男ウケ最強「パイスラッシュ」とは？語源や男の本音・防止法も紹介！

パイスラッシュと聞くと、思い浮かぶのは何でしょうか？　筆者が最初に耳にして思い浮かんだ構図は、美味しそうなサクサクのパイに対し、華麗なナイフさばきを披露するところです。

それはそれで、人々の視線を釘付けにすることもあるでしょうが、「男性の視線」のみを釘付けにするワケはありませんよね。

実は、パイスラッシュというのは、あることをした女性の体に見られる、男性によっては少しエッチに見える特徴のことをいいます。それは一体どんなものなのか、パイスラッシュについて分かりやすく解説していきます。

パイスラッシュの意味

私たちが斜め掛けのカバンをかけるとき、掛け方は「たすき掛け」になります。女性の場合、胸の谷間にカバンのヒモが食い込むことが多く、シャツや上着が引っ張られてしまい胸の形が出ます。この時の胸の様子を表した言葉が「パイスラッシュ」です。

女性であれば、斜め掛けをすれば誰でもパイスラッシュになりえますが、特に胸の大きな女性に顕著に見られる現象です。

パイスラッシュは、「π/」や「π／（パイ、スラッシュ）」と表記されたり、「パイスラ」と略されることもあります。この「/」は、ヒモを表しているともいわれています。

パイスラッシュの語源

そもそも、パイスラッシュという造語は、どうやってできたのでしょうか？

元々「パイスラッシュ」という言葉はなく、女性の胸が強調された状態に興奮・欲情を覚えた男性たちは、「ショルダーバッグで分断されたおっぱい」という表現をして、その嗜好を伝えようとしていました。

そんな中、なかなか説明のしづらいこの現象について、2006年5月30日に「ひなき氏」という人物が、自身が管理していたウェブサイト「Dual pony」上で胸について熱く語り、「パイスラッシュ」と命名しました。それが発端だといわれています。

性的な目で見られる？

斜めがけの肩掛けカバンをかけている女性からすると、「本来の用途どおりに使用している」という感覚しかありませんが、性的に見てくる男性もいます。特に胸フェチの男性は、そういった目で見る傾向にあるといわれています。

いわゆる、チラ見えや絶対領域が好きな類の胸フェチです。パイスラッシュの場合は、たすきがけによって胸が強調されているというところにフェチを覚え、「エロい」や「萌え要素がある」といった発言が見られます。

パイスラッシュという言葉ができるくらいですので、少なくないフェチがいることがうかがえます。

とにかくエロい！

「エロいよね。自分で胸を強調してるんだから、見られてもしょうがないよね。目の前にあると見ちゃうし。でも男だからしょうがないよね」（34歳/男性/IT職）というのは、自称女性経験が少ないIT畑の男性。

目がいってしまう言いワケのような言葉も見え隠れしていますが、やはりパイスラッシュはエロいとのことでした。

また、普段から女性と接する機会の少ない男性は、特にパイスラッシュを気にする傾向にあります。

目のやり場に困る…

「出退勤時にパイスラッシュを見せつけるように挨拶してくるので、正直いって目のやり場に困った。職場の同僚が気にしていた」（29歳/男性/IT職）といったように、中には確信犯と思われるような女性もいるとのことです。

狙って行っている女性なら性的な目で見られても願ったり叶ったりでしょうが、もし気づいていなさそうな場合は、同性の同僚がソッと教えてあげるといいでしょう。

あざとい、狙ってる？

「夏に写真同好会で避暑地へ行ったとき、たまに話しかけてくる女の子のカメラのヒモがシャツに食い込んでいて、巨乳アピールしてるのかと思った」（43歳/男性/経営者）。

女性側が、それを狙っているのかいないのかは定かではありませんが、薄着になるとパイスラッシュはさらに目立つといえます。

恥ずかしくないのかな？

「自分で胸を強調してるなんて、恥ずかしくないのかな。そんなに見られたいの？」（26歳/男性/不動産業）といった手厳しい声もありました。

もちろん、自らそう思わせようとしている女性もいるでしょうが、大半の女性は利便性から斜め掛けをし、結果パイスラッシュという形になってしまっています。

女性のパイスラッシュに目がいって気にしてしまうということですが、興味がなければ気にすることもありません。つまり、少なからず彼の中に気になってしまう気持ちがあるということが分かります。将来のフェチ予備軍の可能性も否めないでしょう。

性癖にドストライク！

次にご紹介するのは、パイスラッシュに特殊な魅力を感じるという、冒頭でご紹介したようなパイスラッシュフェチの男性です。

「車のシートベルトが、彼女の胸の谷間に食い込むのがいい」（29歳/男性/公務員）という彼は、胸の大小に関係なく、シートベルトが女性の胸の谷間を絞めつける光景に興奮するということです。

それを見るためだけに、さまざまな女性とドライブデートをしているという性癖全開の男性ですが、女性側からすると、性癖が先か、彼女が先かの問題だけは解決しておきたいところです。

顔をうずめたい

最後に、こんな大胆な意見もご紹介します。「あの真ん中のヒモのところに、顔をうずめたくなりますね」（52歳/男性/管理職）

とても大胆です。欲望を包み隠さず教えてくれた感じがあります。ある種、彼自身が、重度のパイスラッシュフェチだと語ってくれているようなものです。これはもう、世の中のパイスラッシュフェチの素直な声だと受け取っても良いのではないでしょうか。

ここまでで、好印象、否定的、困惑など、いろいろな男性の反応がうかがえました。次の項目では、パイスラッシュに対する女性の意見をご紹介していきます。

全く気にしてなかった…

「パイスラッシュなんて言葉があることも知らなかった。そんなところを見られているなんて、ちっとも気にしたことがなかった」（23歳/女性/家事見習い）。

世の女性の意見では、これが一番多いといわれています。女性側からすると、斜め掛けのカバンを正しく使用しているという感覚があるだけでしょうから、男性がパイスラッシュに注目していることに意外な感覚を覚える女性が多いとのことです。

気持ち悪い

中には、パイスラッシュのことを知り、こんな風に思う女性もいます。「そんな風に性的に見られているなんてショック。肩掛けカバンが好きで愛用していたが、気持ち悪くてもう使いたくなくなった。」（26歳/女性/保育士）

普段は体型を隠すような森ガール的服装をしているという彼女は、ファンタジーや可愛いものが好きなだけに、それを性的な目で見られていたことに愕然としたといいます。

子育てでそれどころじゃない

「子供ができてから、すぐにものを取り出すことができ、両手も使えるようにと斜め掛けのカバンを使うようになった。こっちは子育てで精いっぱい。隠したり、恥ずかしがったりなんて余裕もない」（27歳/女性/主婦）といったような、母親の意見も多くみられました。

授乳をしていれば胸も大きくなり、斜め掛けのパイスラッシュが余計に目立つこともあるでしょう。しかし、常に赤ちゃんに気を配っていなければならないためか、そういった男性のフェチに構っている余裕はないとのことでした。

敢えてやっていた

気づいていて、敢えてやっていたという女性もいました。

「どちらかといえばぶりっこの友達が、男性が来る集まりには、高確率で胸の形が浮き出るセーターを着て斜め掛けをしていた。いま思い返してみると、わざとやっていたんだと確信できる」（26歳/女性/飲食業）

体を強調した落とし方は、お目当ての男性に対してなら有効だといえますが、色んな人に対して行うとふしだらな印象を与えてしまいがちです。相手を選んで行った方が良いでしょう。また、女友達そっちのけで男性ばかりにギラギラしてしまうのも要注意です。

ここまでのご紹介した中で、「見ちゃうのはしょうがない」や「フェチや性癖」といった男性側の一方的な意見がいくつか見られました。

とはいえ、性的に見られたいという女性を除くと、そういった性癖に迷惑している女性がいるのも事実です。特に、良い男友達だと思っていた人や職場の同僚から、パイスラッシュのせいで毎日のように性的な目で見られているとしたら、人間関係上大問題です。

でも、心配ご無用です。そんな悩みを解決するべく、ここからはパイスラッシュ防止法をご紹介していきます。ぜひ活用してみてくださいね。

斜め掛けせず、まっすぐ肩にかける

斜め掛けカバンを斜めに掛けるから、パイスラッシュという現象が起こります。つまり、まっすぐに掛けてしまえばパイスラッシュは起こりません。

しかし、ヒモの調節ができない斜め掛けカバンの場合は、まっすぐに掛けると長くなりすぎて歩きにくくなってしまったり、取り出しにくくなってしまったりする恐れがあります。

また、本来の斜め掛けをしたときと比べると、ファスナーやポケットの位置などが遠くなり、不便が起こってしまう恐れもありますので、明らかに見られて困っているときや、利便性を求めない場合に活用すると良いでしょう。

気になるときは、腕で隠す

ファッションや利便性、その他の状況で、どうしても斜め掛けとして使用しなければいけないこともあるでしょう。そういう時は、腕で隠すという方法も実用的です。

パイスラッシュを見ようとしてくる人間は、胸の間のヒモの部分に固執しています。つまり、見てくる相手に対し、腕などで胸の間を見えないようにガードすることで、パイスラッシュを見られることを防ぐことができます。

それでもしつこく見ようとしてきたり、周りをウロウロしたりと付きまとわれた場合は、犯罪となりますので『追随等の罪』でしれっと通報してしまいましょう。

ナップザックにする

もし、パイスラッシュでお困りで、かつ、斜め掛けの必要性がないのであれば、ナップザック・リュックサックにするのも手です。

始めは使い慣れないおそれがありますが、いつもと違うファッションを試してみるのも良いでしょう。

目の錯覚を起こすような服を着る

厳密にはパイスラッシュが見えているのですが、目の錯覚によってパイスラッシュと認識できなくなるような服を着るのも有効です。違った意味で目立つ可能性もありますが、上手く柄を見つけられれば大成功間違いなしです。

ここまで、パイスラッシュについてご紹介してきましたが、男性は女性の胸に対していろいろと気になっていることがあるといいます。

ここからは、「男性が気になっていた胸にまつわるエピソード」をご紹介していきます。

机の上におっぱいを置く

「机の上におっぱいを置く女性、あれって巨乳アピールしてるのかな？　すごくそそられます」（35歳/男性/IT職）。

とても気になる男性もいるとのことですが、女性からすると「置いている」というより「前のめりになったら乗っているように見えてしまった」という方が多いでしょう。質量的に、Gカップ以上の女性の場合は、机の上に胸が置かれる状況もあるといえます。

胸に手を置く

「胸に手を置く女性を見ると、触って感じているのかなと思ってしまう」（34歳/男性/IT職）という意見も見られましたが、これは男性のロマンが詰まった視点なのでしょうか。

ホッとしたときや、何気ないときに胸に手をやる女性（男性も）はよく見るものですが、特に胸の大きい女性の場合、胸の形に沿って手を置く形になりがちです。傍から見たら、そう思う男性もいるとのことですが、胸部上の方に性感帯がある女性は、少ないでしょう。

ノーブラで出かける

女性にとってはくつろいでいるだけですが、男性にとっては性的に気になるのが、ノーブラだといわれています。

「彼女の友達の家に寄ったとき、女性がノーブラと分かるシャツで出てきて焦った」（23歳/男性/学生）といった声や、「海外のTVで、女性がノーブラで過ごしている映像を見ると、食い入るように観てしまう」（21歳/男性/学生）という声も見られます。

かがんだ時に、胸が見えそうになる

「かがんだ時に胸が見えそうになると、つい覗き込もうとしてしまう」（49歳/男性/出版業）という男性は、少なくないのではないでしょうか。「もう少しで見える」というシチュエーションが、男性を覗き込ませてしまうのでしょうか。

最近では、かがんだ時に見えないよう、胸元を覆うキャミソールが出ているので、活用してみてもいいでしょう。

男女共にいろいろな状況がありましたが、斜め掛けのカバンを好んで使用していた女性にとっては、予期せず性的な視線を受けることになります。そんなときは、ぜひ防止法を活用してみてください。

また、意中の人がパイスラッシュフェチだったり、気になる人にアプローチしてみたいと思った方は、ここに書いてある男性が好みそうなパイスラッシュを実践してみてください。

「その性癖はよく分からない」（28歳/男性/IT職）という男性もいますので、全ての男性というより、フェチの男性に絞って活用することをオススメします。それでは、良きパイスラライフを！

バストケアだけで胸は大きくなる！

「パイスラッシュ」は男性の視線を釘付けにするようですが、貧乳の人にはなかなか難しいことですよね。痩せてなお胸が大きくなるなんていう夢のような話を実現させた人が書いた本『イメージ豊胸術【読者限定特典付き】：人生イロイロ諦め女子が15㎏痩せて４カップバストアップした美バランスの創り方』（西川恵美）には、貧乳女子の希望が詰まっています。
「正しいバストケアとは？表面にのっかっているバストではなく、バストの土台のケアです。姿勢にも、バストにも関与するのがまず呼吸筋。ここが固くなると、呼吸は浅くなります。息をするごとに横隔膜は上下運動をするのですが、動く人で約10㎝。動きにくい人は約２㎝しか動きません。この横隔膜の上下運動により、腸もマッサージされ元気になるのです。腸が下がるとお腹も下がり、それに引っ張られてバストも下がります。猫背や肩こりを放置すると、肩の筋肉が前に押し出されてバストも押し下げられていきます。広がって下がって固まった肋骨は、くびれをなくし、バストも扁平にさせます。これを元に戻すんです。バストはアンダーバストとトップバストとの差です。アンダーサイズがダウンすれば実はそれだけでもバストアップするんです。」
正しいバストケアを知ることがまず大切なのかもしれません。胸だけでなく、体全体のケアをケアすることが、バストアップに繋がるようです。また、アンダーのサイズをダウンさせることが豊胸に繋がるという点にも着目したいところです。

パイスラッシュ以外にも男性の目を引きつける方法はある？

「パイスラッシュ」以外にも、男性の視線を釘付けにする方法はいくつかあるようです。その方法が書かれた本『なぜか惹かれる、色気の理由』（真島 あみ）には、以下のような記述があります。
「シャツやジャケット、ジーンズなど、シンプルでメンズライクなアイテムを女らしく着こなしている人は、思わず二度見してしまうほど色っぽい。そんな着こなしには、ちょっとしたポイントがあります。アイテム自体はシンプルでも、少しウエストの部分がしまっているシャツや、足首の見えるパンツなど、見せるべきパーツははずさないものをチョイスします。そして、髪型を後れ毛のあるアップにしたり、赤リップなどでメイクに女らしさを取り入れてみましょう。また、シャツの胸元からさりげなくパールを見せたり、足元だけはハイヒールにしたりと、1カ所は『女アイテム』を身につけるのがおすすめです。」
女性らしさを前面に押し出すと、やりすぎ感が否めず、逆にひかれてしまうかもしれません。むしろボーイッシュなスタイルの中に、女性らしさをさりげなく取り入れたほうが、色気を感じさせるでしょう。

女性の魅力は見た目だけではない

体型やファッションなど、見た目に気を配ることで、色気を出したり、男性の目を惹きつけたりすることはできますが、女性の魅力はそれだけではありません。立ち居振る舞いがきれいな女性こそ、うわべだけでなく、本当に魅力的に映るのではないでしょうか。立ち居振る舞いの中でも、とくに気を付けたい歩き方について書かれた本『なぜ、何もしていないあの人が魅力的にみえるのか？: 日常生活に隠れているたった３つのヒント』（小山 雅弘）には、以下のような記述があります。
「観察していると、大半の方が腕を振らず手だけ振って歩いています。あなたはどうですか？バッグを持っている時は、大きく腕を振ってしまうとバッグに身体が振られて身体にストレスがかかるので腕を振らない方が歩きやすくなります。思い返してみましょう。あなたは、何のためにトレーニングしているのでしょうか？それは、あなたが魅力的になるためですよね。トレーニングをしている時だけが魅力的ではありません。日常生活が魅力的になってこそ、なのです。そして、考えてみましょう。キレイな歩き方とはどんな歩き方ですか？きっと、奇麗に腕を振って歩くイメージがあるかと思います。もしかしたら、あなたは興味がそこまでないかもしれませんが、この本を読んでいる方であれば『美』は求めているのではないでしょうか？しかし、実際、考えはあっても意識して歩けてはいません。歩行は、全身運動です。自然と腕を振れば自然と足が出ます。腕を振ることが、効率の良い足の運びにつながっていくのです。スムーズな動きは身体のストレスになりません。そのため、疲れからの回復も早く次の日にはリフレッシュした状態で仕事などに臨むことができます。この『腕を振る』という動作は、あなたが思う肩から下ではなく鎖骨からになります。さらに言うと、鎖骨でも身体の中心に違い胸鎖関節と呼ばれるところから振るイメージになります。そのイメージがあればしっかりと胸を張って歩くような感じになります。」

胸を張って、腕を振って歩くように心掛けるだけで、見た目の印象は大きく変化するようです。自信のある歩き方を身に着けて、魅力に磨きをかけたいものです。

＜参考文献＞
『イメージ豊胸術【読者限定特典付き】: 人生イロイロ諦め女子が１５㎏痩せて４カップバストアップした美バランスの創り方』（西川恵美）
『なぜか惹かれる、色気の理由』（真島あみ）
『なぜ、何もしていないあの人が魅力的にみえるのか？: 日常生活に隠れているたった３つのヒント』（小山雅弘）