性バージョンです。

嫌なことがあればアルコールに溺れたりします。やけ酒のような感覚でお酒を呑まないとしても、習慣的にお酒を呑む傾向があります。また、ギャンブルにもハマりやすいといった特徴もあります。

共依存恋愛に陥りやすい男性は、暴力を振るったり、支配欲が強めであったりと、荒々しい印象を受けた人もいるでしょう。しかし、その一方では何かに依存していないと平穏を保つことができないという、弱い一面もあるんです。

共依存カップルのチェックリスト

これまで、共依存恋愛についていろいろな角度から解説してきましたが、自分達が共依存カップルである疑いが拭いされない人もいるのではないでしょうか?

そこで、共依存カップルかどうかを探る目安としてチェックリストを制作いたしました。該当する項目がいくつあるか、チェックしてみましょう。

なお、カップルのどちらか片方でも当てはまればカウントして下さい。

・どちらかが援助や支援が必要なほど大変な状況だ
・互いの行動はすべて報告義務があり、怠るとケンカに発展することもある
・いくら愛情を伝えてもそれでは足りないと思う、または足りないと言われる
・自己否定したり、自虐的な考え方をもっている
・実際はメンタルが弱いのに、メンタルが強いと周囲に言われる
・相手のために我慢することは慣れている、または我慢するのは当たり前だと思う
・幼少期につらい出来事をたくさん経験した
・恋人がいれば他に何もいらなくなる
・自分の為に使う時間より、二人の時間が圧倒的に大事だ
・二人の将来以外には、とくに夢も目標もない

0~2個当てはまる


この記事をここまで読み進めている人は、0~2個しか当てはまらないという人は少ないのではないでしょうか。

2個以内であれば、健全なカップルと言えるでしょう。ほとんど心配要素はありません。だからといって、興味本位で共依存恋愛をしたいなんて絶対に思わないで下さいね。

3~6個当てはまる


3~6個当てはまったカップルは、現在すでに共依存恋愛をしているか、もしくは、共依存恋愛へと進んでいく危険性を含んでいるかもしれません。

共依存恋愛になりかけているのであれば、このあとのページを参考にして、すぐに対策をとることをおすすめします。共依存恋愛は突然あっけなく終わることもありますが、いざ自分で克服しようと思っても、並大抵の努力をしたところで克服できるものではありません。

7~10個当てはまる


7~10個当てはまるカップルは、軽度の共依存カップルか、または重度の共依存カップルでしょう。どちらにしても、互いに依存し合っていることに違いはありません。

一度二人で話し合って対策方法を練るなどして、克服に向けて行動すべきでしょう。

共依存恋愛を克服する方法とは?

共依存恋愛に陥ってしまったら、克服できるのでしょうか。すでに共依存恋愛してしまっている人は、対処法が気になりますよね。

「依存」だけにそう簡単に克服できませんが、方法がないわけではありません。道は険しいですが、何もしないと大問題になってしまう危険もありますので、できることから少しずつ頑張るしかありません。

ここでは、実際に克服できた人や、共依存から逃れることができた人の体験談をご紹介します。何かヒントになることや参考にできるポイントがないか、見てみましょう。

彼のいない時間を恐れないようにする


「彼と出会ってからすぐに同棲がスタートして、友達とは疎遠になってしまいました。それで、彼が仕事や用事で出掛けている時は一人ぼっちになってしまうので、不安と恐怖で泣いていました。

このままではまずいということに気付いて、自分の時間を有意義に過ごすために、少しづつ友達付き合いも再開して、電話したりお茶したりしました。最初はつらかったんですが、徐々に彼のいない時間を恐れなくなりました」(24歳/女性/無職)

この方法はシンプルですが、非常に合理的です。友達付き合いをすることで、彼への依存の度合いを軽減することができたようです。

恋愛以外の自分の時間を楽しむ


「彼との時間以外は、何をしていいのか分からないくらいに依存していました。まずいと思い、ゲームしたり友達と電話したりと、少しずつ自分の時間を充実させることで、少しずつ依存もマシになっていきました!」(29歳/女性/派遣社員)

こちらの女性も先程の女性と似た対処法になりますが、自分の時間が充実するにつれて、依存の度合いが軽減されるようです。

イビツな恋愛はイビツな終わり方を迎えた


「4年間、病弱の彼女を介護する形で一緒に生活していたのですが、彼女が体調を崩して入院したことで、突然終わりました。疎遠だった彼女の家族がお見舞いにきて、久しぶりの再会を果たしたためか、彼女の依存先が自分から家族へと移ったんです」(29歳/男性/ライター)

こちらの男性は克服しようと思ったわけではありませんが、結果的に共依存恋愛は終わりを向かえることとなりました。別の依存相手が現れると、突然あっさりと別れを告げるというのも、共依存恋愛に陥りがちな人の特徴なんです。

非難は承知の上で


「不幸なのに別れることができないという悲惨なジレンマに苦しんで、非難されるのは覚悟の上で浮気をしました。それしか彼以外に目を向ける方法が思いつかなかったんです」(21歳/女性/学生)

こちらの女性は浮気をすることで、彼氏への依存を軽減する方法を選びました。確かに非難する人もいるかもしれませんが、こんな方法をとらないといけないくらいにつらい状況だったのでしょう。とはいえ、恋人がDV男やDV女の場合は逆上されるおそれがあるので、避けたほうがいい方法です。

お互いに話し合って共依存を克服


「依存がどんどんひどくなっていったので、二人で相談し合ったんです。それでネットで克服の方法を調べて、二人で実践することに。半年程で、共依存恋愛ではなく普通の恋愛と言える程までに克服することができました」(31歳/男性/飲食業)

こちらのカップルのように、二人の問題なので二人で協力して克服することができれば理想的ですね。

共依存恋愛は別れるべき?

共依存恋愛の特徴や、克服方法などを紹介してきましたが、結局のところ、共依存恋愛をしている場合は別れるべきなのでしょうか。

克服する方法はあるにしても、道は険しいと思ってもいいでしょう。ただ、別れるのも同じくらい苦しいですよね。

それらを踏まえて、最後に、共依存のリスクと別れるべき基準、別れる方法などをもう一度見てみましょう。

共依存恋愛が続くとトラブルの原因に…


共依存恋愛しているカップルは、普通の恋人同士よりも愛し合っているようにも思えますが、実際はケンカの絶えない修羅場のような日常を送っているカップルも少なくありません。

ただ、ケンカが多いだけならまだしも、もっとひどいことが起こる危険性も十分に秘めています。
最終的には自分自身で別れるかどうかを決めるしかありませんが、このままではよくないと少しでも思うなら、自分や相手が傷つく前に一歩を踏み出すべきでしょう。

別れるかどうかの基準


どういう状態なら別れるべきなのか、その基準となるものは、他でも無いあなたしか見ることができません。とはいえ、一人で悶々と考えていると、事態がますます悪い方向へ向かうおそれもあります。

そこで、周囲にも意見を仰いでみましょう。家族や友人など、あなたを大事に思ってくれている人なら、あなたのためになるようなアドバイスをしてくれるはずです。できれば複数の人に相談し、それらを総合して自分自身で決断するといいでしょう。そうすれば、誰かの基準ではなく、あなたの基準で判断することになります。

別れる方法


別れる方法は共依存恋愛のスタイルによっても違いがあり、万人向けの最善の方法などは存在しません。

自分の依存心が原因であれば、その依存を先程紹介した方法などで軽減していくのが第一です。恋人の依存心は、こちらの相手への依存がマシになり、相手がそれに気付くことで、徐々にマシになっていくでしょう。ただし時間はかかります。

暴力を受けていて身の危険を感じるのであれば、しかるべき場所へ相談することも考慮すべきでしょう。

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