私ってレズビアンかもしれない…
LGBTは、画面の向こうだけの話ではありません。あなたの友人がレズビアンかもしれないですし、あなた自身がレズビアンである可能性もあるのです。「最近、自分が同性愛者かもしれないと気づいてしまった」という人は、この記事を参考にして、今後どうするべきか考えていきましょう。
「レズビアン」の意味
「レズビアン」とは、女性の同性愛者のことを指す言葉です。自分は女性だと認識していて、男性ではなく、女性が好きな人のことですね。
その語源は、ギリシャのエーゲ海に浮かぶ「レスボス島」にあります。この島には昔、サッフォーなどの女流詩人たちが住んでおり、女神への愛をテーマとした詩などを沢山作りました。その島のイメージから、女性を愛する女性のことを「レズビアン」と呼ぶようになったのです。
「レズビアン=性同一性障害」は間違い
「性同一性障害」という言葉を、誰でも一度は聞いたことがあると思います。これは、生まれ持った性別と、心の性別が一致していない状態のことです。たとえば女性なら、「体は女性なのに、心は男性」ということになります。
しかしレズビアンは、性同一性障害とは全く違うものです。レズビアンは「女性だけど女性のことが好きな同性愛者」なので、自分が女性であると認識しています。体と心の性別が一致しないわけではありません。
レズビアンを「百合」とも言う
マンガやアニメの世界では、レズビアンをテーマとした作品のことを、しばしば「百合」というカテゴリーに入れています。
この語源は、ホモセクシュアル(男性の同性愛者)向けの雑誌『薔薇族』です。この雑誌の中で、レズビアンの読者向けに「百合族の部屋」という投稿コーナーを設けました。それが徐々に世間に浸透し、レズビアンをテーマにした作品のことを「百合マンガ」「百合アニメ」と呼ぶようになったのです。