結婚とは何のためにするのか?
そもそも結婚とは?夫婦とは?
結婚とは、好きなもの同士がお互いの同意の上、婚姻関係を結ぶことが結婚です。そしてその結果男性は夫となり、女性は妻となります。この状態を夫婦といいます。
結婚したらその夫婦は一生連れ添うのが前提ということになるのですが、これには絶対という縛りが無く、途中で別れる、つまり離婚することは可能です。男女は夫婦になり家庭を構えたら子供を持つこともあります。
結婚の意味は男女で異なる?
なぜ結婚するのか、その意味は男女ともに相手のことが好きで、一生涯添い遂げたいと考えるからですが、ではどうしてその人と一生添い遂げたいのか、その意味は男女で若干の違いがあるようです。
社会的にみても、男女の立場は平等になりつつありますが、そうは言ってもまだまだ男性と女性の立場の違いは否めません。そして、男女を比較すると男性に出来ること・女性に出来ることには物理的な違いもあります。
男女で出来ることに違いがあるということは、それぞれに結婚に求める意味には違いが出るのは当然のことでしょう。
男性が結婚する意味とは
子どもを作る
「自分が結婚したいと考えたのは、自分のDNAを引き継いだ子供が欲しいと思ったから。だって、結婚しなきゃ女性に子供産んでもらえないでしょ?自分の場合はそれが一番の意味になるかな。」(29歳・男性)
男性は自分が子供を産むことはできませんね。これは当然のことです。結婚をせずに”子供を持つ”ことは可能ですが、それは結婚して子供を持つことの何倍も難しいこととなります。
一般的には男女で愛し合い夫婦になり、お互いの遺伝子を引き継いだ子供を持ち、その成長を一緒に見守っていくということが当然の流れといえます。ですから子供が欲しいなら結婚するという意見なのでしょう。
守ってやりたいと思った
「これまで何人かの女性と付き合ってきたけど、今の彼女のことだけはなんとなく守ってやりたいって強く感じたんだ。頼りないっていうか、弱々しいっていうか…俺がいなきゃダメなんじゃないかってすごく思ってる。夫婦になれば毎日そんなアイツを守ってやれるからさ。」(26歳・男性)
この体験談は男性ならではの意見なのではないでしょうか。お付き合いしている彼女を守ってやりたいと考えたからという意見は意外に多いようです。
自分を支えて欲しいという意味があったから
「僕も今年で30歳、ずっと独身でやってきたけど食事面とか家の細々したことは正直煩わしい。仕事での立場もそろそろ中堅に差し掛かるし、仕事以外のことは奥さんに任せて自分はしっかり仕事に集中したいと考えてます。」(30歳・男性)
男性・女性に関わらずですが、一生というのは一生モノです。この先の長い人生を考えた時、仕事に集中したいと思ったら家の事は奥さんに任せて…と考える人もいるかもしれません。
意味は彼女への責任
「周りを見ると、仲間の半分以上がもう結婚しています。俺には3年付き合ってる彼女もいるんで、そろそろかなって。お互いとっくに夫婦になってもいい歳だとは考えてたし、なにより彼女への責任が俺にはあると思ってる。彼女から結婚って言葉は聞いたことないけど、ずっと待たせるのも悪いと思う。」(29歳・男性)
この体験談のように、付き合っている彼女への責任と考える男性も多いようです。もちろん彼女への気持ちは大前提ですが、長く一人の女性と付き合うのであれば、結婚しない理由も逆にありませんよね。
女性が結婚する意味とは
経済的に安定する
「こんな言い方したらズルいと思われちゃうかもだけど、結婚すれば経済的に安定しますよね?今年で5年も同棲している彼がいるんだけど、今の状態だとちゃんと結婚してる訳じゃないから生活費はフィフティフィフティ。いっても私女だし、さすがにもう食わせてもらいたいって気持ちになりますね。」(27歳・女性)
結婚して家庭に落ち着けば、女性は家のことを任される代わりに経済的に安定が見込める可能性があります。必ずしも結婚したから安泰という訳でもありませんが、少なくとも一人で生計を立てるよりは収入は2倍になるのですから生活は潤うでしょう。
周りがうるさいから
「私が結婚したのは30歳が目前だったから。親や親せきに「結婚は?まだ?」とせかされて…。でも自分でも納得して結婚しました。女だし、もっと歳とっちゃったら男性と違ってもらい手も少なくなりますからね。」(28歳・女性)
特に女性は30歳が結婚の大きな壁と考える場合が多いようです。男性と違い、付き合っている相手がいるのに25歳を過ぎても結婚の話が出ないと、周りは心配し始めます。この体験談の女性は、ご自分でもその意味を理解し、結婚に至りました。
子供を産むのが意味
「そこまで結婚とか夫婦とかにこだわってたわけでもありませんが、私子供は欲しいんです。だから長く付き合ってた彼と結婚しました。ちょっと遅かったとは思いますが、年齢的にも今がリミットだと思う。」(31歳・女性)
女性は子供を産むという年齢的なリミットは避けて通れないでしょう。平成29年の調査では、女性は一生のうちに1.4人ほど子供を産むといわれています。ですから少ないとはいえ、ほぼ大半の女性は出産を経験しているということになります。
将来自分の子供を持ちたいと考える女性なら、30歳くらいで妊娠したいと希望する人が多いのかもしれません。
単純に彼とずっと一緒にいたいから
「結婚したらずっと一緒に生活するでしょ?わたし今の彼以外は考えられなかったから結婚したんです。それで早く夫婦になりたかった!意味?そんなの好きだったからに決まってるじゃん。」(20歳・女性)
若い女性に圧倒的に多い意見はこのようなことでしょう。考えて考えて慎重に結婚をするのも悪くはありませんが、選びすぎてタイミングを逃してしまうなんてことになりかねません。この体験談の女性のように、ライトな感覚で夫婦という道を選択するのも一つの理由といえるでしょう。
「結婚とは?」「夫婦とは?」を表した名言集
アインシュタイン
「男は結婚する時、女が変わらないことを望む。女は結婚する時、男が変わることを望む。お互いに失望することは不可避だ。」
「同じことを繰り返しながら、違う結果を望む事、それは狂気という。」
お互いに希望する真意が違うということですね。愛する人と結婚したのに皮肉です。この二つは夫婦生活や男女の恋愛関係を語っています。冷静に考えれば、変化を望むのは狂気なのかもしれません。
ソクラテス
「結婚をするべきか、結婚しないべきか。どちらを選ぶにしても、後悔するだろう。」
結婚の意味や夫婦の意味を考えすぎて独身でいても、結婚や夫婦に意味を見いだし結婚しても後悔する、人間とは無いものねだりの生き物なのかもしれません。
モンテーニュ
「結婚は鳥かごのようなものだ。カゴの外の鳥は餌箱をついばみたくて中へ入りたがり、カゴの中の鳥は空を飛びたくて外へ出たがる。」
この明言は特に男性が納得できる名言ではないでしょうか。結婚する前は夫婦というものに憧れていたのに、いざ結婚したら遊びたくなる。モンテーニュは結婚を”鳥かご”と表現しています。皆さんはどう思われるでしょうか。
ニーチェ
「夫婦生活は長い会話である。」
「最上の愛の杯の中にも、苦いものはある。」
ニーチェの名言は皮肉が少なめです。彼は良い結婚に恵まれたのでしょう。結婚・夫婦について、良いものは良いと認めた上で、ほんの少しのほろ苦い部分を表している名言です。
「結婚とは?」「夫婦とは?」名言集《続き》
プラトン
「愛のない選択は、決して良い結果にならない。」
この名言は逆の意味を表しています。結婚とはそもそも愛があってするものです。したがって良い結果になるという意味なのですが、そこは素直にいわず逆の言い回しになっています。やはり結婚とはそんなに簡単なものではないということがいいたいのでしょう。
伊達政宗
「朝夕の食事はうまからずともほめて食うべし。」
昔の日本男児でも分かっているところは分かっているようです。夫婦関係を円満にいかせたいと思うなら、感謝の心を忘れずなおかつ逆らわない方が良いということです。
大庭みな子
「幸せな結婚というのは、いつでも離婚できる状態でありながら、離婚したくない状態である。」
日本女性の結婚・夫婦に対する考え方はシュールです。この名言の通り、離婚は自由ですから、それは本人達の気持ち一つということに違いありません。せっかく夫婦になったのなら、相手に”離婚したくない”といわれる結婚をしたいものです。
トルストイ
「急いで結婚する必要はない。結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。」
女性の皆さんはこの名言を見て「そんなことない!」とお思いになるでしょう。でも実際はトルストイのようなゆったりとした考えで結婚を考えても良いのではないでしょうか?人間は腐って食べられないなんてことはあり得ません。
夫婦に聞いた!あなたの「結婚の決め手」は?
恋人ではなく家族になりたいと思った
「好き!っていう恋人関係はとっくに通り過ぎた俺たち。4年付き合ってきた中に、コイツとならって思える瞬間が何回かあったんだ。もう俺もいい歳だしさ、家族になるならコイツ以外は考えられなかったね。」(28歳・男性)どの夫婦も最初は恋人関係から始まります。お見合いでお付き合いを始めた人だって、最初は恋人だったはずです。そんな恋人の時代に、”コレ!”と思う何かを相手に見つけた時、男性も女性も家族になりたいと思うのではないでしょうか。
子供が出来たから
「夫婦に意味を考えたことはありません。でも、彼との間に子供が出来たんです。最初はどうしようと思いましたが、まだ結婚前なのにとても喜んでくれた彼。あの姿を見たら、今まで考えて来なかった夫婦という意味が分かった気がしました。これが決め手かな!」(22歳・女性)
一般的な結婚の順序とは違いましたが、この女性は先に子供を授かったことで大事なことに気が付いたようです。彼との仲は順調でも夫婦という意味が分からないというカップルはたくさんいます。そんな中、この女性のように意味を知るきっかけが出来たのは素晴らしいことです。
結婚相手の意味で親が気に入ったから
「大学を卒業した頃、親が私の彼をちょいちょい気にするようになりました。なのであまり心配をかけないようにと、彼を実家に招待したんです。そしたら父がとても彼を気に入って…結婚話がトントン拍子に進みました。そういう意味で連れていったわけではなかったけど、結果オーライだったと思います。」(24歳・女性)
大学を卒業とともに絶妙なタイミングでしたね。タイミングだけでなく、やはり結婚の決めては親が気に入るかどうかも影響大でしょう。本人達がどんなに思っていても、親に反対されて夫婦になれないというカップルもたくさんいます。この体験談の女性は最初の意味は違っていたようですが、幸せになれて良かったです。
運命だと思ったから
「彼とは最初、お互いに恋愛の相談相手でした。そのうち毎日一緒に居るようになって、周りから「付き合っちゃえば?」とひやかされてたんです。そうしているうちになんとなくお互い意識するようになって…そんな時にある人に言われたんです。そんな出会いは運命だって!人生ってなるようになるなーって自分でも思う。今はとてもうまくいってます!」(28歳・女性)
とてもドラマチックなお話です。でも運命を感じる相手ってそうそう出会えるものではありません。そんな時には意味など考えずに決断するべきです。
結婚するメリットって結局何?
社会的な信用が得られる
男性でも女性でも、結婚して夫婦になり家庭を持つということは、社会人としてまっとうな生活が出来ているという目で見られることがあります。例えば男性なら、妻や子供を養い家庭を守るためにきっちりと仕事をする。女性なら妻として家の中を仕切り、子供を産み育てる。または夫婦ともに仕事を持ちながら、子供を産み育てる、といったことです。
社会的には男女とも、この結婚生活・夫婦生活ができている者が社会人として認められる・信用ができるということになります。逆にある程度の年齢になっても結婚していないと、人として何か欠けているものがあるのではないかと判断されてしまう可能性もゼロではないようです。
夫婦になると配偶者控除などが受けられる
結婚し夫婦になると、税金の面で配偶者控除というものが受けられます。これは所得が少ない配偶者を養っている側が、所得税の負担が軽くなるという税金面の控除です。ちなみに夫婦の間に子供が生まれれば、扶養控除も受けられます。
メリットはこれだけでなく、結婚したことによって、勤務先からの福利厚生(結婚についてのお祝い金・特別休暇)を受けられる場合もあるでしょう。
夫婦になると一人ではなくなる
夫婦ですから、自分の他にもう一人は最低でも暮らしの中にいることになります。ということは、「ただいま。」と言ったら「おかえり。」と返してくれる相手がいるということです。単純で当たり前のことですが、これはとても意味深いことです。ずっと独身だったらこんな簡単な受け答えもする相手がいないということになります。
夫婦として喜びが倍になる
夫婦になり家庭を持てば、楽しさを共有できる相手が家の中にいるのですから喜びは倍になります。そして、悲しく辛いことも打ち明ける相手がいるのですから半減するのです。喜びは倍になり、悲しみは半減する…これは一人では到底できないことです。喜びも悲しみも分け合える相手がいることは何よりの安心感につながり、とても意味のあることではないでしょうか。
結婚・夫婦に意味を考え過ぎない
これだけははっきりいえますが、好きな相手がいるのに結婚に踏み出せないのは結婚に対しての意味を考えすぎて一歩踏み出す勇気が出せないということになります。体験談の皆さんのお話のように、”運命”が理由でも、それはそれで素敵なことではありませんか?
分からないことを恐れて大事な人を失ってしまうなんてもったいないです。今できないことは、夫婦二人ならできるかもしれませんよ。
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