女性が同性を好きになるのは変なことじゃない!
しかし、いざ自分が同性愛者だと気づいた場合、どんな悩みや葛藤が生まれるのでしょうか?時には白い目で見られたり、イジメの対象になることもあるでしょう。ですが、女性が女性を好きになっても、男性が男性を好きになっても変なことではありません。
今回は、女性同士の恋愛に焦点を当ててみました。興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
同性が好きな女性の印象とは?男女の意見
同性を好きになるのは変なことじゃないと思う
「同性を好きでも、全然変なことではないと思います。昔は偏見が強く迫害された時代もあったそうですが、今は多様性の時代でオープンにしている人も多いですし、日本ではまだ結婚は無理だけど、パートナーシップ制度がある自治体も増えてきていますしね」(29歳/女性/公務員)
まだ偏見が完全になくなったわけではないですが、多様性が重視される今の時代はどんな恋愛も受け入れられるようになってきました。日本でも自治体によっては、同性同士でできる結婚のような制度「パートナーシップ制度」があります。
周りにいないのでどんな気持ちなのか興味がある
「知る限り自分の周りに同性が好きな女性はいないので、同性愛ってどんな気持ちなのか興味があります。同性の恋人とはどんなふうにデートするのかとか、仲良しになれば夜のことも聞いてみたい」(23歳/女性/アルバイト)
女性同士で恋愛している人が周りにいなくて、同性同士の恋愛が気になるという方の意見です。同様の意見はたくさんあり、「同性同士だとどちらかが男役になるのか」「どんなデートをするのか」などが気になるようです。
恋愛は自由だし他人がどうこう言うことじゃない
「恋愛は自由であるべきなので、他人が口を挟むことではないですよね。もし知り合いや家族が同性好きの女性だったとしても、何か言おうとは思いません。自由に恋愛を楽しみ、好きな人と一緒にいて欲しいです」(27歳/女性/アパレル)
自由な恋愛を楽しんで欲しいという意見です。誰にも恋を邪魔したり制限したりする権利はありませんから、知り合いや家族が同性好きの女性だとしても、口を挟むことではないとのことです。しかし、まだまだ偏見が残る同性愛。この先、偏見がなくなり誰もが幸せになればいいですね。
近づきにくい人もいる
「全ての人がそうじゃないけど、異性に対して疑心暗鬼になりすぎている人が比較的多いイメージ。男性に対して過剰に嫌悪感を示したり、ちょっとしたことで被害者意識を持ちそうで、仲良くして良いのか分からない」(25歳/男性/会社員)
こちらの男性は、同性を好む女性にあまり良い印象を持っていないようです。意見を見ると、同性を好むのは異性に対して良くない考えを持っているからだと思っているようですね。
中には異性が苦手だったり嫌いでこのような行動をとってしまう女性もいますが、多くの同性愛者の女性は男性にも友好的ですよ。
同性が好きな女性の特徴
女性との距離が近い
スキンシップが多く距離感が近い人は、同性を好む女性の特徴にあてはまっていると言えます。女性と話しているとき、顔が近かったり話しながら体に触れてくるなどのスキンシップがあるのです。
また、腕を絡めたり手をつないだり、抱きしめてくっつくなど、常にくっつきたがるのも特徴のひとつと言えるでしょう。
女性に対して嫉妬する
仲良しの同性の友達が自分以外の子と仲良くしていたら、あなたならどう思いますか?「一緒になって遊ぶ」「何も思わない」という人は、同性を好む女性には当てはまらないかもしれません。
しかし、同性を好む女性は、そこで「私のものなんだから私以外と仲良くしないで」という嫉妬心が生まれます。他の子と仲良くしないでほしいと思うだけでなく、「私のもの」と思ってしまうところが同性が好きな女性の特徴なのです。
結婚や男性の話に参加しない
同性同士の結婚は一部の国で行われていますし、国内でも一部の自治体で結婚に似た制度があります。しかし、まだ一般的ではありませんし、同性愛者の周りにいる友人の多くは異性と恋愛や結婚をしているでしょう。
そのため、同性が恋愛対象である自分の恋バナは周りの人にはしにくく、友人や同僚が恋バナや結婚に関するトークをしていても、同性を好む人は話に乗れないケースが多いのです。
女性を見つめる視線が熱い
好きな人や恋愛対象になる人を見つめるとき、たいていは熱い視線になりますよね。同性を好む女性も同じです。女の人を見つめるとき、「可愛いな」「セクシーだな」という思いが視線に表れているのでしょう。
同性を見るときにこのような性的な思いが視線に表れるのは、異性が好きな人にとってほとんど無いことですよね。しかし、同性を好む女性は恋愛対象が女性ですから、女の人を見つめる視線が熱いのです。
男性的な格好を好む
同性のことが好きな女性には女性的な格好を好む人も多いですが、男性的な気持ちがあるために女の人が好きな場合、ボーイッシュな服装、ボーイッシュな髪型など、男性的な格好を好んでしている人もいます。また、可愛らしく見える言動ではなく、男性的でカッコいい言動をする人も特徴に当てはまります。
男性に対しての抵抗が強い
同性である女性が好きな人の中には、男性に対して強い抵抗感や嫌悪感を持っている人も。このような人は男性との距離が極端に遠く、表情に「嫌だ」という感情が表れてしまっている人もいます。
このような人は過去に男性関係のトラウマがある場合があり、心の傷が癒えていないのかもしれません。ただ、女性が相手になるとうってかわって距離感が近くなるのも特徴です。
同性が好きな女性の心理を直撃!
同性同士の方が気持ちを分かり合える
男性で女性の気持ちを理解しきれる人は少ないですが、女性同士なら女の人ならではの悩み、気持ち、要望などが分かり合える場面が多いです。また、女性は他人に共感する能力に長けていると言われていますから、同性を好む女の人は女性の共感性の高さにも惹かれるのでしょう。
気持ちが分かり合えると、辛い気持ちも嬉しい気持ちも共有でき、辛さは分散され、喜びは倍に。そういう恋愛や付き合いが楽しい、安心できると感じている人が多いようです。
男性関係のトラウマがある
今は同性が好きでも、過去に男性と付き合っていたことがある女性も。男性と付き合っていた経験があるのに今は同性が好きな女性の中には、過去に男性関係でトラウマになるようなことを経験し、異性が恋愛対象にならなくなってしまったという人もいます。
たとえば、男性に酷い付き合い方をされて傷つけられたり、性的なことで不快感を覚えたことがあるなど。男性がらみでトラウマがあると、友達になることはできても、恋愛対象にはできなくなってしまうケースがあるのです。
女性が好きでドキドキする
異性愛者の女性は男性にドキドキしますが、同性を好む女性は女性にドキドキします。そのドキドキは、好む対象が異性でも同性でも特に変わりはないでしょう。異なる点と言えば、同性を好む女性の場合、女性の気持ちを持ちながら女性にドキドキする人もいれば、女性でありながら男性的な気持ちを持ち女の人にドキドキする人もいる、ということです。
しかし、それらを簡単にまとめれば、同性が好きなのは「単純に女の人にドキドキするから」ということになります。好きになることに難しい理由や心理はいらないとも言えますね。
女性とのスキンシップが気持ちいい
女性は男性よりもスキンケアに力を入れている人が多いです。顔だけでなく、腕や足はムダ毛処理をして保湿をし、すべすべつるつるの手触り。そういうスキンケアが行き届いている女の人とのスキンシップが気持ちいいからという心理で、女の人が好きという人もいるようです。
スキンシップが気持ちいいという心理で同性が好きな人は、好きな女の人との距離が近く、腕を絡めて組んだり体の一部が常に触れている状態を好む人が多いですね。
女性同士で付き合ったきっかけとは?
「告白されて流れで…」
「あなたが好きです」と告白されたら、嬉しい気持ちになりますよね。どんな人も誰かに好かれて悪い気持ちにはならない場合の方が多いと思います。そのため、自分はその気がなくても「好きです」と告白されたら、相手が男性でも女性でも、流れで付き合ってしまうこともあるのです。
流れで付き合い始めただけだとしても、だんだん異性との恋愛では体験できない楽しさを味わい、女同士の恋にはまってしまう人も少なくありません。
「興味本位で付き合ってみることに」
恋愛や性体験への好奇心が旺盛な人は、自分が経験したことのない恋愛に興味津々。今までに男性としか付き合ったことがないなら、女性とも付き合ってみたいと思うようになる場合があります。
これまで男性としか付き合ったことがないなら、女性同士の恋愛はすべてが初体験になりそうな予感がするでしょう。スキンシップのとり方、雰囲気、性行為など、何もかもが初めて。そのような「初めて」が気になり、興味本位で女性と付き合いたくなり、実際に女性同士の世界に飛び込んでしまうのです。
女友達を他の子に取られたくなくて
親友が他の女の子と仲良くしているのを見て、「取られてしまう」と焦るのがきっかけになることも。恋人になれば自分のそばからいなくなってしまう心配はほとんどないですし、親友を他の子に取られたくないという焦りから告白し、付き合う流れになるのです。
お互い親友と認め合う同性同士の友情が恋愛感情に発展し、付き合うきっかけになるケースは少なくないのだとか。
女友達がかっこよく見えて…
女性の中にはボーイッシュな格好、言動の人がいます。そのような特徴を持つ女友達がいると、だんだん「かっこいいな」と思うようになり、恋愛感情を抱くことがあるんです。
女性同士なら気持ちをよく分かってもらえたり、キュンとするポイントを心得ていたり、好きになるような要素が詰まっているので、それらが好きになったきっかけ、付き合ったきっかけというケースも多くあるようです。
同性が好きになった女性がするべきこと
恋愛では少数派であることを受け止める
今は自由な恋愛を楽しめる時代になりましたが、それでも同性愛者への偏見は残っています。恋愛において同性愛は少数派の存在で、「一般的ではない」ということは受け止めておかなければなりません。
本来なら少数派だからといって差別されるいわれはないのですが、同性愛者であるために差別されたり白い目で見られることは、いまだによくあります。そういった辛い現実を我慢したり、場合によっては戦わなければならないかもしれません。非常に残念なことですが、自分は少数派であることをしっかり受け止め、楽しいことばかりではないことも受け止める必要があるでしょう。
カミングアウトは慎重に
ありのままの自分を知って欲しくて、周りの人に積極的にカミングアウトしたい人もいると思います。しかし、まだ偏見や勘違いが残る世の中で同性愛をカミングアウトするのは、慎重になった方が無難かもしれません。
カミングアウトすると、例えば「いやらしい目で見ないで」「私のこともそういう目で見てるの?」と言われたり、距離を置かれたりするケースがあるのです。
また、悪い噂を流されたりするケースもありますから、カミングアウトは仲の良い友達だけにし、それ以外の人には言わないなど、線引きをして慎重になりましょう。
親へのカミングアウトを考える
自分たちは恋愛が自由な時代に恋愛を謳歌しているのであまり抵抗はなくても、親世代になると同性愛は感覚的に理解できない人が少なくありません。世間体、跡継ぎ、孫のことなどを考えると、同性愛を認められない人も多いでしょう。
親へのカミングアウトは非常にデリケートな問題。カミングアウトすることで勘当されたり、疎遠になるケースもあります。しかし、カミングアウトすることで最初は許してもらえなくても、徐々に認めてもらえるようになり、親子関係が良くなったという人も少なくないです。
自分はどのタイミングで親にカミングアウトするべきかという問題は、常々考えていかなくてはなりません。
下心が相手に伝わらないように注意する
女の人が恋愛対象になると、「あの女性、素敵だな」「綺麗な体だな」と恋愛目線で見てしまうことがあると思います。これは、異性を好きになる人でも「あの男性、素敵だな」「いい体してる」と思うことがありますから、変なことではありません。気になる人の顔や体に目がいってしまうのはおかしくないですよね。
しかし、その下心が相手に伝わってしまうと不快に思われてしまいかねないですから、注意が必要です。なるべく凝視しないようにしたり、万が一目が合ってしまったら目をそらして逃げるのではなく、会釈をするなど誠実な対応をとるようにしましょう。
相談できる相手を作る
同性愛者は少数派の存在だからこそ、悩みも生まれやすいです。そこで、恋愛について相談できるような相手を作ると、いざ悩みができたときに助けとなってくれるでしょう。相談できる相手は家族、友達でもいいですが、SNS上の友人でも構いません。
むしろ、SNS上の顔や住まいを知らない相手の方が詳しい情報が漏れる心配が少なく、安心して相談できるかもしれませんね。また、SNSには同性愛者専用のコミュニティもあり、自分と同じ境遇の人がたくさんいます。
そういう人がたくさんいる場所なら、気持ちや悩みを理解してくれる人に出会えると思いますよ。
自分磨き
女性は日頃からスキンケアやヘアケアをしている人が多く、ひと目みればどれだけ努力して綺麗になろうとしているか分かってしまいますよね。つまり、女性同士の付き合いは「美意識の高い付き合い」と言っても過言ではありません。
ケアを怠った結果の肌荒れ、髪の傷み、肥満など、すぐに見抜かれてしまうでしょう。ですから、同性が好きな女性は今まで以上に自分磨きを意識していくのをおすすめします。
同性が好きな女性にオススメの告白方法
恋愛感情を抱いていることをハッキリ伝える
同性に告白されても、「何かのサプライズ?」とはじめは真面目に取り合ってくれない人もいます。もしあなたが女の人が恋愛対象だとカミングアウトしてないなら、自分は同性愛者であることはもちろん、相手に恋愛感情を持っていることを真剣に伝えましょう。
誠意を持ってしっかり伝えれば、きっとあなたが本気で告白していることを理解してくれるはずですよ。また、自分と同じ同性愛者の女性に告白する場合でも、片想いしている気持ちをはっきり伝えるのは大事なこと。
真剣な思いをきちんと伝えられれば、恋が実らなかったとしてもスッキリとしますよ。
告白する時はわかりやすく簡潔に
告白する時は、緊張して余計なことを言ってしまい、話があちこちに飛んで分かりにくくなってしまうことがあります。しかし、それでは伝えたいことがきちんと伝わりにくいでしょう。
話が長くなれば、相手も「何が言いたいの?」「話が長いよ…」と呆れてしまいかねませんから、告白する時はわかりやすく簡潔に、ストレートに気持ちが伝わるように話すと良いですね。
相手にとって最高の理解者になる
恋愛を成就させるためには、相手が男性でも女性でも、相手にとって最高の理解者になり親密な関係になるのは重要なことです。日頃からこまめに連絡を取り合い、ちょっとした変化があれば「どうしたの?話聞くよ」と親身になって寄り添います。
そうして距離を縮め、相手のよき理解者になれば、相手も自分を好きになってくれ両想いになれる可能性があるでしょう。「好きになったからすぐ告白する!」という勢いも大切かもしれませんが、じっくり徐々に距離を狭めて確実に落としに行くという告白方法もおすすめですよ。
返事を無理強いしない
相手が異性を好む「ノンケ」の女性なら、同性から「片想いしてました」「好きです」なんて言われたらびっくりすると思います。あなたにとっては女の人が好きで女の人に告白するのが普通のことでも、相手はそうではない場合が多いと思ってください。
好きな気持ちをしっかり伝え、付き合えるか否か聞いても、その場での返事は期待しないでください。相手は混乱している可能性がありますから、その場での返事を急かさないようにしましょう。
「あとでLINEでも良いから返事を聞かせてね」「返事は今じゃなくていいよ」と猶予を与え、考える時間を作ってあげてください。
同性を好きになるのはおかしくない!
しかし、だからといって自分の想いを否定したり隠し続けるのは、自分自身の存在を否定しているのと同じではないでしょうか。今の時代は昔よりも自由な恋愛が楽しめます。自分の気持ちに正直になり、素敵な恋愛を楽しんでください。
それでもまだ自分の恋愛感情に戸惑っている、不安があるという方は、SNSなどを利用し、自分と同じ同性愛者の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。少数派の存在だからこそ、インターネットは強い力になると思いますよ。
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