むくみが気になる時はお茶を試してみよう!
はめている指輪がきつくなって取れなくなるという人もいるでしょう。そのような時は、誰でも「早くむくみを解消したい」と思ってしまうはず。
そこで今回は、むくんだ体に効果を発揮するお茶を紹介します。お茶は、食事の時や水分補給をしたりする時に飲みますよね。
むくみ解消のために、何か特別なことをやらなければいけないとなると大変ですが、お茶なら日々の生活の中にあるものですから、気軽に試すことができるでしょう。むくみを感じた時は、これから紹介するお茶で自分に合いそうなものを試してみてくださいね。
ただし、持病のある人は、自分に合うかどうかを勝手に判断せず、医師の指導に従いましょう。持病がない人も、過剰に飲んだりしないよう気をつけながら、日々の生活に上手に取り入れてくださいね。
むくみが気になる時はありますか?
そこで、むくみが気になるタイミングを世の女性達に聞いてみました。
立ち仕事が続くとむくみが気になる…
「マシンオペレーターをしているんですけど、立って作業することが多いんですよ。朝から晩まで立っているせいか、足がむくみやすくて気になってます」(27歳/女性/製造業)
こちらの女性のように、立ち仕事が続くと足がむくんで気になるという人はたくさんいるのではないでしょうか。
立ち仕事に限らず、デスクワークなどでも同様のことが言えます。長時間同じ姿勢で過ごしたために体がむくんでしまった、ということなのでしょう。
毎日夕方になると必ずむくみが出る
「毎日、夕方になるとむくみが出てきます。朝はそんなことないんですけど、毎日決まって夕方にはむくんでいて、靴がきつくなってるんです。もし靴を履かずにいたら、いったいどれだけむくんだんだろうって感じです」(23才/女性/事務)
朝はむくんでいないのに、夕方にはむくんでいるということも多いですよね。朝はスムーズに履けた靴が夕方にはきつくなっているのは、やはり足がむくんでいる証拠。
また、パソコン業務などで、1日中同じ姿勢、同じ手指を使っているときも、手指がむくんでしまうということもあるでしょう。手指がむくむと指輪がきつくなるなどの症状が出て、こちらもつらいですよね。
寝起きは顔がパンパンにむくんでいる
「朝起きたときに、顔がぱんぱんにむくんでいる時があります。あー、朝からむくんでるなぁ…ってテンション下がるし、仕事に出かけるのが嫌になってしまいます」(29才/女性/接客)
寝起きなのにむくんでいるのを見るとイヤだと感じてしまう人もいるでしょう。基本的に、日中は体を起こしていることが多く、寝るときは体を横にしますよね。体を起こしているときは、重力の影響などで足の方に血液などがたまりやすくなるため、足がむくみやすくなります。
これに対し、体を横にしていると、日中下半身にたまってしまった血液などが体全体に行き渡ることに。そのため、朝起きたときに顔のむくみとして表われてしまうのです。
お酒を飲んだ時はむくみやすい気がする
「お酒を飲んだ翌朝は、むくみやすい気がします。その日によって、顔や足などむくむところが違うんですけど、なんでこんなにむくむんですかね」(31才/女性/営業)
アルコールを摂取するとむくんでしまう人も多いのでは?飲酒によるむくみは取れにくいと思いませんか。毎日のようにお酒を飲んでいると、1日ではむくみが取れないこともあり、なかなか厄介ですよね。
なぜお酒を飲んだ時にむくむのかといえば、血中アルコールの濃度が高くなったり、味の濃いおつまみを食べることで塩分を摂りすぎてしまったりするためです。むくみの原因については次の項目で詳しく解説しますので、ぜひチェックしてください。
そもそもむくみが起きる原因とは?
どうしてむくみが起きるのでしょうか。気になりますよね。そこで、むくみが起きる原因を探ってみました。これを読めば、むくむ理由が分かって対策が立てやすくなるはずですよ。
デスクワークなどの生活習慣
むくみが起きる原因のひとつとして、デスクワークなどの生活習慣が挙げられます。デスクワークのように座りっぱなしだったり、一日中立ち仕事をしていたりして、夕方には足がむくみつらくなってしまう人は多いでしょう。
これは、血液の流れが滞ってしまったことが原因。足、特にふくらはぎには、血液やリンパを循環する為のポンプのような働きがあり、足を動かすことで血液やリンパの流れが滞らずに体全体にスムーズに流れるようになっています。
しかしながら、座りっぱなしや立ちっぱなしの状態では、しっかり足を動かすことができません。すると、ポンプとしての働きをすることができず、疲労物質や老廃物がたまりむくんでしまうのです。
塩分の摂りすぎ
塩分を摂りすぎると高血圧や心筋梗塞などのリスクを高めると言われていることから、塩分の摂りすぎは良くないことを知っている人は多いのではないでしょうか。また、体重が増える原因にもなるといわれていますよね。
塩分を摂りすぎると、体が水分をためやすくなります。また、体の中に余分な塩分を摂り込みすぎると、水分をため込むだけでなく、ため込みすぎた水分を排出することができなくなったり代謝が悪くなったりすることも。
その結果、体がむくんで体重が増えてしまうことになるのです。
女性ホルモンの影響
女性には、生理や妊娠、更年期などがありますよね。この生理や妊娠、更年期は女性ホルモンと深く関わりがあり、このホルモンのバランスが崩れることで、体のむくみを招いてしまうのです。
排卵時期から生理前に分泌量が増えるプロゲステロンの働きは、羊水の量の増加やお腹の赤ちゃんに血液を送ること。そのため体内に水分などを溜めようとして、むくんでしまうです。
このほか、ホルモンバランスの影響でむくむとされているのは、生理中や、排卵期と黄体期の入れ替わり時など。
この場合は、エストロゲンの影響で体内の水分が一時的に少なくなったり、ホルモンの分泌量が乱れたりすることが原因。これによって、体内に水分を過剰に溜め込もうとするのです。
アルコールの飲み過ぎ
アルコールの飲み過ぎも、むくみの原因のひとつです。アルコールでむくんでしまうのは、体内に過剰な水分が溜め込まれるため。アルコールを摂取すると血管が広がり水分が排出されやすくなり、血中アルコール濃度が高くなります。
また、お酒を飲むと頻繁にトイレに行きたくなりますよね。すると、体内の水分量が少なくなり脱水症状を招くことに。そして、血中アルコール濃度を下げたり脱水症状を解消するために、体が水分を欲しがり過剰に水分を溜め込んでしまうのです。
それから、お酒を飲むときは味が濃いおつまみをチョイスすることが多いのではないでしょうか。「味が濃い=塩分が多い」ということ。塩分過多も先ほど紹介したようにむくみの原因ですから、気を付けたいところですね。
むくみ解消に効果的なお茶とは?
お茶は、水分補給や食事中などに飲むことが多いので、摂り入れやすい飲み物ではないでしょうか。自分好みのお茶を見つけて、むくみ改善に役立ててくださいね。
緑茶
日本人になじみ深いお茶として真っ先に思い浮かぶのが、緑茶ではないでしょうか。入れたての緑茶の香りは何とも言えず爽やかで心地よくなりますよね。そんな私たちになじみ深い緑茶は、むくみ防止に効果的な働きをしてくれます。
緑茶に含まれているのは、カフェインやカテキン、カリウムなど。利尿効果や塩分を排出する働きがある成分のため、むくみ解消には効果的です。
また、血行を促したり基礎代謝を上げたりする働きがあり、体の冷えを取り温めてくれることでも、むくみ解消に一役買ってくれることでしょう。
ルイボスティー
一般的に良く飲まれているルイボスティーは、レッドルイボスティーと呼ばれており、赤褐色が特徴の飲みやすいお茶。緑茶のような渋みがなく少し甘みを感じるところも、飲みやすいと言われる理由でしょう。
ルイボスティーに含まれているミネラルや亜鉛、カリウムなどが、塩分過多によるむくみや生理前のむくみ解消に効果的な力を発揮します。また、ノンカフェインであることからカフェインが気になる人にもオススメのお茶なのです。
黒豆茶
黒豆の香ばしい香りとほのかな甘みが癖になる黒豆茶。こちらも、ルイボスティー同様にノンカフェインのため、妊娠している人や子供さんにも安心して飲んでもらえるお茶なのです。
また、黒豆茶には黒豆の色の元であるアントシアニンや、塩分を排出する働きがあるカリウムなどが含まれています。
これらの成分は、冷えとりや血行を促す働きがあるため、体の中に余分にたまった水分を排出し、むくみを解消するのに効果的なのです。
ゴボウ茶
食物繊維が豊富なことで知られるゴボウをお茶にしたのがゴボウ茶です。ノンカフェインであることや、香ばしい香りや味が癖になることなどから、ゴボウ茶が癖になるという人もいるほど。自宅で作れるため、自分で作って飲んでいる人もいるようです。
このゴボウ茶がむくみに効果的なのは、カリウムやポリフェノール、水溶性食物繊維の一種であるイヌリンなどの成分が含まれているからです。
これらの成分の働きは、体の中に滞っている余分な水分を排出したり、血液の流れを良くしたりすること。これによって、体内の水分や血の巡りがスムーズになりむくみが解消されるのです。
とうもろこし茶
とうもろこし茶は、飲んだ人からは「香りが香ばしい」「ほうじ茶に似た味する」といった感想が聞かれるお茶。中には、とうもろこし茶よりも味わいが薄くまろやかな、とうもろこしのひげ茶の方が好きだと言う人もいます。
このとうもろこし茶にふくまれている成分は、カリウムや食物繊維など。利尿作用のあるカリウムや老廃物を排出してくれる食物繊維の働きによって、むくみが改善されるのです。
むくみに効くお茶の成分はコレ!
そこで、お茶に含まれている成分の何がむくみに効果的なのか解説していきます。
カリウム
むくみに効果的な成分としてカリウムが挙げられます。カリウムが含まれている身近なお茶としては、緑茶や番茶、ほうじ茶などが有名です。
これらのお茶に含まれているカリウムは、塩分(ナトリウム)の摂りすぎによるむくみ解消に効果的。
普段はナトリウムとカリウムはお互いに釣り合いを取りながら、細胞の浸透圧や水分量を調節しています。しかしながら、ナトリウムとカリウムのバランスが崩れ、ナトリウム量が多くなると体がむくんでしまうことに。
そのむくみを解消するのに一役買っているのが、このカリウム。カリウムが体内に増えすぎたナトリウム(塩分)を水分と共に排出してくれるおかげで、むくみが解消されるのです。
ただし、腎機能が正常でない場合は、カリウムの摂取量に制限があります。医師の指導に従ってください。
ポリフェノール
ポリフェノールと聞くと、赤ワインを思い出すという人も多いのではないでしょうか。実は、お茶に含まれるカテキンや、先ほど紹介した黒豆茶に含まれるアントシアニンもポリフェノールの一種。
血行不良が原因で起こるむくみ解消に効果的なのがポリフェノールです。ポリフェノールの働きは、血管の機能低下を防止し血行を促進させること。
そのためポリフェノールを摂取することで、血流が良くなり疲労物質や老廃物がスムーズに排出されるようになるため、むくみの解消が期待できるのです。
亜鉛
亜鉛は、人の体に重要な必須ミネラル16種の中の1種で、女性ホルモンのバランスの崩れによるむくみ解消に効果的。
生理前や生理中の、女性ホルモンのバランスが崩れたことによるむくみの場合、体内の水分調整をしても、むくみが取れにくいと言われています。
そのようなときは、女性ホルモンの分泌を調整する働きがある亜鉛が有効。過剰に出過ぎたプロゲステロンを抑制してくれるので、過剰に水分が溜め込まれることがなくなり、むくみ解消へと導いてくとされています。
また、生理前や生理中に起こるむくみ予防にも亜鉛が効果的だといわれているのですよ。
食物繊維
お茶に含まれる食物繊維も、むくみ解消に効果を発揮すると言われています。食物繊維には、コレステロールを体外に出したり血流を良くしたりする働きがあるためです。その働きによってむくみが解消されます。
例えば、ゴボウ茶に含まれているイヌリンという水溶性食物繊維。この成分は、肝臓や腎臓の働きを補助し、体に多く溜め込んだ水分や老廃物の排出がスムーズになるようにしてくれます。
また、一般的なお茶にも食物繊維が含まれていますが、水分に溶けない種類のものが多く、茶葉から抽出できる食物繊維の成分は少ないでしょう。ですが、煎茶の製造過程で出る粉茶や、茶葉を粉にした抹茶などの粉末茶として摂取すると、たくさんの食物繊維をとることができるのですよ。
むくみ解消のためにお茶を飲む際の注意点
そこで、むくみ解消のためにお茶を飲む際に気を付けることについて、分かりやすくお伝えしていきます。
一気にがぶ飲みしない
むくみ解消に効果的なお茶だからと言って、一気にがぶ飲みしてしまうと、むくみ解消どころか反対にむくんでしまう可能性があるため注意が必要。
一度にたくさんの水分が体内に摂り込まれると、血液中の水分が増えすぎてしまったり、腎臓で水分の処理がしきれなくなったりすることがあります。すると、体内に余分な水分がたまってしまうことになり、結果としてよりひどいむくみ状態になる可能性も。
そのようなことにならないためにも、お茶を飲むときには適量を何度かに分けて飲むようにしましょう。
冷たすぎるお茶はNG
冷たいお茶は飲みやすいから、温かいお茶よりも好んで飲む人もいるのではないでしょうか。しかしながら、むくみ解消としてお茶を摂り入れる場合は、冷たいお茶ではなく常温か温かくしたお茶を飲むようにしましょう。
冷たいお茶の場合、飲みやすいため一気にたくさん飲んでしまいます。すると、体内で水分を溜め込むことになり、むくみがひどくなってしまうこともあるでしょう。
また、冷たすぎるお茶を飲むと体がひんやりしますよね。体が冷えると代謝や血行が悪くなりかねません。すると、冷えによるむくみを招くことに。
そのため、むくみ解消の目的でお茶を飲む場合は、常温か温かいお茶をチョイスするようにしましょう。
寝る前にお茶を飲み過ぎないこと
顔や体がむくんでしまうのは、過剰にたまった水分などが体の外に排出されないからですよね。体の外に水分を排出する働きに関係しているのが腎臓です。
起きているときは腎臓がしっかり働いているため、お茶を飲んでも余分な水分を尿として排泄することができます。しかしながら、寝ているときは、抗利尿ホルモンが腎臓に尿を作らないよう命令するため、過剰に摂取した水分の排出がうまくいきません。
すると、体内に余分な水分がたまった状態になっているため、翌日朝から体がむくんでいる状態に。従って、翌朝のむくみを解消したい場合は、寝る前にお茶を飲み過ぎないように注意が必要なのです。
夕方以降はカフェイン入りのお茶を控える
カフェインには、頭をスッキリさせる働きがあります。眠気覚ましにカフェインが含まれている飲み物を飲むという人も多いのではないでしょうか。
そんなカフェインですから、夕方以降に多量に摂取してしまうと、夜になっても眠くならないという状況を招いてしまう可能性が。寝付きが悪かったり眠りが浅かったりといった質の良くない眠りが続くと、疲労物質が体に残ったままの状態になり、むくみを解消することができません。
そのため夕方以降は、カフェイン入りのお茶を控えるようにすることが大切なのです。
お茶以外にも!むくみ解消法
ストレッチ&エクササイズ
顔や体がむくんでしまうのは、体の中の水分や疲労物質がたまりすぎていたり、血行が悪くなっていたりするため。そこでオススメなのが、ストレッチやエクササイズです。
ストレッチやエクササイズをすると、体の筋肉の固くなったところが柔らかくなったり緩んだりして気持ちが良いですよね。
これは、ストレッチやエクササイズに、筋肉を伸ばしたり縮めたりする動きがあるため。このような体を動きは、体をほぐし血液の流れをスムーズにしてくれるため、むくみが解消されやすくなるのです。
リンパを流すマッサージ
リンパとはリンパ節やリンパ管、リンパ液のことを言い、体の中の老廃物や疲労物質を排出するために流す働きがあります。このリンパの流れが悪くなるということは、体内の老廃物や疲労物質が滞るようになり、顔や体がむくんでしまうということ。
リンパの流れが滞るために起こるむくみを解消するには、リンパの流れを良くすることが大切なのです。そこでオススメなのがリンパを流すマッサージ。
リンパ節がある方へ老廃物を移動させるようなつもりで、優しい力でつかんだりもんだりするだけなので、誰でも手軽にできるのが嬉しいところですね。
半身浴をする
体が冷えている時や疲れを感じている時のお風呂って気持ちが良いですよね。温かい湯船に浸かると、ホッとため息がこぼれてしまう人もいるのではないでしょうか。
このホッと一息付ける入浴がむくみ改善に効果を発揮してくれます。むくみ解消のための入浴の仕方は半身浴で、38度~40度のぬるめのお湯にみぞおち辺りまで浸かる入浴こと。
半身浴を行なうことで、血行やリンパの流れを良くしたり老廃物を排出したりすることになり、むくみ改善へと導いてくれるのです。
ただし半身浴を行なう際は、入浴前に常温の水や温かい湯を飲んでおく、湯に浸かるのは20分〜30分にするなど注意事項がありますので、きちんと守って入浴するようにしましょう。
心臓よりも高い位置で手足をブラブラさせる
体がむくんでしまうのは、1日中同じ姿勢でデスクワークをしたり立ちっぱなしでいたりすることで血液の巡りが悪くなるから、とお伝えしました。そして、心臓に血液が戻りにくくなることが、心臓よりも下にある手や足がむくんでしまう原因のひとつ。
そこで、手や足を心臓より高い位置になるように、仰向けに寝転がり手足を上に持ち上げ、手と足をブラブラさせましょう。手や足をブラブラ動かすことで、手や足の先に溜まっていた血液が心臓へ戻りやすくなり、むくみが解消しやすくなるというわけです。
そうはいっても、いつでも横になれる状況とは限りませんよね。その場合は、手を頭の上にあげたり足を椅子の上にのせたりというように、工夫してみると良いですよ。
身近にあるお茶でむくみを解消しよう
また、ゴボウ茶のように自分でお茶を作ったり、緑茶のように自分でお茶をたてたりして飲むのも楽しいかもしれません。コーン茶やルイボスティーのように香り高いお茶を自分でいれて、ホッと一息入れながら飲むのも風情があって良いでしょう。
ぜひ、自分に合ったお茶を見つけて、むくみ解消に役立ててくださいね。
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