そもそも男勝りな女性ってどういう人?
「男勝り」の意味について
男勝りとは、平たくいえば男っぽいという意味です。具体的には、「気が強い」「たくましい」「勝気」といった様子を表します。
これだけ聞くと悪口のようにも聞こえるかもしれませんが、そうではありません。たとえば、リーダーシップを発揮するような女性は男勝りなタイプといえるでしょう。しっかりしていて、周りから慕われるタイプともいえますね。
「男勝り」と「ボーイッシュ」は同じ意味?
男勝りとボーイッシュはだいたい同じ意味です。ただし、男勝りが性格を表すときに使われることが多いのに対し、ボーイッシュは外見を表すときに使われることが多いです。
たとえば、見た目はすごく女性らしいけど、リーダーシップがあってグイグイ皆を引っ張れるような女性は「男勝り」でしょう。また、内面がおとなしくてもショートヘアで快活な格好をしていれば「ボーイッシュ」といわれます。
男勝りな女性の特徴《見た目編》
スカートより断然パンツ派
男勝りな女性は、女性らしさを強調する服装よりも動きやすい服装を好む傾向にあります。そのため、スカートよりパンツを着用することが多いようですね。
身近にいる男勝りな女性を思い浮かべてみましょう。もしかすると、その人がスカートをはいているのを見たことはないのではないでしょうか。
アクセサリーはゴツめ
アクセサリーを身につける時も、女性らしさを強調することはしません。そのため、繊細なデザインのものよりもゴツくてたくましいものを選びます。
周囲からは「可愛い」ではなく「カッコいい」といわれるようになるわけです。本人もそのことに満足しているため、余計に男性的なファッションになっていきます。
ヒールよりスニーカー
スカートよりもパンツを選ぶのと同じ理由で、ヒールよりスニーカーを選びます。また、スニーカーを選ぶ際にも、デザインよりも実用性を重視する傾向があります。通気性や動きやすさといった観点から選ぶのです。
化粧は薄め
化粧も最小限しかしません。人によっては、メイクをしているのかどうかよくわからないことも。
もともと自分を美しく見せようという気持ちが希薄なうえ、化粧に手間や時間をかけるのが面倒くさいのです。この考え方も男性的といえるでしょう。
髪は短め
男勝りな女性は、ショートやボブなど短めな髪型にしていることが多いです。見ている人に快活な印象を与えますよね。
また、髪が長いと手入れが大変だからという理由も。化粧に時間をかけたくないのと同様に、ヘアケアにもあまり手間をかけたくないのです。そのほか、髪が長いと鬱陶しいと思う人もいます。
男勝りな女性の特徴《性格編》
正義感がある
男勝りな女性は正義感が強い傾向にあります。白黒はっきりさせたがるうえに、間違っていると思えば立ち向かう勇気も持っています。
そのため、弱い立場にいる人にとっては心強い存在でしょう。しかし、白黒はっきりさせるということは、黒と判定されて攻撃される人もいるということです。そのため、味方も敵も多くなる傾向にあります。
サバサバしている
いわゆるサバサバ系の女性ですね。何かあってもうじうじと落ち込むことなく、あっさり切り替えて次に向かうことができるタイプの女性です。
自分の悩みを自力で解決できるだけでなく、人の悩みを聞いて助けてあげるのも得意です。そのため、同性から慕われることが多いようですね。
また、男性から見てもサバサバしている女性は魅力的です。一緒にいて暗い気持ちになることがないので、居心地がいいのです。
気配り上手
男勝りと聞くと、気配りは苦手なような気がしますよね。しかし、男勝りな女性は気配りが上手なことが多いです。
皆の兄貴分的な存在といえるでしょう。普段から周りを見ていて、誰かに何かあればすぐ気づくのです。
もし気配りができなかったら、単に気が強いだけです。男勝りとは少し違うでしょう。
負けず嫌い
男勝りな女性は負けず嫌いな傾向があります。負けず嫌いだからこそ、努力し続けて人の上に立つことが多いタイプともいえるでしょう。
職場では、任せた仕事を確実にやってくれる人として信頼されます。さらに、人の上に立てば今度は面倒見の良さを発揮。困っている部下がいればすぐに助けるでしょう。
ただし、そういう強いイメージを与えるので、男性からライバル視されることも。こういう意味でも敵をつくりやすいと言えます。
芯が通っている
人に何か言われると、すぐにその意見に左右されてしまう人もいるでしょう。しかし、男勝りな人はそうではありません。誰に何を言われても自分の芯を曲げない強さを持っています。
そのため、周囲から見ればとても分かりやすいです。何を大事にしているのか、何を嫌うのかといったことがよく分かります。そういうブレない部分も、周囲から信頼を寄せられる一因と言えそうですね。
行動派
男勝りな女性は行動することに怖気づきません。「失敗したらどうしよう」などと考えず、失敗したらしたでそこから学習すればよいと考えています。
すぐに行動に移すので、成果が出るのも早いです。失敗した後もうじうじせず、すぐに次の行動に結びつけていきます。
ただし、すぐに行動に移すということは、それだけ失敗するリスクも高いということ。つまり、男勝りな人はこれまで人一倍傷ついてきたということでもあります。そのため、実は甘えられる相手を求めていることもあるようです。
男勝りな女性の魅力とは?
エネルギッシュで一緒にいて楽しい
どんなに可愛い女性でも、いつもうじうじしていれば一緒にいて楽しくありませんよね。その反面、男勝りでエネルギッシュな女性と一緒にいると男性は楽しいのです。
そのため、男勝りな女性はまず男性と友人としてスムーズに仲良くなれます。そして、入口の部分がスムーズだということは、そこから先にも進みやすいということ。出会いが多い分、モテやすいのです。
男性の考えを理解してくれる
男性と女性は違う生き物…とはよく言われることですよね。実際、男性と女性では考え方が異なる場合が多いため、お互いの考え方が理解できなくて悩むこともよくあります。
しかし、男勝りな女性はどちらかというと男性的な考え方をします。そのため、男性の考え方を理解できるのです。男性からすれば自分の考え方を理解してくれるわけですから、魅力を感じないはずがありません。
カッコいい
男勝りな女性は男性から見てもカッコいいです。たくましく皆を引っ張る姿は、まさに男性が目指す姿だといえるでしょう。
特に、あまり気が強くない草食系の男性からは人気があります。男勝りな女性は憧れの対象なのです。また、男勝りな女性は面倒見が良いので、面倒を見てもらいたいと思う男性もいるでしょう。
ただし、逆に気が強い男性には男勝りな女性のカッコよさが良い印象を与えません。好印象を抱かれるどころかライバル視されてしまうかも。かなり好みが分かれる部分といえるでしょう。
親しみやすい
男性は可愛い女性や色気のある女性が好き、という印象があるかもしれませんね。確かに間違いではありませんが、実際にそういう人と一緒に居たいと思うかどうかはまた別。
あまりにも女性的な魅力に満ちていると近寄りがたく感じるものです。せっかく付き合えても落ち着かないかもしれません。
それに対して、男勝りな女性は親しみやすいのです。自分を女性らしく見せようという素振りがあまりないので、男性は抵抗を感じません。
男勝りな女性に対する男性の印象は?
友達みたいな感覚で遊べる
「あんまり気を張らずに付き合える感じ。気合を入れなくていいから、その分仲良くなりやすいかな」(24歳/男性/飲食店)
異性と出会うときに難しいのが、まずは友達になるということですよね。その段階にならなければ、付き合える可能性はかなり低いでしょう。
その点、男勝りな女性は男性から見て友達になりやすいタイプです。そこから徐々に異性として好きになる、ということも多いようですね。
たまに見える女性らしさがたまらない
「普段は男友達と同じように接してるんですけど、やっぱりときどき女性らしいんですよ。そのギャップがいいんですよね」(29歳/男性/IT関係)
いくら男勝りとはいえ、女性であることに変わりはありません。そのため、ふとした時に女性らしさを見せるのです。
そういうギャップは男性から見て魅力的。急に守ってあげたくなるような気持ちになるようです。
ああなりたい
「仕事でリードしてる姿を見ると、同期なのにすごいなって。俺も負けてられないって思いますね」(24歳/男性/福祉関係)
職場で活躍している女性は男性から見てもまぶしい存在です。気が付けばその人を目標にしていることもあります。同性のリーダーにも憧れるでしょうが、異性だからこそ憧れの気持ちが強くなるということもあるようですね。
引っ張ってほしい
「頼りになるなぁっていつも感心してます。結婚するならああいうタイプの女性のほうが幸せになれそう」(25歳/男性/自動車関係)
男性は女性をリードするものという価値観がありますが、中には女性にリードされたい男性もいます。そういう男性から見ると、男勝りな女性は理想的な相手といえるでしょう。
色っぽい
「女っぽくないのが逆に色っぽい。自然な感じがいいと思う」(31歳/男性/金融関係)
いわゆる女性らしい色気とは違った、中性的な魅力がある点も男性から人気です。自立していて大人びている男勝りな女性だからこそ、醸し出せる色気があるようですね。
男勝りな女性の恋愛傾向はどんな感じ?
束縛しないし束縛されたくもない
束縛は、カップルを破綻させる原因の一つ。しかし、女性の中には少しくらい束縛されたいと思う人もいます。まったく束縛されなかったら、彼氏からの愛情を感じられないからです。
それに対して、男勝りな女性は束縛されるのを嫌います。考えるよりもすぐに行動したい傾向があるので、束縛されたら窮屈でたまらないのです。
そのため、男勝りな女性は彼氏を束縛することもありません。自分が嫌だと分かっているため、多少気になっても我慢します。また、束縛しなくても大丈夫なたくましさを持っています。
積極的にアピールする
ほとんどの女性は恋愛において受け身。アプローチは男性に任せる形になります。
確かに、追いかけられる恋愛のほうが精神的な負担が少ないというのはあるでしょう。しかし、この場合、相手を選ぶ権利を男性にすべて与えていることになります。自分に好きな人がいても、その人がアプローチしてこない限り、恋は実りません。
男勝りな女性は、そういう受け身な姿勢を嫌います。相手に選ぶ権利を与えたりせず、自分の力で選び取ろうとします。
折れない
好きな人にアプローチして、それが実らなかったら傷つきますよね。次の恋に進むのがためらわれるかもしれません。
しかし、男勝りな女性はちょっとの失敗ではへこたれません。たとえ一度ダメでも、そこから学んで次の恋愛に活かすのです。そうして、最終的には自分の望みをかなえる強さを持っています。
自分からリードする
付き合った後も、男勝りな女性は自分から相手をリードする傾向にあります。たとえば、デートのプランを男性任せにはしません。自分から積極的に提案します。
とはいえ、男勝りな女性も頼りたいという気持ちは抱いているもの。そのため、できれば男性にリードしてほしいと考えていることもあります。しかし、あまり男性がリードすると男勝りな女性は負けず嫌いを発揮するので、加減が難しいところではありますね。
男勝りでもこんな女性はモテない…
振る舞いが下品
サバサバしている、といえば魅力的ですが、下品といえば魅力的ではありませんよね。そして、この二つは紙一重です。サバサバ系をウリにしている女性も、一歩間違えば下品な人だと思われることになります。
たとえば食べ方が汚かったり机の上が散らかっていたらNGです。これでは「カッコいい」と思われることはないでしょう。
身なりに一切気を使わない
男勝りな女性はそもそもあまり外見に気を使いません。美しさよりも動きやすさなどを重視します。
しかし、第一印象は見た目で決まるもの。そこで悪い印象を与えてしまうと、恋愛対象として見てもらえなくなる可能性は高いでしょう。過度に気を使う必要はありませんが、ある程度は整えた方が良いですね。
感情的
同じ「気が強い」でも、それが芯のとおった強さなのか、それとも一時的な感情に身を任せているだけなのかによって、与える印象は大きく変わります。
たとえば、自分の意見をはっきり言う人は魅力的ですが、ヒステリックにそれを主張すると相手を萎縮させてしまいますよね。「あの人には関わらないほうがいいかも…」と思われることになり、恋愛のチャンスを逃すことになります。
たとえ好きな異性と付き合えても、すぐに感情的になるようではケンカが絶えない生活になりそう。しっかりと自分の意見を主張する際には、その意見を支える冷静さも大切です。
好きな人に勝とうとする
男勝りな女性が負けず嫌いであることは、先ほど紹介しました。これは、職場で発揮されれば努力につながるので良い結果を生み出すかもしれません。
しかし、好きな人にも負けず嫌いを発揮すると、相手はうんざりします。彼女が勝つということは、彼氏は負けるということです。負けず嫌いな人が相手に勝つということは、自分の大嫌いな敗北というものを相手に押し付けていることにもなります。
そうすると、男性のほうが自信を失い、一緒にいるのが苦痛になるでしょう。恋人というより、打倒すべきライバルに見られてしまいます。
批判的
負けず嫌いというのは、人より下に立ちたくないということですよね。この気持ちが健全な努力に向かえばよいですが、そうならないことがあります。
たとえば、人の悪口を言う場合です。悪口を言って相手を下げることで満足しているわけです。本人はスッキリするかもしれませんが、悪口を聞かされている周りは嫌な気分になりますよね。男性からは「サバサバしてると思ってたのに意外と粘着質なんだな…」と思われるかも。
あまりに優秀
男性にとって、あまりに綺麗な女性は高嶺の花すぎて敬遠してしまうものです。その点、男勝りな女性は親しみを感じやすいのが魅力。
ところが、男勝りな女性でもあまりに仕事ができるなど、優秀すぎると敬遠の対象になります。気軽に喋ることはできても、どこか別の世界の人という印象を与えてしまうでしょう。
男勝りな女性と相性のいい男性のタイプ
甘えん坊な男性
甘えん坊な男性は意外と多いです。普段は「男はしっかりするもの」という社会で生きているので、彼女にくらいは甘えたいと思っています。
その点、男勝りな女性が相手なら甘えやすいのが魅力。人に頼ることができない男性でも、男勝りでしっかりしている女性には頼ることができるかもしれません。
ただ、このタイプの男性と付き合うと、男勝りな女性のほうはなかなか甘えられなくなるかも。自分が甘えたいのか、相手に甘えさせたいのかによって相性は変わってくるでしょう。
姉がいる男性
大抵の男性は、自分より気が強い女性や立場が上の女性を敬遠します。「男はしっかりするもの=しっかりしていて当然」という価値観で生きているので、自分よりしっかりしている女性をみると自信を失うのです。
ただし、姉がいる男性だと話は変わってきます。生まれたときから自分よりしっかりしている女性が身近にいるので、あまりそのことに抵抗を感じません。
ただ、このタイプの男性と付き合う場合も、男勝りな女性のほうは甘えられなくなりがちです。弟キャラの男性を好まないのであれば相性はよくないといえるでしょう。
頼もしい男性
男勝りな女性は普段頼られる側なので、彼氏の前では甘えたいと思っていることも多いです。そのため、それを受け入れてくれる男性とは相性が良いといえます。
具体的には、彼女の強気で負けず嫌いな点を「わがままだなぁ」といいつつ受け入れてくれる男性です。包容力がある男性ともいえるでしょう。
逆に、優柔不断な男性は一見相性がよく見えますが、女性のほうがイライラしてしまい長続きしない傾向があります。男性のほうも、女性がズバズバ物事を決めてしまうのでストレスが溜まりがちです。
自立した男性
男勝りな女性は束縛されるのを嫌う傾向があります。そのため、束縛するタイプの男性と一緒にいると、窮屈に感じてしまうかも。
束縛する男性は依存体質なことが多いため、その人にとっては男勝りな女性は相性が良いといえます。しっかりしている相手のほうが甘えられるからです。
しかし、男勝りな女性はやがてうんざりする可能性大。一人で放っておいても大丈夫な男性のほうが一緒にいてストレスが溜まらないでしょう。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!