マゾとサドの意味とは?
今回は、マゾとサドという言葉について、本来の意味から、広義で使われるようになった性格的な意味までを、詳しく解説していきます。
マゾ(M)とは?
マゾ(M)とは「マゾヒズム」の省略語です。相手に虐げられたり、痛みを与えられたりすることによって快感を覚える性的嗜好を指しています。また、その嗜好のことをマゾヒズムというのに対して、マゾヒズムを好む人のことを「マゾヒスト」と呼びます。
マゾ(M)とは、性的嗜好のことを指す専門用語ですが、今では心理傾向、および性格を表す言葉として、広義に使われるようになりました。性格的にいうと、相手に精神的に依存しがちで、人にいじられることを好む人がマゾ(M)ということになります。
サド(S)とは?
サド(S)とは、マゾ(M)の反対で、相手を虐げることを好む性的嗜好のことを指します。相手を心理的に追い詰めたり、身体的に痛みを与えたりすることで、性的に興奮するのがサド(S)です。また、サド(S)の嗜好を持つ人のことを「サディスト」と呼びます。
サド(S)もマゾ(M)と同じく、心理や性格を表す言葉としても定着しています。性格的にいうとサド(S)の人は、相手の上位に立つことで自分の承認欲求を満たす傾向があります。反対に、コンプレックスを指摘されたり、人にからかわれたりすることに免疫がなく、メンタルが弱い一面があるのも特徴的です。
もちろんどちらでもない人もいる
性格診断などで、SかMかというチェックテストをよく目にすることがあります。しかし、全員がマゾかサドに当てはまるわけではありません。もちろん、完全に分かれる真性マゾや真性サドもいるのですが、ボーダーラインの人や、サドとマゾ両方の面を持ち合わせている人もいます。
もちろん、どちらでもないという人もいますから、サド(S)かマゾ(M)かのどちらかに、全員を分けることはできません。サドかマゾかは、性的嗜好や性格の一つの特徴にすぎないので、無理にどちらかに当てはめなくても大丈夫です。