彼氏の実家への手土産の選び方｜挨拶に行く時のマナーや予算も解説！

彼氏の実家にお邪魔することになったら、気になることのひとつが「手土産」ではないでしょうか。彼女として遊びにいくとしても、初めて彼氏の実家にいくのなら何か持っていかなくては…と思う女性も多いでしょう。

結婚の挨拶で彼氏の実家に行くのなら、なおのこと手土産のことを考えるはず。彼氏は「そんなの気にしなくていい」と言うかもしれません。しかし、やはり実家に挨拶に行くのですから、マナーとして手土産は持っていきたいですね。

挨拶へ行くなら、彼氏の親、特に彼ママの心はつかんでおきたいところ。そんなことも考えていると、どのような手土産がいいか、ますますわからなくなってしまうでしょう。そこで今回は、彼氏の実家への手土産やマナーについてご紹介します。

彼氏の実家へ持っていく手土産の中身だけでなく、予算も悩ましいところですね。ここでは、手土産の予算についてご紹介します。

彼女として彼氏の実家へ遊びに行く場合

結婚の挨拶ではなくて、彼女として彼氏の実家へ遊びに行くことがあるでしょう。このパターンで多いのが、彼氏が実家暮らしの場合です。

他には、彼氏の実家が遠方にあって、旅行がてら一緒に遊びに行くというケースがあります。彼女として遊びに行く場合の手土産は、あまりかしこまったものでなくても大丈夫です。予算としては2,000円程度が相場と言えます。

息子の彼女を迎える実家の両親としても、あまりに高価な手土産は受け取りにくいかもしれませんね。かしこまり過ぎず、相手に喜んでもらえそうなものを選んでくださいね。

結婚の挨拶をするために彼氏の実家へ行く場合

結婚の挨拶をするために彼氏の実家へ行く場合は、彼女として遊びに行くときよりもかしこまった感じですね。実家の両親は、息子の嫁になる女性が挨拶に来るのできっと楽しみにしているはず。

手土産を期待するわけではありませんが、やはり挨拶に手土産をもっていくのはマナーと考える人が多いです。しかし、あまり高いものでなくても大丈夫です。予算は2,00円～5,000円程度にしておくといいでしょう。

地域によっても相場は異なる

彼氏の実家への手土産の相場は、地域によって異なる場合があります。特に結婚の挨拶だと、地域によっては、先ほどお伝えしたものより高めの相場のこともあります。

手土産だけでなく、挨拶のマナーも地域によって異なることもあるでしょう。地方だとその地域のマナーが根付いていることもあります。

手土産を選ぶ前に、彼氏に地元のことをリサーチしておくといいかもしれませんね。しかし、あまり地域性を気にしすぎると悩んでしまうでしょう。まずは相手に喜んでもらうことを前提に手土産を選んでください。

あまり気張らなくても大丈夫

彼氏の実家に挨拶に行くとなれば、失敗しないようにとか、好印象を持ってもらえるようにと気張ってしまうこともあるでしょう。特に服装や手土産を気にする女性は多いです。

しかし手土産は、実家の両親にとってはどんなものでも嬉しいということが多いです。そして、あまりに高級なものを持っていくと、彼氏の実家に気を使わせてしまいます。つい気張ってしまいがちですが、相手に喜んでもらいたいという気持ちを大切にしてください。

彼氏の実家へ持っていく手土産の選び方をご紹介します。これを読めば、手土産を選ぶポイントがわかりますよ。

日持ちするもの

手土産を選ぶポイントのひとつは、日持ちするもの選ぶということです。彼氏の実家の両親が普段お菓子をたくさん食べないような人でも、少しずつ食べることができますね。

彼氏の実家の人数が少ない場合も、日持ちする手土産を選べば安心です。手土産を渡す日を含めて、少なくとも３日ほど余裕があるものがいいでしょう。

彼氏のご両親が好きなもの

せっかく手土産を持っていくのですから、彼氏の両親に喜んでほしいですね。そのため手土産には彼氏の両親が好きなものを選ぶといいでしょう。

まだ会ったことのない彼氏の両親なので、好みを直接聞くことはできません。両親の好みは彼氏からリサーチしてくださいね。

彼氏は「そんなに気を使わなくていい」と言うかもしれません。その場合は「ご両親に喜んでほしから」と素直に伝えましょう。自分の両親を気にかけてくれるということで、彼氏自身も嬉しいはずです。

彼女の地元のもの

彼女の地元のものを手土産にするのもいいですよ。特に彼氏の実家と離れている場合は、彼女の地元のものは喜ばれるでしょう。

ちょっとしたお土産のような感じですし、手土産をきっかけに話が盛り上がることも。彼氏の両親も、彼女の地元について知るきっかけになりますね。手土産に迷ったら、自分の地元の銘菓や名物を手土産にしてみてはいかがでしょうか。

実家の家族構成に合うもの

彼氏の実家の家族構成に合うものは、きっと喜ばれるでしょう。彼氏の兄弟が一緒に住んでいるようなら、両親だけでなく兄弟のことも考えた手土産がいいですね。

彼氏の両親は、兄弟のことまで考えてくれる彼女に好感を持つでしょう。手土産を持っていく方も、彼氏の家族が喜んでくれると嬉しいですね。

ケーキなどを持っていく場合は、家族の人数を聞いおいて、人数分買っていくようにしましょう。大家族なら大人数で楽しめるもの、少人数ならその人数で食べきれるものを選んでくださいね。

自分では買わないようなもの

手土産で喜ばれるもののひとつが、自分では買わないものです。もちろん自分の好きなものをもらっても嬉しいのですが、めったに食べないようなものや、自分ではなかなか買わないようなものを貰って嬉しい人は多いでしょう。

高級ケーキやチョコレート、行列のできるお店のお菓子などは、自分ではなかなか買わないですよね。話題になっているお店のものをわざわざ買ってきてくれた、というだけで嬉しい人もいるでしょう。

彼氏の実家の両親も、普段自分では買わないようなものを手土産にもらったら、「センスのいい彼女」と思うかもしれませんね。

彼女自身がおすすめしたいもの

手土産に彼女自身がおすすめしたいものを選ぶという方法もあります。自分のセンスや好みでいいの？と不安になる人もいるでしょう。しかし、送り手のおすすめの手土産に喜ぶ人は多いのです。

彼氏の両親にとっても、息子の彼女が挨拶に来るのは緊張するもの。彼女がどんな人なのか気になっているでしょう。

あなたが好きなものやおすすめのものを手土産として持っていくと、実家の両親もあなたのことを知るきっかけになります。そして、手土産から話題ができるものなのです。

ここまでは、彼氏の実家への手土産の予算や選び方をご紹介しました。彼氏は「そんなに気を使わなくてもいいのに」と言うかもしれませんが、手土産で失敗したくないのが彼女の本音でしょう。ここでは、失敗しない手土産がどのようなものかを見ていきましょう。

高級なチョコレート

高級なチョコレートは手土産として人気が高いです。高級とはいっても3,000円ほどの予算で手土産に十分なものが買えます。

誰もが知る有名なチョコレートブランドのものなら、きっと彼氏の実家の両親も喜んでくれるはず。しかし、中には甘いものは好きだけどチョコレートは苦手という人も。

彼氏の両親のどちらかがそういうタイプなら、チョコレートとクッキーの詰め合わせというのもいいですね。きっと彼女の心遣いに喜んでくれるでしょう。

焼き菓子

焼き菓子は日持ちがするため、手土産として人気が高いです。焼き菓子といってもクッキーやマドレーヌ、フィナンシェなど種類は豊富ですね。

どのようなものがいいか悩むときは、いろいろな種類が入った焼き菓子の詰め合わせがいいでしょう。実家の両親が2人暮らしだとしても、種類が豊富なら飽きずに食べることができます。彼氏の実家の人数に合わせて個数を決めてくださいね。

個包装のお菓子

個包装のお菓子はすぐに食べきれなくても大丈夫なので、手土産にいいですね。日持ちする焼き菓子でも、一度開けたら早めに食べないといけないものもあります。

彼氏の実家の人数が少ない場合は、一度にたくさんの焼き菓子を食べるのは難しいですね。そういうものよりも、個包装の焼き菓子の方が喜ばれるでしょう。

個包装のお菓子だとクッキーのような焼き菓子だけでなく、せんべいという選択肢もあります。せんべいも人気の高い手土産のひとつですよ。

老舗の和菓子

かしこまった手土産という印象の和菓子は、実家への手土産としてもおすすめです。和菓子を手土産に選ぶと、「きちんとした女性」と思われそうですね。

老舗の和菓子や有名店のものだけでなく、地元の和菓子店など選択肢は豊富です。個包装で日持ちするものが多いのも和菓子のメリットですね。

コーヒーや紅茶

彼氏の実家への手土産として選ばれるのは、ほとんどが食べ物です。しかし、実家の両親がお菓子をあまり食べないということもあるでしょう。健康のために甘いものを控えている人もいますからね。

そういう場合は、コーヒーや紅茶のような嗜好品を選ぶという方法もあります。彼氏へのリサーチで両親がお菓子などを食べないのがわかったら、コーヒーや紅茶、お茶などの好みを聞いてみましょう。

失敗しない手土産と合わせて、彼氏の実家への手土産にNGなものもチェックしておきましょう。ここまでご紹介してきたポイントを押さえていれば、きっと喜ばれる手土産選びができるはずです。

日持ちしないもの

先ほど、手土産の選び方として日持ちするものがいいとご紹介しました。その反対の日持ちしないものは、手土産に向かないので気を付けてください。日持ちしないものをたくさんもらっても、彼氏の両親は食べるのに困ってしまいます。

しかし、その場でみんなで食べられるものを手土産にする場合もあるでしょう。例えばケーキやシュークリームのような生洋菓子です。そういった場合は、残らないよう丁度いい個数を持っていくといいですね。

用意に手間のかかるもの

いくら高級なものや彼女のおすすめのものでも、食べる用意に手間のかかるものは避けた方がいいです。受け取ったときに嬉しいと思う反面、用意に手間がかかることに負担を感じる人もいるのです。

例えば、パイナップル丸ごとを手土産に持って行ったとします。パイナップルは切るのに手間がかかりますよね。できればカットしてあるものの方が嬉しかった…そんな風に思われることもあるでしょう。

あまりに用意に手間のかかるものだと、彼氏の両親はあなたのことを「気が利かない」と思うことも。手間のかからない手土産を選んで、そう思われないようにしたいですね。

食べきれないもの

手土産は気持ちが大切ですが、食べきれない量だと迷惑になることもあります。せっかく息子の彼女からもらった手土産でも、食べきれないようなものだと「こんなにいらないのに…」と思ってしまいます。

行列のできる人気の高級食パンを、彼ママに食べてほしくて手土産に持って行ったとします。いくらおいしいパンでも、夫婦２人暮らしで普段パン食ではない場合は食べきれないでしょう。実家の両親に喜んでもらうには、実家の人数で食べきれるかどうかも重要ですね。

実家の両親が苦手なもの

実家の両親が苦手なものは、もちろん手土産としてはNGです。先ほど手土産の選び方のところで「彼氏のご両親が好きなもの」をご紹介しました。両親の好きなものと一緒に、苦手なものも彼氏にリサーチしておくといいでしょう。

両親とも甘いものが苦手なのにチョコレートを持って行っても、内心はあまり喜ばれないかもしれません。苦手なものを手土産に受け取っても、食べられないですからね。

また、塩分や糖分を気にする人もいるでしょう。苦手ではなくても控えてるものがあれば、それは選択肢から外すといいですね。

彼氏の実家への手土産の選び方のポイントはお分かりいただけたでしょうか。それを踏まえて、彼ママがもらって嬉しかった手土産のエピソードを見ていきましょう。

私の好きなものを息子に聞いてくれていた

「息子が初めて彼女を家に連れてきました。まだ結婚というわけではないですが、彼女が手土産を持ってきてくれたんです。

それがなんと私の好きなプリンでびっくり。彼女が私の好きなものを息子に聞いてくれて、おいしいプリンのお店を調べたみたいです。その心遣いがとても嬉しかったです」（58歳/女性/専業主婦）

好きなものをリサーチして買ってきてくれたら、喜ばない人はいないですね。好きなものを手土産にしてくれたことと、彼女の気持ちの両方が嬉しいポイントです。

手に入りにくい有名店の限定スイーツ

「息子の彼女が結婚の挨拶に来たときに、有名店のスイーツを手土産に持ってきてくれました。以前テレビで見たことがあって一度食べてみたいと思っていたスイーツですが、手に入りにくいみたいで…。

そんなスイーツを手土産にするなんて気の利いた女性だなと思いました。わざわざ手に入れてくれたのだと思うと嬉しいですね」（55歳/女性/パート勤務）

テレビで紹介されるような有名店のスイーツなら、ぜひ一度食べてみたいと思う人も多いでしょう。しかし有名店のスイーツは手に入りにくいということも。そんなスイーツを手土産にもらったら、とても嬉しいですね。

その場でみんなで食べて場が和んだ

「息子が彼女を連れてくるということで、とても緊張していました。夫はもともと無口ですし、私も話上手じゃないのでどうしようという感じで…。

彼女は手土産に地元のお菓子を持ってきてくれました。その場でみんなでお菓子を食べたのですが、彼女の地元の話などで盛り上がりました。不安でしたが、彼女のおかげで場が和んでよかったです」（52歳/女性/飲食店勤務）

彼氏の実家への挨拶で緊張するのは、彼女だけではありません。実は実家の両親も、緊張や不安を抱えているものなのです。彼女の手土産をきっかけに場が和むなんて嬉しいことですね。

季節を感じる手土産

「夏の暑い時期に、息子の彼女がゼリーを持ってきてくれました。フルーツの入ったゼリーで季節を感じる手土産なのが嬉しかったですね。

家族の人数より少し多めに持ってきてくれましたが、数日は日持ちするものでした。種類もいいくつかあったので、飽きずにおいしくいただきました」（62歳/女性/専業主婦）

季節感のある手土産を選ぶのもいいですね。気の利いた女性だと思われそうです。また、実家の人数よりも少し多めだとしても、食べる楽しみがあり、日持ちするものなら喜ばれるでしょう。

彼氏の実家への手土産を用意したら、次は挨拶ですね。せっかく用意した手土産なので、失敗しないように渡したいところ。ここでは、手土産を渡すときのマナーをご紹介します。

明るくハキハキと挨拶する

彼氏の実家に到着したら、まずは両親に挨拶です。彼氏の両親に初めて会うとなれば緊張するでしょう。しかし、小声で挨拶したり、緊張しすぎてモジモジするのは避けたいところ。

大好きな彼氏の両親ですから、彼女として気に入られたいですね。そのためには第一印象が大切です。明るくハキハキと挨拶すれば、きっと実家の両親からも好感を持たれるでしょう。

正式な挨拶の後に手土産を渡す

彼氏の実家に行くと、緊張や焦りからつい玄関で手土産を渡したくなることもあるでしょう。しかし、挨拶の前に玄関で手土産を渡すのはマナー違反になってしまうので気を付けてください。

実家に着いたら、まずはリビングなどの部屋に案内されるでしょう。そこで正式に両親に挨拶することになります。手土産は挨拶の後で渡すようにしてくださいね。

袋から出して手土産を渡す

手土産を渡すときは、袋から出して渡すのがマナーです。ついそのまま渡してしまいそうですが、紙袋などから出して渡すようにしてください。彼氏の実家がマナーを気にする場合、紙袋に入れたまま手土産を渡すと「マナーがわかっていない」と思われてしまうことも。

また、手土産の向きにも注意を払えば、さらに印象がよくなるでしょう。彼氏の実家の両親がそこまで気にしない人に見えるかもしれません。しかし、意外と見られている部分でもあるのです。

マナーを守って手土産を渡せば、きっと好印象を持たれるはずですよ。

手土産を渡すときの言葉使いに注意

手土産を渡すときは、何か言葉を添えて渡しますね。そのときの言葉使いにも注意が必要です。言ってしまいがちなのが「つまらないものですが…」ではないでしょうか。

しかし、これはマナー違反なので使わないようにしてください。「心ばかりのものですが」と一言添えると、好印象を持ってもらえるでしょう。

今回は、彼氏の実家への手土産の選び方についてご紹介しました。手土産を選ぶときには、予算も気になるところですね。

実家への挨拶といっても、手土産はあまり気張らなくても大丈夫です。彼氏の実家の両親に喜んでもらいたい、という気持ちを大切に手土産を選んでください。選び方はぜひこの記事を参考にしてくださいね。